11月26日、「サロンカーなにわ」に金沢から新大阪まで乗るために北陸線で北上した。北陸新幹線の開業にともない第三セクターに移管されるJRの北陸線として乗車するのが最後ということもあり、「サロンカーなにわ」には初めて乗ることになる(この客車列車も製造から40年を迎え、この先いつまで走ることができるやら)。
せっかく金沢に行くからには、少しだけでも金沢の街をめぐることにしよう。金沢に来るのはいつ以来だろうか。限られた時間をどうしようかと思ったが、結局はポピュラーなところで町の中心部に行くことにする。
その前にコンコースを歩くと、大相撲力士の等身大パネルが並ぶ。いずれも石川県出身の輝、遠藤、そして炎鵬。輝と炎鵬の身長差がよくわかる。このパネルが登場したのは2021年とのことだが、炎鵬はケガのため三段目まで番付を落としている。その間に、石川県出身力士としては大の里が初場所での新入幕が確実で、欧勝海の新十両が決定している。また先日の全日本アマチュア相撲では金沢学院大学の池田選手(同じ石川県出身の竹縄親方(元栃乃洋)のおい)が優勝するなど、石川県も相撲どころである。
まずは金沢駅の兼六園口のもてなしドーム、鼓門に出る。今、金沢のシンボルとしてこの鼓門が挙げられることも多いと思う。兼六園は日本三名園の一つであるが、以前訪ねた時の印象としても、シンボルとしてのインパクトはなかったように感じられた。その意味では、鼓門は金沢に来た記念撮影スポットに適している。多くの観光客であふれていて、カメラやスマホを向ける人が横に列をなしている。
さてここからだが、中心部の主要スポットを巡る「城下まち金沢周遊バス」が便利である。1日フリー乗車券もあるが、都度乗車でも各種交通系ICカードに対応しており、ふらりと乗ることもできる。
そして向かったのは、ひがし茶屋街。もう、ベタな金沢観光である。
町並みにある店に入ってお茶するとか、少し早い昼食とするとか、買い物するとかすれば茶屋街の風情を楽しむことになるのだろうが、まあ、一通り歩くだけである。老若男女、洋の東西、さまざまな人がぶらついている。
この町並みなら、兼六園よりも「金沢に来た」ことがわかりやすいのではないかな。どこかの店に入るわけではないが、とりあえず通りを一回りする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます