弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

そういえば最近は弁護士連名の通知書をみなくなったな…

2017年08月28日 | 法律情報
複数名(5名以上)の弁護士名が連記してある通知書を受け取り、


「こんなにたくさんの弁護士がついて、大丈夫なんですか!?」


と焦っているご相談者をよく見かけるのですが(※)、最近、弁護士名が複数連記されている


パターンを見なくなりつつあります。



※この種のご質問を受けた場合、通常は1~2名しか事案を把握しておらず、
担当と明記されていない弁護士は”お飾り”にすぎない可能性が高いので、
大丈夫ですよとアドバイスしたりします。




そういえば、つい1ヶ月くらい前だったかと思うのですが、日弁連から


◆対外的に代理人として表示した以上、内部的に当該案件を担当していなくても

案件処理に問題があれば連帯責任を負う。


といった趣旨の通達が出されていましたので、その影響もあるのかなと思ったりもします。





私も以前は複数の弁護士が所属する事務所で勤務していたときがあり、


まったく案件にタッチしていないにもかかわらず、突然相手からの電話応答を


させられたという経験があります。


個人的には内容も知らない案件に自分の名前が勝手に入っているのは


正直抵抗感があるので、こういった通達は歓迎すべきことではないかなと思います。

(また、通知書等を受領した側もいらぬ心配をしなくてもよいという意味で

よいことなのではないでしょうか)






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