たった今、福島市に住んでいる友人と電話で話をした。渡利地区の米からセシウムが検出されたことで、彼は「もはや福島市の米は誰も食べなくなる」と肩を落としていた。さらに、リンゴの売れ行きもガタ落ちだとか。いくら高速道路が無料化されても、「セシウムの高濃度汚染地帯にわざわざマイカーでやってくるわけはない」ともこぼしていた。しかし、そこまで大変なことになっているのに、福島県はまったく逆のことをしている。今朝のブログでも取り上げたが、こともあろうに福島県は、県外に避難した福島県民が利用している民間賃貸借り上げ制度の新規受け入れを中止するように―と各都道府県に要請をしていることが明らかになった。福島民報新聞によると、これを受けて山形県は、新規受付を年内で終了することになった。ただ、1日に15件も問い合わせがある新潟県は、福島県のそうした要請に納得できないとして、「年度明けの避難を希望している人もいる。なぜ打ち切るのかしっかりした理由を説明できるよう、福島県と考え方を整理する必要がある」としている。新潟県にとっては寝耳に水で、驚いてしまったのだろう。まずは福島県民の命を守ることが最優先であるべきなのに、それよりも自分たちの立場を守りたいのが佐藤雄平福島県知事なのだ。民主党というだけで選んだ福島県民は、とんでもない貧乏くじを引いたものである。
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