まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

徳島散策・1~気動車と水の都

2011年05月01日 | 旅行記G・四国

29日、快晴の徳島駅前に降り立つ。ここから夜まで散策ということであるが、徳島の観光名所について予習をしてきたわけではない。初めての散策ということで観光地図片手にぶらつくことにする。

まず向かったのは徳島中央公園。駅のすぐ裏手にこんもりとした丘があり、こちらが徳島城の本丸跡だという。博物館もあるというので行ってみることにする。

Dscn7903 駅前の道路から公園への近道として、歩行者専用の跨線橋がある。ちょうど徳島駅の構内を見渡すことができ、駅の裏手に停車している気動車も観察することができる。新旧いろいろな形式の車両があるが、ふと「日本で唯一"電車"が走っていない県だったな」ということを思い出す。

Dscn7908 徳島城は蜂須賀氏の居城であり、北を助任川、南を寺島川に挟まれた中洲に築城されたとある。寺島川というのがあったかいなと思ったが、現在のJRの線路がまさしくそうだという。現在は石垣と表御殿の庭園を残すくらいだが、地元の人たちがのんびり散歩したりジョギングしたり、ベンチに腰かけてのんびりしたりという憩いの場になっている。屋敷風の建物である博物館では蜂須賀家に伝わる書画の数々や、当時の阿波国の地形図や、文献をもとに作られた徳島城のジオラマなどが展示されており、徳島の近代史が一通り理解できるようになっている。

Dscn7910 本丸のあった城山のふもとにはSLが展示されていた。小ぶりながら駅舎とトンネルの入口もこしらえられており、ちょっとしたモニュメントになっている。

Dscn7915 そこではちょうど3匹の猫が日向ぼっこ。近所の子どもが餌をやっており、通りがかる人も頭をなでていく。何とものんびりした光景。

Dscn7918 このあたり、ちょうど徳島駅の裏側にあたる。先ほど見た気動車も間近にあり、お好きな方には結構たまらないスポットかと。うーん、気動車に乗ってどこかに出かけたくなってしまう。

Dscn7900 もう一度駅の表側に回る。時間的にもそろそろ昼食どき。昼食はやはり徳島ラーメンかな。ということで、以前にも来たことがある駅前すぐの「麺王」へ。醤油とんこつベースの濃厚なスープに、博多流の細麺、固めでいただく。人気の店のようで私が行ったときはほぼ満席状態。

腹ごなしを兼ねて今度は新町川のほうに歩く。親水公園として水を使ったオブジェなどもあり、こちらも市民の憩いの場となっている。

Dscn7948 その一角に「ひょうたん島周遊船」という看板。何でも30分の遊覧船ということで、料金は保険料名目の100円のみ。ソファーが並ぶ小型船がもやってあり、面白そうなので乗ってみることにする。

Rscn7934 徳島は「心おどる水都」というキャッチコピーもあるとか。四国三郎・吉野川を中心に、その支流が作り上げた三角州にある町。「ひょうたん島」というのは、先ほどの助任川、そしてこの新町川で囲まれた中洲がひょうたんの形に似ていることから呼ばれているそうだが、ここまで「水の都」だったとは意外である。

Dscn7928 この「ひょうたん島」と外との間は大小19の道路橋、2本の鉄道橋で結ばれている。周遊船は水しぶきを上げながら、次々とその橋の下をくぐっていく。放送などで橋の紹介があるわけではないが、東京の隅田川、大阪の大川の遊覧船とはまた違った面白さだし、橋のすぐ下をくぐる迫力もなかなかのもの。川の上から見る街並みというのもまた新鮮な感じがする。

Dscn7942  また、河口近くにはヨットハーバーがあり、まだマリンスポーツの季節ではないがずらりとヨットが並ぶ様も情緒ある。ひょうたん島の一周30分の航路はあっという間に過ぎたような気がする。これ、特に夏などは川涼みとしてよろしいんではないかな。

Dscn7937  一周して新町川の水際公園に戻り、この後は徳島のシンボル、眉山に登ることにする・・・・。

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