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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛に根差し生きる/関根弘興

2016年02月22日 | Weblog
2016/2/22放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 聖書が教える人生の特徴は、愛に根差し、愛に基礎を置く生き方であると思います。私たちの人生が何に根差し、何を土台としているのかということは生き方を大きく左右しますね。

 新約聖書の多くの手紙を書いたパウロは、イエス・キリストを信じ生かされていく人生は、「愛に根ざし、愛に基礎を置いている」(エペソ 3章17節)のだと言っています。でもその愛とはどのようなものでしょうか。もし自分自身の持っている愛が土台だとしたら随分不安定な人生になってしまうと思いませんか? なぜなら私たちの愛は移り変わり易くて揺れ動き、すぐに消えてしまうような少しあてにならないこともあるからです。しかしパウロが、愛に根差し愛に基礎を置いて、と記している所の愛は人間の不確かな愛のことではなくてキリストの愛のことです。どんな時にも決して変わることのないキリストの愛に根差し、基礎を置いて生きること、これが聖書の教える人生なんだよと教えているんですねえ。

 「根差す」というのはどういうことでしょうか。植物の根が土の中にしっかりと伸びていくということですよね。キリストの愛に根差すとはキリストの愛の中に深く入り込んでいって必要な栄養を十分受け取っていくことです。

 キリストの愛に「基礎を置く」とは、キリストの愛を土台としているということです。キリストの愛は決して揺らぐことがありません。

 イエス様はヨハネの福音書の15章9節でこう言われました。
 「 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。

 イエス様は「わたしの怒りの中にとどまりなさい」とは言いませんでした。「わたしの呪いの中にとどまりなさい」とも「罰の中にとどまりなさい」とも「宗教的な戒めの中にとどまりなさい」とも言われませんでした。「愛の中にとどまりなさい」と言われたんですねえ。

 私たちはまずキリストの愛を知り、その愛の中に安息し生かされていくんです。その結果、神を愛し人を愛する者へと変えられていくんです。私たちはキリストに愛され、その愛の中に安息し、憩い、癒されつつ歩まなければ愛に根差して生きることなどできないんですね。
 
 第一ヨハネの手紙4章19節のことば
 「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。

 (PBA制作「世の光」2016.2.22放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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