まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

甲府へ出陣・1

2007年11月15日 | 旅行記C・関東甲信越

先日甲府へ行くことがあった。関西から「大河ドラマもやっていることだし、武田信玄ゆかりの地をめぐろう」ということでUさん、Sさんのお二人が甲府に来るというので、私もそれにご一緒することにしたものだ。

当日、甲府地方の降水確率は60~70%。聞くところではUさんもSさんも自他共に認める「雨男・雨女」とかで、雨雲と旅を共にし、時には台風を連れて回るとか。「こうなればまつなるさんだけが頼りです」と言われても、かくいう私も雨晴半々の確率で出くわすからな・・・。「曇り男」とでもしておきますか。

Pb114909前日から甲州や信州をウロウロしている二人とは甲府駅で合流することにして、新宿高速バスターミナルに向かう。新宿に行くことはほとんどなく、高速バスターミナルも初めてだったので少し迷ったが、無事に甲府駅行きのバスに乗り込む。乗客も定員の半分くらいとまずまずの乗車率。どんよりして時折雨も降る首都高速から中央道へと入る。中央道といえば混雑するというイメージを持っているが、この日はスムーズに進み、多摩を抜け甲州の山に分け入る。いつしか雲の隙間から太陽も顔を出すようになり、雨の予報が外れそうな予感。

バスが笹子峠を越える頃、Uさんから携帯にメールが来た。バスの着時間と待ち合わせは10分差だが、「ここまで順調に進んでおり、時間通りに着けそうです」と返信した。

Pb114910・・・しかし送信した直後に、前方のクルマが渋滞を知らせるハザードを点灯させた。途端に渋滞、運転手も「この先遅れます」とアナウンス。慌ててUさんに追伸のメールを送信。この後の列車・バスの時間のこともあり、私が遅れてもSさんと先に予定を進めるよう伝言する。幸いしばらくノロノロ走り、峠を越えると渋滞も解消されたが、甲府駅に遅れて着くのは確実で、甲府から塩山まで乗る予定にしていた列車にも間に合わない可能性が高い。

ただ幸いなことに、今私が向かっているのが西方向、甲府から塩山へは東方向に向かう。またバスもノンストップではなく、石和温泉や、山梨学院大学にも停車する。それぞれ石和温泉駅、酒折駅に近いはずで、結局石和温泉で下車。ここから500mほど歩けば駅に出る。ここなら塩山に向かう列車も捕捉できるはずで、その旨をUさんに伝言。やれやれ。バスというのはこういうリスクがつき物だから、予定を立てるときは余裕を持たないとね・・・。

Pb114913石和温泉駅に列車がやって来た。ここで無事に二人と合流。心配させて申し訳なかったです。ただそんなことより、お二人がご機嫌なのはいつしか晴天になったことだろう。折り畳みではなく長いビニール傘を持ってきた私が逆に場違いな感じ。雨男雨女がいて晴天ということは私のおかげということになってしまった。かえって困惑するな・・・。

Pb114914塩山駅着。ここから乗るのは今年のNHK大河ドラマ「風林火山」にあわせた各種観光イベントにあわせて山梨交通が運行している甲斐路めぐりバス「風林火山号」である。バスといっても頻発しているわけではなく、これに乗り遅れないようにとやきもきしていたのだ。Uさんが先に一日乗り降り自由500円のフリーパスを購入してくれており、早速これに乗る。

まず向かうのは、武田家の菩提寺である恵林寺である・・・・。

コメント