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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ことばが人となった / 関根弘興

2012年11月05日 | Weblog
2012/11/5放送

 世の光の時間です。お元気でおすごしですか? 関根弘興です。

 ヨハネの福音書1章14節という箇所にこういうことばが出てきます。

 「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。

 「ことばが人となった。」 これは何とセンセーショナルな内容でしょう。ここで「人」と訳されているギリシャ語はサルクスということばなんですが、これはですねえ「肉」と訳すことばなんですねえ。当時の人々は肉というのは弱く朽ち果てていくものであり、ま、弱いものの代名詞のように考えられていた訳です。しかし「ことば」とはですね。ここでは卓越した秩序や理性を表わすものとして考えられていました。ヨハネはイエス・キリストの生涯を記すにあたってまず、イエス様こそ神のことばであり神が人としてこられた方だ、と宣言したんです。

 実は神なるイエス・キリストが人として肉体を取って来られたということによって私たちは素晴らしい事実を知ることができるんですね。それはイエス・キリストが私たちをまず理解することができる方だということです。新約聖書のヘブル人への手紙2章17節には、「そういうわけで、神のことについて、あわれみ深い、忠実な大祭司となるため、主はすべての点で兄弟たちと同じようにならなければなりませんでした。それは民の罪のために、なだめがなされるためなのです。主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。」(17節、18節)

 イエス・キリストは神であられる方なのに私たちと同じ人間として来てくださいました。そして人が味わう苦しみや試みをすべて経験なさったというんですね。私たちは自分で修行したり努力をして神様に近づいていくのではなくて神様の方から私たちのもとに来てくださり私たちと同じ人として来てくださったという訳です。

 しばらく前に傷ついた一羽の鳩がいました。助けようとしても逃げてしまうんです。鳩とどうしてもコミュニケーションを持つことは難しいですよね。でもその傷ついた鳩を助けるために「関根弘興よ、お前が鳩になって助けてやりなさい。」と言われたら、いや即座に「冗談でありません」と答えます。

 神が人となった。それは神の輝く栄光をかなぐり捨てて傷つき弱り罪の束縛の中に生きている私たち一人ひとりの中に神様ご自身が人となって飛び込んできてくださったということなんです。その大きな愛の姿を私達はイエス・キリストの中に見ることができるんですね。

(PBA制作「世の光」2012.11.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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