やっぱり民主党政権の危機管理能力のなさが、福島第一原発の事故を引き起こしたのだった。政府の設置した事故調査・検証委員会ですら、官邸サイドの責任を取り上げたことの意味は大きい。私ですら、3月12日朝の菅首相による現地視察は、状況を悪化させるだけだ、とブログで批判したのを覚えているが、ベントの遅れにつながったというのも、本当であったようだ。当時の菅直人首相、枝野幸男官房長官、海江田万里経済産業大臣らの「犯罪」については、司法の場で白黒つけるしかないだろうか。笑ってすまされる問題ではない。福島県民を始め、日本国民がこうむった莫大は被害を考慮すれば、とことん責任を追及すべきだろう。さらに、政府機関ではなく、第三者機関による原因究明も、別途に進められるべきだし、マスコミが事故発生以来、民主党政権や東京電力の大本営発表に加担していたことも、もっと問題にされるべきだろう。8ヶ月も経ってようやく真相が明らかになりつつあるが、あらかじめ定められていた事故対応のマニュアルにそって行動していれば、ここまで最悪にはならなかったはずだ。許せないのは、今でも民主党政権が、原発事故は収束に向かっている、と演出しよう躍起になっていることだ。国民目線を言いながら、実際やっていることは、それとはまったく逆なのである。
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