場所:加太沖
条件:大潮 6:08満潮 10:24干潮
潮流:7:02 上り2.9ノット最強 10:42転流
釣果:真鯛 カワハギ タチウオ 各1匹
連休の最終日、この秋の2回目のひとり遠足として白浜への釣行を考えていたのだが、今日は奥さんが車を使うという。1台を二人で共有しているのだから仕方がない。遠征を諦めてイカ釣りにでも行こうかと午前4時に起床。いつも見ている第5管区海保の友ヶ島灯台の海況を見てみると風は4メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/a9/98fa3c393e53fea78984a36c291973a5.png)
この天気なら加太まで行けるのではないかと急きょ道具を取り替えて家を出た。
西の空には大きくてちょっと不気味な色の満月が没しようとしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/66/305f0cc6afe64fefece6ac4e1f213a9f.jpg)
今思うと、今日のパッとしない結果を予想しているかのようであった。
一文字の切れ目を越えると思いのほか波が高い。昨日の荒れがまだ残っている感じだ。多分小船で出ていればすぐに退散というところだろう。紀ノ川河口にさしかかるともっとひどくなってきた。「なつぞら」総集編の後編をゆっくり見ようかと引き返したが、住金の護岸に隠れると波がない。これくらいだったら行けるんと違うかとまた加太へ舳先を向ける。そんなことを3回ほど繰り返しただろうか、ほかにも出撃してゆく船もあり、僕はチキンじゃないんだと自分に言い聞かせ四たび針路を加太に向けた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/94/04067b299cf2728acaf9755e1e7c72f6.jpg)
しかし、こんな日に加太へ行ったことはあっただろうかとメモリーの少ない頭のお中のデータベースをまさぐっても途中で引き返した時のものしか出てこない。
ただ、波は高いけれども風は確かに大したことはない。帝国軍奥深く侵入できない同盟軍に混ざって仕掛けを下すがアタリがない。転流時刻の前にはナカトシタまで入りたい。帝国軍の少ない場所に強襲して仕掛けを下すとアタリが出た。
小さいけれども真鯛を取ることができた。これで4連休は2勝1敗でなんとか勝ち越した。
それから間もなくまたアタリ。しかしなんだか変だ。真鯛でも青物でもない。上がってきたのはスレで掛かったカワハギだ。スレでもなんでもいい、これはいい獲物だ。そして、神様が、いつまでもタチウオのこだわってんともっと美味しい獲物もあるで~。っと言っているようだ。
鮎でいうなら、背掛かりだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/62/3b72ab60a278f07887217051c9fd9fc7.jpg)
日が昇るにしたがって風が弱くなってきた。これは中の瀬戸を突破してタチウオポイントに行けるのではないかと北上。相変わらず波は高いが風が緩いので前進はできる。ポイントには7,8隻の船がいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/89/a31909ecbb23a50b0c5f8e6cb4ba80bf.jpg)
仕掛けを下すがアタリがない。僕の船の周りにはなぜだかウミネコがたくさん浮いている。きっと奴らは、僕が、アタリがないことに飽き飽きしてすぐにイワシを放り投げてしまうのだろうと待ち構えているに違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e0/ebfeb6411170c36437e08a3f21a71cbf.jpg)
はたしてその通りになってしまった。
せっかく刺身にもできるほど新鮮なイワシを用意したけれどもほとんどをウミネコのエサにくれてやってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/6f/a9af068f6f8a858c894a82aed5abc66a.jpg)
時間を経るごとに風と波は穏やかになり、帰途は快適そのもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/45/ba6f5f0021b9537361a2ab1eb2d49d70.jpg)
あと5時間、天気の移り変わりが早かったらと悔やむのである。
条件:大潮 6:08満潮 10:24干潮
潮流:7:02 上り2.9ノット最強 10:42転流
釣果:真鯛 カワハギ タチウオ 各1匹
連休の最終日、この秋の2回目のひとり遠足として白浜への釣行を考えていたのだが、今日は奥さんが車を使うという。1台を二人で共有しているのだから仕方がない。遠征を諦めてイカ釣りにでも行こうかと午前4時に起床。いつも見ている第5管区海保の友ヶ島灯台の海況を見てみると風は4メートル。
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この天気なら加太まで行けるのではないかと急きょ道具を取り替えて家を出た。
西の空には大きくてちょっと不気味な色の満月が没しようとしていた。
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今思うと、今日のパッとしない結果を予想しているかのようであった。
一文字の切れ目を越えると思いのほか波が高い。昨日の荒れがまだ残っている感じだ。多分小船で出ていればすぐに退散というところだろう。紀ノ川河口にさしかかるともっとひどくなってきた。「なつぞら」総集編の後編をゆっくり見ようかと引き返したが、住金の護岸に隠れると波がない。これくらいだったら行けるんと違うかとまた加太へ舳先を向ける。そんなことを3回ほど繰り返しただろうか、ほかにも出撃してゆく船もあり、僕はチキンじゃないんだと自分に言い聞かせ四たび針路を加太に向けた。
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しかし、こんな日に加太へ行ったことはあっただろうかとメモリーの少ない頭のお中のデータベースをまさぐっても途中で引き返した時のものしか出てこない。
ただ、波は高いけれども風は確かに大したことはない。帝国軍奥深く侵入できない同盟軍に混ざって仕掛けを下すがアタリがない。転流時刻の前にはナカトシタまで入りたい。帝国軍の少ない場所に強襲して仕掛けを下すとアタリが出た。
小さいけれども真鯛を取ることができた。これで4連休は2勝1敗でなんとか勝ち越した。
それから間もなくまたアタリ。しかしなんだか変だ。真鯛でも青物でもない。上がってきたのはスレで掛かったカワハギだ。スレでもなんでもいい、これはいい獲物だ。そして、神様が、いつまでもタチウオのこだわってんともっと美味しい獲物もあるで~。っと言っているようだ。
鮎でいうなら、背掛かりだ。
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日が昇るにしたがって風が弱くなってきた。これは中の瀬戸を突破してタチウオポイントに行けるのではないかと北上。相変わらず波は高いが風が緩いので前進はできる。ポイントには7,8隻の船がいる。
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仕掛けを下すがアタリがない。僕の船の周りにはなぜだかウミネコがたくさん浮いている。きっと奴らは、僕が、アタリがないことに飽き飽きしてすぐにイワシを放り投げてしまうのだろうと待ち構えているに違いない。
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はたしてその通りになってしまった。
せっかく刺身にもできるほど新鮮なイワシを用意したけれどもほとんどをウミネコのエサにくれてやってしまった。
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時間を経るごとに風と波は穏やかになり、帰途は快適そのもの。
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あと5時間、天気の移り変わりが早かったらと悔やむのである。