草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

北朝鮮の暴発に備えて原発の警備に万全を期せ!

2011年12月20日 | 安全保障

 かつてのソビエトがそうであったように、スターリン主義国家は、人間を偶像化することで、捏造された革命伝説を語り継ぐのだろう。朝鮮中央テレビは、金正日の遺体を放映したが、北朝鮮の民衆が、本当に心の底から金正日を敬愛しているのだろうか。1994年7月8日、金日成が死亡したのを受けて、権力の座を手にした金正日は、300万人もの国民を餓死させたといわれる。核やミサイルにばかり力を入れて、農業部門がなおざりにされたことで、食糧の生産がままならなくなり、人口の約13㌫が餓死したのである。佐藤勝巳の『北朝鮮の今がわかる本』では、そのことが詳しく書かれている。だからこそ、亡命者が相次いでいるのだ。いくら110万の軍が忠誠を誓っていても、肉親がそんな目に遭わされれば、離反するのは明らかである。さらに、後継の金正恩では、恐怖政治を続けることは困難だろうから、民衆の不満がいつ爆発しても、不思議ではない。しかし、その一方で、現在の北朝鮮指導部は、国民を団結させるために、戦争すら仕掛けてくる可能性がある。福島第一原発だけでも、手が付けられなくなっているのに、北朝鮮の武装ゲリラが、もう一箇所日本の原子力発電所を破壊すれば、日本列島には誰も住めなくなってしまう。今警戒を怠ってならないのは、北朝鮮の暴発なのである。

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金正日の死も知らず街頭演説を予定していた野田首相を嗤う

2011年12月20日 | 政局

 昨日は野田佳彦首相が新橋で街頭演説をする予定であった。金正日が死去した可能性が取り沙汰されていたのに、そんなこともお構いなく、強行しようとしていたのだった。直前になって中止したが、民主党政権の危機管理のなさは、ここでも暴露されてしまった。しかも、あろうことか、治安の指揮をとらなくてはならない山岡賢次国家公安委員長が、午後1時から行われた安全保障会議に遅刻したのだから、いつもながらの体たらくである。その街頭演説にしても、民主党国会議員の秘書に動員がかかっていたはずなのに、集まっていたのは、民主党政権に不満を持つ国民ばかり。それだけに、野田首相がノコノコ出かけて行ったならば、確実に罵声を浴びせられ、現場は大混乱したに違いない。民主党の宣伝カーの上で、蓮舫行政刷新担当相、近藤洋介総括副幹事長などは怯えたような目をしていたが、警察に厳重に守られなければ、直接、国民に語りかけられないほどに、民主党政権は嫌われているのである。国民の支持を失い、信用もされていないわけだから、国民をまとめることなどはまず不可能であり、本来であれば、さっさと政権を投げ出すべきなのである。危機が迫っているにもかかわらず、政権維持のパフォーマンスしか頭にないというのは、前代未聞ではなかろうか。

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