ネットによって日本人の声なき声が代弁されていると思うのは、私だけであろうか。テレビや新聞は情報を網羅しているとしても、世の中に公表される段階で、すでに手垢が付いてしまっている。これに対して、ネットは果敢に言論戦を挑んでいる。ブログや2ちゃんねるの意見をチェックして感じるのは、コモンセンスに立脚した意見が大半であることだ。国を憂うることにかけては、引けを取らないブロガーばかりである。日本はまだまだ捨てたものではないのだ。しかし、今は危機的状況である。民主党政権という、どうしようもない敵が目の前にいるわけだから、過度的には、ヒートアップして、過激な言論にならざるを得ない。私はその点は大目に見るべきだと思う。エリック・ホッファーが述べているように、「運動は言論人によって開拓され、狂信者によって具体化され、活動家によって強化される」(『大衆運動』)という流れは、真実を鋭く突いている。サヨクがネット上の保守民族派を評して「ネトウヨ」と呼んでいるが、それが一定の意味を持ったのは2年ほど前までだ。保守民族派の行動がよりエスカレートし、次々と指導者が登場しているのが、今の段階ではなかろうか。そして、あくまでも結果論ではあるが、国民の支持を取り付ける段階になれば、具体的なテーマを実現させる活動家の手に移ってゆくのだろう。それ以前に、私たちは正面の敵を倒すことが先で、そこまでの余裕はないが。
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