まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

Jリーグでの「仕切り直し」

2009年10月07日 | ブログ

ここ近年では最大級の勢力といわれている台風18号が本州に接近・上陸という。私のいる尼崎もそろそろ風雨が強くなってきた。関西・東海では明日未明から午前中にかけての通過という。通勤に影響がなければいいのだが・・・。

台風といえば、この夏の台風9号で大きな被害を受け、先日までJR姫新線が不通となっていた兵庫県の作用町。今回の台風18号で新たな被害が出やしないかと心配である。作用町に限らず、全ての地域で無事に被害なく通過するように祈るばかり。

さて、台風のニュースの合間のスポーツニュース。この夏の雨の影響を受けたJリーグ鹿島対川崎の再試合が行われたという。

サッカーをほとんど全くといっていいほど見ないので、雨天中止の試合か何かが行われたのかなと思ってみていると、これが「途中中断した試合の続きから」というものとか。

ニュースによれば、試合が中断したのは後半29分で、その時の状態に限りなく近い状態から再開したという。だから今日の試合は前後半90分ではなく、後半の残り16分だけが行われたことになる。

・・・こういうのって、ありなんや。

例えばプロ野球ならば、5回表終了前ならばその試合はノーゲームとなり、後日最初からの再試合となる。記憶に新しい高校野球も翌日に再試合。だからこの試合も0分からの再試合かと思っていたのだ。

中断前の状態に限りなく近い形で再開するので思い浮かんだのは、相撲の「水入り」。この時は水入り後、行司やら審判員やらが組み手の位置、土俵の位置を事細かに再現するよう確認しあい、行司がポンと背中を叩いて取り組み再開となる。今回のサッカーの試合はこちらの状態に近いのだが、正確にいえば「仕切り直し」ではないな・・・(まあそれは言葉の問題ということで置いておく)。

Jリーグのチェアマンは「公平性」ということでこの措置を決めたというが、理屈としては公平だと思う。ただ選手としてはやりにくいだろうなとも思う。

それにしてもJリーグのサポーターというのは熱心で、わずか16分の試合を観戦するために、地元鹿島のサポーターはともかく、川崎からわざわざバスなどで乗りつけたサポーターが多いのに驚きだ。川崎だからまだ行ける人も多かったのだろうが、これが遠いチームならどういうことになっていたか。でもまあ、それでも観戦するのだからこそサポーターと言えるのだろう。「サポーター道」というのはそういうものなのかな。

こういう人からは新たな入場料を取ったのだろうかと思ったが、ネット記事によれば中断試合の半券でもってそのまま入場できたという。ただ運営スタッフのことなどを考えれば主催チームの鹿島にとっては何がしかの「持ち出し」となってしまったことだろう。

このような措置を野球で行うことは可能だろうか。時間制のスポーツでできたのだから、野球のようにプレーの合間が一つ一つ切れ目になっているスポーツならば、どこかの時間で中断されたとしてもその時の状態で復元することは容易だと思うのだが、どうだろうか・・・・?

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