民主党政権はとんでもないことをやろうとしている。いくら全体主義の共産主義国家でも、そこまではしないようなことを、やろうとしているのだ。TPP参加や増税に、野田佳彦首相は不退転の覚悟で取り組むのだという。まったく常軌を逸している。それよりは、東北の復興が先だし、放射性物質で汚染された福島市などから、子供たちを避難させることが最優先なのに、そんなことは、どうでもよいのだろう。さらに、福島第一原発だって、次々とトラブルが発生している。いくら冷温停止という言葉で騙そうとしても、国民はうすうす勘付き始めている。福島第一原発での汚染水淡水化装置からの水漏れにしても、ストロンチュウムで汚染された水であり、一体どう処理するつもりなのだろう。土嚢を積んで流出を防ぐ画像が出回っているが、あんなことで大丈夫なのだろうか。作業にあたっている人たちの健康も、あんなことで守れるのだろうか。嗤ってしまうのは、民主党政権と東京電力の発表である。二言目には「冷温停止の判断には影響しない」という説明であり、見かけだけの収束を印象付けるために、それを達成するかどうかが、彼らにとっては大問題なのである。東北地方の太平洋岸の高速道路無料化だって、せいぜい来年の3月31日までである。やることなすこと、場当たり的なことしかできない政治では、今の危機は乗り切れないのである。
←民主党政権は期待できないと思う方はクイックを