まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

近畿三十六不動めぐり始めます

2017年09月20日 | 近畿三十六不動
9月20日は秋の彼岸の入り。23日は彼岸のドラゴンズ・・・もとい中日ということで、別にそれに合わせるわけではないが、新西国めぐりを終えたことで、関西の新たな札所めぐりを始めることにする。もちろん、西国2巡目に四国八十八所めぐりも続いていて、行き先が野球まみれならぬ寺まみれになるわけだが・・・。

観音信仰、弘法大師信仰というのがこれまでの札所めぐりのベースにあるのだが、不動明王というのもあちらこちらの寺で祀られている。本尊が他の仏様でも、本堂の片隅に安置されていたり、境内のどこかに不動堂があったりする。災難を逃れる、厄を払うということで手を合わせる対象である。実は私の勤務先でも、定期的に安全祈祷ということである寺にて不動明王に手を合わせている。

そういうわけで、各地方に不動尊霊場というのがあり、もちろん関西にもある。今度はそれを回ろうというものである。その名も近畿三十六不動・・・。

近畿三十六不動めぐりは新西国よりも新しく、1979年に発足とは私の年齢より若い。近畿2府4県を対象に、古寺顕彰会というところが中心となって36の寺院を選定した。宗派にこだわらず、不動明王を本尊かそれに準じて祀っているところが選ばれたという。この36という数は、不動明王の家来である眷属三十六童子から来ているとされ(なぜ眷属が36体なのかは置いておくとして)、これを3倍すれば108で煩悩の数と同じである。まあ、言い伝えはいろいろあることで、とりあえず不動明王に関係のある数字で構成されているということだけ知っていればいいのではないかと思う。

その近畿三十六不動めぐりにはどんな札所があるのか。エリアごとに並べると・・・、

・天王寺(四天王寺、清水寺、報恩院)

・東住吉(法楽寺、京善寺)

・大阪キタ(太融寺、国分寺)

・豊中宝塚(不動寺、中山寺)

・神戸(大龍寺、無動寺)

・神戸北(鏑射寺)

・高槻(安岡寺)

・嵯峨(大覚寺、仁和寺、蓮華寺)

・大原(三千院)

・左京(曼殊院)

・東山(聖護院、青蓮院、智積院)

・竹田(不動院)

・醍醐(醍醐寺)

・山科(岩屋寺)

・大津(円満院)

・比叡山(無動寺)

・湖西(葛川明王院)

・寝屋川(明王院)

・生駒(宝山寺)

・吉野(如意輪寺)

・天川村(龍泉寺)

・河内長野(明王寺)

・泉佐野(七宝瀧寺)

・和歌山(根来寺)

・高野山(明王院、南院)

これまでにも訪ねたことがあるところもあれば、名前じたい初めて聞くところも多い。これまでの西国、新西国と比べると、回るエリアの円は小さい。大阪や京都の市内に結構固まっているのも大きい。

で、これをどう回るか。今回も「くじ引き&サイコロ」方式を取ることにする。1番の四天王寺、36番の南院がある両エリアは最初と最後にするとして、後はランダムに決める。1回で1ヶ所というところも結構あるので、まあ、ぼちぼちと行くつもりである。

この近畿三十六不動も、新西国と同じく四天王寺から始めることになる。さて、どういう札所めぐりがこれから広がるのだろうか・・・・。
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