あまり具体的なお店の掲載はしてきませんでしたが...。本物...と言うことを書きまして私自身
(自らのお店は廃業してしまいましたが蒲鉾屋の倅として)まさにその通りと思っているので、
あえてお店の写真掲載させて頂きました(千葉県野田市にあります)...。
銚子から野田市まで利根川土手道をひたすら...2時間半くらい。このご縁は15年ほど続いて
おります。経緯の詳細は省略しますが現在も銚子で揚がる魚を原料にお使い頂いております。
原料のご縁だけでなく、2時間半も掛けて買いに行く価値がある(故に本物...と)
それを本物たらしめるか否かは、お店の方々の努力だけでなく我々、食べる側にも大きな要因
がありそうです。練り物一般、価格競争に晒されてきた歴史がありました。昨今、全国各地で
魚の水揚げは激減。原料の浜値も上がり、価格一辺倒での評価では伝統産業は成り立たない。
このお店には立派な後継者がおりまして、魚食普及や地域のインターン受け入れ、作り方教室
など地道な活動を長年継続しておられます。誤解を恐れずに言えば“似て非なるもの”が世間には
溢れております。本物は口先ではなく地道な活動を伴う。今後“本物の時代”と確信しております。
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