岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

衣装のお召替え

2016-04-25 21:16:16 | いなか暮し

  桜に続くこの花はひときわ鮮やかに咲く。 嫌いではない・・・・が名前が気に入らない。
  自分のことを名指されている気がする。     バラ科ボケ属 ボケ(木瓜)

 桜田門外の変の万延元年生まれの我が家の二代目、申松は彫刻や漆塗りをよくこなし、お膳やお椀、仏壇までも作ったと昔おばあさんから聞いた。
 大正4年、屋敷内に井戸を掘り、良い水を掘り当てた。
 そのお礼もあったのだろう、鎮守の八幡さまに得意の彫刻で、神さまの仮の姿と言われる権現さまを彫って奉納した 申松55才。

 今から100年前の出来事である。
 以来その権現さまのご衣裳を我が家では代々奉納するという習わしがある。

 前回は昭和50年代に衣装お召替えして30余年、近年は花巻祭り権現舞パレードなどの出番が多く衣装も大分くたびれたので、今年、旧3月15日の八幡様のお祭りに合わせて小学2年の孫が奉納した。
   先祖が権現さまを奉納して100年、なぜか孫がお神楽が好きになり去年から神楽を習い始めた。

 いつの日か、先祖が100年も前に彫って奉納した権現さまを、孫の手で権現舞を舞うことがあるかもしれない・・・・
 

 

コメント
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