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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今の民主党政権を誕生させたのは曲学阿世の徒とマスコミだ!

2011年12月25日 | 思想家

 民主党のマニフェストが詐欺だというのは、前から分かっていたことだ。公務員の給与の削減だって、政権交代を実現するための、あくまでも方便でしかなかった。消えた年金にしたって、さっさとあきらめたのであり、全てがその調子なのである。それでいて、責任を取る気がないのが、民主党なのである。嗤ってしまったのは、声を大にして、自民党の利権屋政治を批判していたくせに、目下、民主党の国会議員の仕事は、財務省への陳情攻勢だとか。言うことと、やることがこれだけ違えば、国民がエキサイトするのも無理もない。まともであれば、恥ずかしいと思うのが普通だが、それすらもないのだから、箸にも棒にもかからない連中である。また、マニフェスト選挙なるものをぶちあげて、民主党の応援団を買って出ていた政治学者の佐々木毅らは、今の日本の政治をどう考えているのだろう。佐々木は『政治学は何を考えてきたか』のなかで、「思想やアイデアが現実と無関係に並存するのではなく、むしろ、それを変形させたり、変えたりする効果を持ち得る」と大見得を切っていた。だからこそ、マニフェスト選挙を提唱したのではなかったか。その結果、民主党政権が誕生したのである。曲学阿世の徒に、現実の政治を論じる能力があると思うことが、そもそも間違いであったのだ。

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「終わることがない衝撃」に絶望し全体主義に走るのが人間だ!

2011年12月25日 | 思想家

 あまりにも民主党政権がデタラメなこともあって、日本人の多くは、強引なイデオロギーを待望しているのではなかろうか。「頑張ろう東北」というチャッチフレーズにしても、一緒に立ち上がろうというのが、まずは根本にある。荒涼たる虚無的な世界に、ぽつんと独りでいることに、人間は耐えられないからだ。東日本大震災が起きた3月11日を境にして、世界は一変した。大東亜戦争の敗北がそうであったように、すがるべき価値観を喪失したことを、私たちは思い知らされた。そこで頭をもたげてくるのが、全体主義運動である。それを手際よく分析したのがハンナ・アレントだ。ナチズムやスターリニズムを取り上げながら、「全体主義運動は、一貫性の虚偽の世界をつく出す。その虚偽の世界は現実の世界そのものより人間的心情の要求に適っている。そのなかで根なし草の大衆は、全くの想像力を助けにしてくつろいだように感じ、現実の生活と現実の経験が人間と人間の期待に加える決して終わることのない衝撃から免れることができた」(『全体主義の起源』)と書いている。福島第一原発事故によって、「終わることのない衝撃」は今も続いており、日本の東半分は大変な事態になっている。国民に安全、安心を保障すべき民主党政権は、統治能力が皆無である。このままの政権では、危険な怪物が表舞台に出てくるのを、誰も阻止できなくなるだろう。

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