イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

初島沖釣行

2020年05月08日 | 2020釣り
場所:初島沖
条件:大潮 6:50満潮
釣果:ハマチ 2匹

船底塗装が終わり、今日も早朝からちからさんに手伝っていただいて海に戻す作業だ。



前回とは違い、今日の海は穏やかだ。ちからさんに、「あわてず、ゆっくりやで。鋼管にロープを渡しておけば船は流されないからエンジンチェックできるから。」と教えてもらい降下を始めた。船体がゆっくり水面に浮かぶ。エンジンを始動させて鋼管からロープを外して船台から離れる。動画を見てみるとやっぱり焦っている。無駄にデッキの上で走り回っているのだ。

そしてその足で初島へ向かった。



和歌浦漁港から沖ノ島の灯台まで約20分。追い風参考だとはいえ、最大船速は時速28キロを示していた。塗りたてはさすがに速い。



しかし、気になることは舵の状態だ。船を降ろす前にじっくり見てみたのだが、あの、動作が重くなる原因はきっと舵の心棒がさびて膨張してしまっているからに違いないと思った。回し続けているとまた軽くなるのはその膨張したところがこすれて平らになるからだろう。
やっぱり舵を下して錆を取ってもらったほうがよかったのかもしれない。というか、その前に、土台からすべて交換したほうがいいのだろうな、きっと。
また、タカシさんに相談に行ってみよう。(でも、忙しいから相手にしてくれるかな~。)
それと、もうひとつ、スクリューに塗った塗装が今回はダメになってしまっているのではないかということだ。この塗料、相当特殊で撥水効果と粘度を保ち続けることでフジツボの付着を抑制するようなのだが、昨日の強風で表面にホコリやゴミを取り込んだまま乾燥してしまい、表面がサラサラになってしまっている。これじゃあ、フジツボが付着するのに何の障害にもならなさそうだ。この夏を乗り切るのはきっとしんどいだろう。

初島到着は午前6時45分頃。



潮は引き潮にかかっているのでムシクイ前は下り潮だろうと思いそこからスタートしたのだが、ここはまだ潮が上っている。ここでアタリがあればホウボウの可能性が高いのだがしばらくやってみてもアタリはない。他の釣り船は島の南側に集まっているので僕もそちらへ移動。まわりの船はチョクリをやっていたりジギングをやっていたりと多彩な釣りをやっている。ジギングの船は何かを掛けたらしく、時間をかけてやり取りをしているが魚の姿を見ることはできなかったようだ。

 

ここはゆっくりだが潮は下っている。魚探にはいくつかの反応が出ている。しばらくしてタイラバが落ちている最中にかすかなアタリ。途中までは大した引きではないのでチョクリで釣れるようなアジかサバだろうと思っていたのだが、途中からだんだんと引きが強くなってきた。上がってきたのはハマチだった。何かを食べているのか、おなかがでっぷりとしている。
それ以上アタリが出ないので少し北側の起伏の激しいところに移動。ここでは反応がいい。いいというよりもこの反応は大きな魚ではなくて小魚の群れのようだ。



きっとその周辺には大きな魚もいるだろうとタイラバを下すけれどもアタリはない。そのうちに小さいながらもボイルが見られるようになった。これは間違いなくハマチだ。こういうのを見ていると、キャスティングの用意も持ってくればよかったと思うのだが、こういうときのためにヒコーキがある。さっそく仕掛けを取り出しボイルの中に入っていく。しばらくして方向転換をしたとき、アタリがあった。後ろを向いてヒコーキの位置を確認しながら方向転換していたのでヒットの瞬間を見ることができた。大きなヒコーキがボコッと沈み込んだ。

今日はもともと船を走らせるためにやってきたので2匹あれば十分だ。叔父さんの家に持っていく分もある。それに昼前から風が強くなる予報なので午前9時に終了。


休日の間に研ぎに研いだ包丁は飛び切り切れるようになった。刃に触れただけでも切れてしまう。気付かないうちに指先が切れていた。名刀で、胴体を切られた相手が気が付かずそのまま歩き続けたというのがあるけれども、まさにその境地だ。ふつうはくそ~って思うのだが、今回は我ながらすごいと感嘆するのである・・。

コメント
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