銚子・角巳之・三代目

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真珠湾

2008年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_4088 戦争を避ける方法が他に無いなら、機動部隊による真珠湾攻撃は私の信念でやる....。最後の最後まで開戦に反対し続けた連合艦隊司令長官・山本五十六の言葉....。日本と米国の実力差を誰よりも知っている人物。戦争は絶対に反対。なれど自らの職責は....。先制攻撃を加えて米国太平洋艦隊に足止めをかけ、早期和平に...。しかしながら.....。世の中、100年に一度の経済危機だと言われております。太平洋戦争の遠因も、1929年、米国発の世界恐慌かと....。その後、各国は保護主義を強め、弱い(と思われている)国々を植民地化していく訳です。100年前じゃなくて、60数年前に起こったこと...。戦争に行った方々が口々におっしゃられていた事、怖いのは敵兵でも爆弾でもなく、日本兵だった....と。どういう事ですか?と聞くと、南方の奥地で食べるものがなくなり、最後は人間も食べられた...。このまま眠ってしまったら、俺は味方に食べられてしまうのではないか....。そんな疑心暗鬼。疑心暗鬼?どこかで聞いたような....。オオカミの群れ症候群かと。さて、真珠湾攻撃を前に、軍令部総長が漏らしたと言われる言葉・戦うも亡国、戦わざるも亡国、しかし戦わずして敗れる事があればそれは民族の魂までも消滅させる真の亡国である...と。最近この亡国という言葉も良く耳にします。思想的に真ん中やや左と言っていれば、角も立たないから....という時代から、昨今は極右・極左まで大きく触れる...。でキミはどう思いますか?と問われると、別に....。時代にはある種の“雰囲気”があるように思います。そこに“熱狂”という風が吹く...。そして時代を暴走させてしまうのは、別に~。という無関心。最新号の歴史街道(真珠湾特集です)を読みながら、昨今の社会情勢がダブって見えるのは気のせいでしょうか? 行くも地獄、引くも地獄の状況の中でリーダーの信念とは如何に.....。


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1 コメント

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 今晩は、12月8日という日も益々忘れ去られようと... (菅野 )
2008-12-11 02:23:38
 今晩は、12月8日という日も益々忘れ去られようとしています。最近は、変に誇りだ国歌だ国旗などと言おうものなら、右だの中道右派、酷い時には極右だの何のと言われてしまう時代です。全体的に国内を見ると、もう右寄りの人より全体に左寄りになっているのが現状うのように思えてならないのです…?  

 先日、インパール作戦に参戦したという方に話を聞くチャンスがあったのですが、本当に言っていました。俺たちは戦争に来たんだか、食料を探しに来たか分からない状況だったと言っていました。それで食べ物が無くなると人を食べるんだそうです。しかし亡くなった人の肉はあっという間にジャングルでは腐敗してしまい、食べられなくなるそうです。
そうすると弱った戦友が自分の身を切って食べろと言うだそうです。とても耐えられなかったとのことでした。

 そして、何が一番怖いかと言えば、餓えた日本人に会うのが一番怖かったそうです。
味方なのにいつ発砲してもいいように小銃を構えていたそうです。とても戦争などする状況では無かったと言います。
インパール作戦が発令された時、食料など10日分ほどしか持たせず。銃弾も一人120発ほどの携帯だったそうです。
これで足りないものは現地調達しろと牟田口中将は言ったそうです。

 このジャングルをよく見てみたまえ、日本人は悠久の昔から草と穀物を食して来たのだ、この目の前のジャングルは食物の宝庫だと、のたまったそうです。戦う者と命令を下す者のこの格差には、ただただ矛盾を感じるばかりです。

 わが家の親類でも、フィリピン50万人の戦死者の一人です。この方は玉砕したんですが、生き残りの方が戦後、自主出版でこの戦いの模様を書いたものを遺族に配ったのですが、親類の伯父はマラリアでもう既に亡くなったているんですが、部隊が移動中に動けなくなったとのことで、他の人たちと共に食料を沢山もらって、本隊に戻ったら捜索に来ると約束して別れたが、その後、本隊が壊滅し迎えに来る約束は果たしてもらえず、フィリピン・ルソン島の砂となりました。

 永野修身軍令部総長の、戦うも亡国、戦わざるも亡国という有名な言葉がありますが、当時なら同じ亡国なら戦をうと言うことになったのもあの当時としてはごく自然な事だったのでしょうね。

 それにしても今も相当な亡国に陥っています。勝つも負けるも決断一つと云いますが、果して今それ程の決断が出来る人間がいるかと言えば自信を持ってこいつだと言う人は皆無に等しいです。でも、あの当時の恐慌とを照らし合わせると
現在の状況とダブって見えるのは気のせいではないと思いますね。
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