銚子・角巳之・三代目

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はじめに売価ありき①

2007年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1646 “はじめにロゴスありき”聖書の一節にそんな記述があります。ロゴスとは、理性などと訳し、そのロゴスがある事。それが人間と他の動物を分ける境界線になるのだそうです。昨日のお話、商品の価格形成メカニズム。これ多くの場合が、はじめに“売価”ありき。という構造であります。原料~生産~販売....に至るすべてが、各々自分達が得たいだけ利益を上乗せしていったら、最終の販売価格は恐ろしく高くなっていくことでしょう。公共経済学の項目でも言及しましたが、食品など、公共性が強い商品で特に顕著な特徴です。食品は世の中に溢れているように“見える”けれど、自給率は39%まで下落。主要穀物の自給率に至っては10%台。それに拍車を掛けるように燃料費の高騰、後継者不足....。コスト積み上げではなく、最終商品の“価値”から逆算して行く。これが生活必需品の価格に一定の歯止めを掛けてきた事は事実。最初にこの商品は198円で販売。この大前提が有り、販売側の利益、原料、包装資材、製造に関わる人件費....。すべからく、“198円で販売できる”範囲内で1円、50銭単位の交渉が行われている訳です。商品の最終“価値”から逆算して価格形成。これに異存はありません。ただし、モノの価値基準が少なく、結局“値段”となってしまう傾向が強い昨今、この考え方にも制度疲労が来ているようです。サンマとか、ダイコンとか...、豊漁・豊作“貧乏”と言われる“食べ物”があります。現在稲刈りの真っ最中、今年の米価はどうなんでしょうか?続きは明日。写真はある日の犬吠埼。地元サッカー少年団のバーベキュー大会が行われていた場所で、ご覧のような雲が出ておりました。雄大な空と海....、スタッフや保護者の方は大変でしょうが、これまた“心の原風景”となっていくことでしょう。


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