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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■弟子ピリポ - 不可能を可能に / 原田憲夫

2016年02月16日 | Weblog
2016/2/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
 今日はキリストの弟子ピリポを紹介します。

 キリストの弟子ピリポは先に弟子となったペテロやアンデレと同じ町のガリラヤ地方のベツサイダ出身です。ある日キリストは大勢の人々がご自分の方に来るのを見て、ピリポに尋ねました。
 「どこからパンを買って来て、この人々に食べさせようか。」(ヨハネ 6章5節)
 これはピリポへのテストでした。

 ピリポは答えます。
 「それぞれが少しずつ取ったとしても、200デナリのパンでは足りません。」(参照 ヨハネ 6章7節)

 200デナリのパンというのは当時の労働者の200日分の給料に相当する大変な金額です。それでもここには5000人以上がいたので全員にパンを配るには足りない、ととても現実的な答えをしたのです。

 でもこれは不正解でした。その時、弟子仲間のアンデレが、
 「ここに少年が大麦のパンを五つと小さい魚を二匹持っています。しかし、こんなに大ぜいの人々では、お話になりませんが。」(ヨハネ 6章9節)と焼石に水といった調子でキリストに言いました。

 5000人・・・一体どこに答えがあると言うのでしょう。しかしそこにはキリストがおられたのです。ピリポは200デナリのパンという常識にこだわるのではなく、キリストを求めるべきだったのです。

 キリストは言われます。
 「人々をすわらせなさい。」(ヨハネ 6章10節)

 キリストには少年が持っていた大麦のパン五つと小魚二匹という小さな捧げ物で十分でした。キリストはこれらをご自分の手に取り、祝福の祈りを捧げて弟子たちに渡されたところ、何と五千人以上の人々が食べて満腹したではありませんか。いやそれどころか、なお余ったもので十二の籠が一杯になったのです。キリストは不可能を可能へと変えられたのです。この時ピリポはキリストの心に触れました。

 さて今日も次から次へと報道される世界ニュースは私たちの世界を真っ暗な闇の中に放り投げるようなものばかりです。私たちに何ができるというのでしょう。しかしあの日のピリポと同じように、「無理です。」と答えるそのただ中にキリストがおられるのです。
 あなたも今日、このキリストに祈り求めてください。そしてあなたの差し出す五つのパン、二匹の魚という小さな捧げ物をキリストは祝福し、不可能を可能に変えてくださるのを見てください。この機会に一度お近くのキリスト教会を尋ねてみてください。

  ( PBA制作「世の光」2016.2.16放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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