銚子港・二艘巻きにて、ブリの水揚げが盛況であります。写真のサイズをブリと表現すると
クレームになりますかね...。写真・正確にはイナダ(ブリの幼魚)かと思います。銚子港でも
10kgを越えるような立派なブリが揚がることがありますが、多くはイナダ、ワラサ...。
ではイナダ、ワラサはブリに比べて劣るのかと言えばそうではなく、出世魚のブリが、その
成長過程で辿る、世代を示しているに過ぎません...。先日掲載の世代の話題とも重なりますが
たまたまイナダ、ワラサの時代に網に入ってしまった...だけ。
ブリと言えば、富山県・氷見の寒ブリがあまりにも有名であります。業界紙によると、今年は
非常に豊漁で、コロナ禍にて需要は弱いものの、それ以上に全国的に出回り量が少ないために
相場は堅調とのことでありました。氷見の寒ブリ、市場価格で1本数万円の最高級ブランド...。
氷見は定置網。銚子は巻き網。山岳地帯から栄養豊富な川の流れが注ぐ富山湾と、何も遮るもの
のない太平洋...。異なる条件下であってもブリはブリ...。生まれる場所を選べないのと一緒で...。
ただし氷見のブランド力...。ブランドとは地域の生き様のこと。その最上のお手本であります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます