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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■弟子ヨハネ ~ 雷の子から愛の使徒へ/原田憲夫

2016年02月02日 | Weblog
2016/2/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでか? 今日から三か月間担当する原田です。

 この間、キリストの弟子を紹介して行きたいと思います。今日はキリストの弟子ヨハネです。

 キリストは漁師であったヤコブとヨハネを弟子に加えました。この二人は揃って気性が激しく怒りっぽかったのでしょう、共に「雷の子」というあだ名が付けられていました。けれどもそんなヨハネが晩年には「愛の使徒」と呼ばれました。そのヨハネが記したという福音書には、キリストが弟子たちの足を洗うという驚きの場面が出てきます。キリストは十字架刑に処せられるという前の日に、弟子たちとの別れの時、いわゆる最後の晩餐の時を過ごします。その夕食の場面で、突然キリストは弟子たち一人ひとりの汚(よご)れた足を洗い始めたのです。その場面はこう記しています。

 「 夕食の席から立ち上がって、上着を脱ぎ、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。それから、たらいに水を入れ、弟子たちの足を洗って、腰にまとっておられる手ぬぐいで、ふき始められた。」(ヨハネの福音書13章4節、5節)

 これは当時の社会ではもてなしを表す暖かい行為でしたが、主にその家の奴隷がする仕事でした。つまり先生であり主人であるキリストが自ら奴隷のように弟子たちの足を洗ったのです。そして弟子たちに、「あなたがたも互いに足を洗いあいなさい」と愛の実践を促したのです。ヨハネはこのキリストの行為を通してキリストの心に触れ、その愛に触れたのでした。

 ヨハネはキリストのことばを記します。
 「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」(ヨハネの福音書15章13節)
 雷の子と呼ばれたヨハネは、生涯を懸けてこのキリストの心を生き、愛の人と呼ばれたのです。

 さてイエス・キリストは今日あなたをご覧になり、あなたの汚(よご)れた足、傷んだ足を優しく洗ってくださいます。人の弱さや痛みに鈍く、ちょっとした弾みで爆発してしまうあなたや私。でもそのために多くの人に敬遠され、いつの間にか自分の心も深く傷ついて来なかったでしょうか。キリストはそんなあなたや私の傷んだ心、汚れた足を洗ってくださるのです。あなたも今日、このキリストの心を受け取ってください。そしてぜひ一度キリスト教会を尋ねてみてください。

  ( PBA制作「世の光」2016.2.2放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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