それにしても、エライ本を見つけてしまった。
「日本の特別地域・足立区」(昼間たかし編・マイクロマガジン社)というもの。「地域批評シリーズ」とかいうやつの第1弾だとか。そんなに特別地域なんかいな・・・・。
かくいうまつなるも、最寄り駅に消費活動は葛飾区で行うが、住民票上では足立区民62万人の一人である。葛飾区には「こち亀」があるが、足立区の名前がそのままズバリ書名になっている本というのは、そう目にするものではない。
よく、東京は何もかもが画一的だ、という人がいるが、実際に住んでみると23区の間でもさまざまな表情があるし、東京都民の間ではそれぞれの区に対するイメージというのを持っているようである。
その中で足立区といえば、庶民的という言葉の反面、「貧乏」「ヤンキーが多い」「ガラが悪い」「犯罪が多い」「教育レベルが低い」「物価が安い」・・・などというイメージを持たれている。最近での「格差社会」の「下層社会」の象徴のようにいう人もいるとか。
この一冊は同じ東京23区でも全くイメージの異なる港区と杉並区との比較をする形で、さまざまな側面からそのイメージを科学的に立証・・・じゃなかった客観的に分析を試みたものである。先に記したマイナスイメージに対して否定できない面もあれば、「意外とそうでもないよ」といってみたりもするのである。
足立区民といってもここの生まれではなく、転勤で住むようになった者にはまだ足を踏み入れたことのない地域もあり、この一冊で町の概況というものを知ることになる。読み通してみて、まあ足立区も住めば都、まだ発展途上でこれから街の様子も変わるだろうな・・・というのが感想。
それにしてもこの「地域批評シリーズ」、後に続くのだろうか。何だか景気の悪そうなところが続きそうな予感がするなあ・・・・。次は夕張か??
詳しくはここでは書けませんが、
同業者としてこの知り合いの職場の話に驚かされます。
金八先生とか、アツキヨの北千住駅ライブとか、
いいイメージもあるんですけどねえ。