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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■砕かれた人の心を生かす/福井 誠

2016年02月11日 | Weblog
2016/2/11放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「砕かれた人の心を生かす」です。
 それではイザヤ書57章15節から読んでみましょう。
 「わたしは、高く聖なる所に住み、心砕かれて、へりくだった人とともに住む。へりくだった人の霊を生かし、砕かれた人の心を生かすためである。

 預言者イザヤが生きた時代は実に社会が混乱していました。国を治める指導者たちは自分の利得を求め、怠惰に耽(ふけ)っていました。また社会に倫理的な警鐘を鳴らすはずの宗教家たちも堕落し、国民も子どもをいけにえとして捧げるモレク礼拝などの偶像崇拝に心を注ぎ、滅びに向かって突き進んでいました。正しい人、誠実な人が報われない悩ましい時代です。善と悪が戦えば、善ではなく悪が勝つ時代です。

 そして歴史は繰り返すものですね。今の日本も戦争こそはありませんが、やはり様々な矛盾を抱え、病んでいるように思います。ですから預言者イザヤのことばは、今の私たちの時代にも語りかけているようです。

 イザヤは、この世にはまことの神がおられ、その神がどんな方であるかを伝えていますね。そのお方はまずいと高く崇められ永遠の住まいに住み、その名を聖と唱えられるお方であると。神と人を同じようなものと考えてはいけません。神は神であって至高なる方、完全な正しさと聖さを持ったお方です。しかし同時に神は高く聖なる所に住みながら、心砕かれて遜った人と共に住むお方です。つまり神様は天の高殿にふんぞりかえっているようなお方ではありません。むしろ地べたを這いつくばって生きているような人たちの低さに降りて来られ、その苦しみを理解されるお方ですね。愛情をもったお方なのです。

 そして更に、神はそのようにしてへりくだった人の霊を生かし、砕かれた人の心を生かすお方です。苦しいこと辛いことで心が折れてしまった人を生かすお方です。社会が混沌とし、その中でもみくちゃにされ、消えゆきそうな魂を神様は覚えておられます。そしてそういう魂を救い出し生かすお方です。社会がどうであれ、この神様がいるのであれば希望があります。ぜひ教会へ行って、この神様を知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2016.2.11放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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