ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

石破氏は、自民党離党の過去を隠ぺい

2018-09-18 09:42:48 | 時事
 自民党員である友人から、総裁3選を目指す安倍首相の「責任、実行。平成のその先の時代へ」と題した党員向けの政策ビラを頂きました。(私は所属政党なし)



 ビラの表面には、「安倍晋三 5つの決意」と題して、政策の柱が掲げられています。(1)頑張った人が報われる経済成長(2)すべての世代が安心できる社会保障改革(3)美しいふるさとを守り、次世代へ引き渡す(4)地球儀を俯瞰する外交のさらなる展開(5)憲法を改正し、新しい時代を切り拓くーーの5点です。
 最後の(5)は、ここだけ説明文がすべて青の太字で、「自衛隊の明記、教育無償化など先の衆院選で公約した4項目につき、次の国会に自民党としての憲法改正案を提出できるよう、党を挙げて取り組み、早期の発議を目指す」と書かれています。

 次に、裏面には「数値で見る安倍政権の6年」と題して、アベノミクスの成果が列記されています。

・名目GDP:493兆円から551兆円へ(過去最高)
・正社員有効求人倍率:0.50倍から1.13倍へ
・国地方・税収合計:78.7兆円から102.5兆円へ(地方の税収は過去最高)
・中小企業の倒産件数:12100件から8400件へ(27年ぶりの低水準)
・農林水産物輸出:4497億円から8071億円へ(5年連続で過去最高を更新)
・外国人旅行者数:836万人から2869万人へ
等々です。

 経済で結果を出したうえで、憲法改正による日本再建を、という道筋を着実に歩んできていることが分かります。
(特設サイトが開設され、詳しい内容が載っています。
https://abeshinzo.jp/sousaisen/)

 一方、対抗馬の石破茂氏も「石破茂総裁選特設サイト」を開設しています。「正直、公正、石破茂」という文字を打ち出し、各地での講演の録画や主要政策等を掲げ、こちらも熱気と迫力があります。
https://www.ishiba.com/sousaisen/
 だが、特設サイトの下段にあるプロフィルを見ると、自分がかつて自民党が野党だった1993年に、党の方針に反して「政治改革関連法」に賛成し、それを機に離党し、小沢一郎氏(自由党代表)らと新進党結党に参加した事実が書かれていません。都合が悪いことは隠そうという魂胆でしょう。これでは、「正直」ではなく「不正直」、「公正」ではなく「不公正」です。

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