■帰るべき場所と神の愛／岩井基雄

2016/2/12放送


　世の光の時間です。お元気ですか？　岩井基雄です。

　月の第二週の金曜日は旧約聖書に登場するヤコブの人生について学んでいます。彼は神様によって内側から変えられた人でした。住み慣れた故郷を離れ、おじのもとに身を寄せた後に、おじの娘たちと結婚をし、祝福を受けていたヤコブに神様は次のように語りました。
　「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。
　　　わたしはあなたとともにいる。」　旧約聖書　創世記31章3節

　ヤコブには帰るべき故郷とそこで向き合うべき人生の課題がありました。それは自分が騙し、長子の権利を奪った双子の兄エサウとの和解でした。「先祖の国に帰りなさい」との神様の招きは、ヤコブだけではなくヤコブの家族、おじラバンの家族への取り扱いのためでもあったのです。富を得たヤコブはラバンの息子たちから誤解を受け、またラバンからも恨まれるようになっていたからです。ヤコブが故郷に帰る帰郷は、ヤコブの妻のラケルとレアにとっては、父を離れ夫と夫の神様に従うことが求られる決断の時でもありました。今度は彼女たちが住み慣れた故郷を離れ、ヤコブの父祖アブラハムの信仰の歩みへと進むことを意味していたからです。それは彼女たちのおばリベカがヤコブ父イサクに従って進んだ道でもありました。

　私たちは変化を恐れやすい存在ですが、すべてのことがらの背後に神様の御手を覚え、神様の不思議な導きや取り扱いを受け入れるならば、私たちは神様の祝福を受け取っていくことができるのです。

　神様はおじラバン自身にも、ヤコブと論じないように、と語られていました。こうしてすべてを御存知の神様の前に、あらゆる人が自分の歩みを問われていくのです。ヤコブにとってのそれは、神様の臨在の中での信仰の原点への回帰でした。

　神様はあなたをも招かれます。本当の故郷である神様の愛のもとに帰り、向き合うべきものと向き合い、真実な歩みへとあなたも一歩踏み出してみませんか？　

　聖書のことば
　「しかし、事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。」　新約聖書　ヘブル人への手紙　11章16節

(PBA制作「世の光」2016.2.12放送でのお話しより)

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こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
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