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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■弟子ナタナエル - 偏見を脇に置く / 原田憲夫

2016年02月09日 | Weblog
2016/2/9放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。今日はキリストの弟子ナタナエルをご紹介します。  (ヨハネの福音書 1章44~50節参照)

 ナタナエルは敬虔なユダヤ人でした。ある日のこと、ナタナエルは無花果の木の下でいつものように神に祈り、聖書の教えを唱えていたのでしょう。そこへキリストの弟子となっていたピリポがやってきて言いました。
 「私たちはモーセが律法の中に書き、預言者たちも書いている方に会いましたよ。ナザレの人でヨセフの子イエスという方です。」

 ナタナエルはピリポに答えます。
 「いいやあ。ナザレから偉い方が出るはずが無いでしょう。」
 当時のナザレはユダヤ人の間でも全く無名の町でした。

 ピリポは一言だけ言いました。
 「では来て、見てください。」

 さて、ご自分の方に歩いて来るナタナエルを見たキリストは、「ご覧なさい。この人こそ本物のイスラエル人です。偽りがありません。」と言って迎えました。

 ナタナエルはびっくりして、聞き返します。
 「どうして私のことを知っているのです?」
 
 キリストは言いました。
 「わたしはピリポがあなたを呼ぶ前に、あなたが無花果の木の下にいるのを見たのです。」

 ナタナエルはすべてを見通されたキリストに答えました。
 「先生、あなたこそ神の遣わされた方です。イスラエルの王です。」

 ナタナエルはキリストの心に触れたこの時、偏見から解き放たれたのです。

 キリスト答え、祝福します。
 「会ったことのないあなたを見たと言ったので信じるのですか? しかしあなたはこれからもっと大きなことを見ることになります。」
   
 ところであなたもナタナエルのように、イエス・キリストに対して何か偏見をもってはいないでしょうか。キリスト教と聞いただけで、「何それ?」って言われるでしょうか?あるいは「自分には関係が無い」って思われるでしょうか? 意外に思われるかもしれませんが、私も宗教に対して同じように感じることがあります。けれどもナタナエルがキリストの心に触れた瞬間、偏見から解き放たれキリストの弟子となったように、ぜひキリストに対する偏見を一度脇に置いてみてください。そして素直な心でキリストのことばに耳を傾けてみてください。その時、あなたも新しいあなたに出会えるでしょう。

 この機会に一度、お近くのキリスト教会を訪ねてみてください。

  ( PBA制作「世の光」2016.2.9放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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