草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

弱者を殺傷する惨劇は社会全体が病んでいるからではないか!

2016年07月26日 | 世相

障害者をかたっぱしから殺傷した植松聖容疑者は、聖書に書かれているような悪霊に憑りつかれたのだろうか。今の段階で死者は19人に達する。相模原市の「津久井やまゆり園」で今日の午前2時45分頃起きた惨劇は想像に絶する。入れ墨などもしており、自らを「革命軍」と名乗っていたことからも、アウトローな生き方をしていたのだろう。全てを破壊したかったに違いない▼植松容疑者自身が心を病んでいたといわれ、弱い者が弱い者を襲ったのだ。意味不明なことを口走っていたのに、事前に手を打てなかったことが悔やまれてならない。他人に危害を加える人間を野放しにした責任は、徹底的に追及されるべきだ。法律的に罰することが可能かどうかも問題になってくるだろう。「少数派を排除する風潮があるから」との見方がある。間違っても植松容疑者が多数派であるわけがない。精神病院に入った経歴があり、あくまでも弱者による犯行なのである。「障害者はいなくなればいい」との言葉は、ある意味では自分に対しても向けられているのだ▼自分がどこにいるか見当がつかない浮遊しているだけの人間が、いつの間にやら自分や他者を抹殺する方向にベクトルが変わってきたのではないだろうか。より暴力的になってきてはいないか。個体としての病気はどうしようもないが、社会全体が病んでいるのではないだろうか。あまりにも不気味な犯罪である。悪霊に憑りつかれた豚は、猛スピードで崖から転落して溺死するしかないのだから。

 

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小池百合子候補を千両役者にするかしないかは都民の選択だ!

2016年07月26日 | 選挙

予想に反した展開になっている。小池百合子候補が一歩リードしているからだ。今回の東京都知事選を見ていて伊藤昌哉の『実録自民党戦国史』の一文が頭をよぎった▼伊藤は「政治には一種の狂気がある。解決を迫られるいろいろな難問の中で、生きようともがく政治家の精神は異常な高ぶりを示し、そこから通常では考えられないような行動が出るものだ。この時、大根役者が突然、千両役者に変じたり、異常な能力の持ち主が、へんにおびえてポカをしでかしたりする。そこに人間喜劇の展開がある」と書いていた▼政治は人間がやるものであり、そこでの出来事は予想を超える場合が多いからだろう。「それが現代という社会の歴史となってゆくなどと知ったら、人々はそのことにひどく腹を立てるだろうし、戦慄することもあるだろ」との見方は、権力の中枢にあったものの正直な感想なのである▼今のところ元官僚で岩手県知事を務めた増田寛也候補は苦戦している。手堅い行政マンよりも、東京都民は自分たちの手で千両役者をつくりたいのである。時代が政治家をつくり、政治家を育てていくのである。小池候補には政治家としての才能が備わっており、東京都知事に当選すれば、常人にはうかがい知れない力を発揮してくれるはずだ。当然のごとくそこには女性であることも加味される。小池候補の顔が日増しに厳しくなっているのは、自らの使命に気付いたからだろう。大舞台で大見えを切ることができる千両役者は彼女しかいないのである。

 

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