写真は銚子の対岸、茨城県・波崎港。雨上がりのある日、非常にいい雰囲気でありました。漁港は水揚げで賑わった風景で無いと寂しいですが、戦場のような水揚げの時の慌しさが一段落し、閑散とした漁港にもまた何とも言えない郷愁が漂って参ります。さて先日。かつての上司から励ましのメールを賜りました。何気ない会話の後に出てきたもの“真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳ばかり...” かつて上司の席の後ろに貼ってあり、毎日読めと言われておりました....。確かに真剣じゃないと知恵は出てこない。中途半端じゃなけりゃ愚痴も出ない。いい加減で無ければ言い訳もでない。その通りです。これを聞いていたのはサラリーマン時代、いくら真剣にやってます。と言ったところで日々流されていく自分を制御できず、年齢を重ねるごとにズルくなる。ズルさは処世の一環よ。なんて知ったようなことを抜かしたところで、気付かぬうちにアリ地獄...。どんどん“無能”になっていく訳です(ピーターの法則) 自らは安全地帯にいて、銚子の零細商店なんて魅力無いし...と深層心理のどこかでバカにしていた自分が、零細商店で活動を始めて早2年。恵まれた境遇にいたにも関わらず、出てきた言葉は愚痴の嵐だったな~と思い出すに、目から火が出るような恥ずかしさを覚えます。心の底でこんな仕事なんてと思っていた自分が全くの無力である事を知り、その零細商店の方々の真剣な日々の活動の産物として生まれる知恵の数々に救われている現在の私であります。で、生き方という事を日々思うに至り、銚子など地方都市の魅力に益々気付き始めております。短期的に苦しみが倍増したとしても、それを補って余りある将来像を描く事が出来る..。これ断言できます。真剣な日常から出る知恵の数々は、お金で買うことは不可能であります。この過程を飛ばしてすべてお金で買ってしまおうとするその姿勢が、中途半端さやいい加減さの水源地かと。東京の仲間から、会社の愚痴めいた事を良く聞かされます。今まではそうだ、そうだと一緒になって追従していれば良かったのですが、今の立場では全く反対の事を申し上げております。まあ半分は自らに向かって言っているのですが....。マイナスの言葉を吐き続ければマイナスの未来が到来する。プラスの事を思い、それを口に出す。想念と発声という言葉も賜りました。これ、洋の東西を問わず、人類の叡智の結晶、不朽の教えだと思います。ポジティブ志向は疲れるし、それを聞いて傷つく人もいるんですよ。そういう声が有ることも承知しております。でも真剣じゃないと知恵は出てこないんですよね....。知恵が出てこないと地方都市は消滅してしまう....(個人もですが...)。その端緒が見え隠れする今日この頃であります。
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