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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ダビデの子 / 福井 誠

2012年11月08日 | Weblog
2012/11/8放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「ダビデの子」です。それではマタイの福音書22章42節から読んでみましょう。

 「 あなたがたは、キリストについて、どう思いますか。彼はだれの子ですか。

 今日の箇所は少々内容がややこしいのでゆっくり説明したいと思います。まずキリストというのは別名メシヤ、イスラエルでは救い主として待ち望まれたお方ですね。その方が旧約聖書の中でダビデの子孫として生まれると繰り返し預言されてきました。

 そして二千年前にイエスが現れた時にはこの方こそキリストなのだろうかと多くの人が関心を寄せました。キリストを自分の救い主として受け入れるべきかどうか多くの人が迷っていた頃、ユダヤの宗教家たちはナザレの貧しい村から出てきたイエスがたとえダビデの子孫だとしてもまた多くの奇跡と癒しのしるしそして誰よりもすぐれた聖書の説き明かしをしたとしても、救い主であるとは認めようとはしなかったのです。

 そんな彼らに対してイエスは質問をします。ダビデはキリストについての詩を書いていますけれど、その中でキリストを主と呼んでいるのです。キリストはダビデの子つまりダビデの子孫であるのにダビデはキリストを自分よりも優れたものであるかのように主と呼んでいる。それはなぜかという訳ですね。

 確かに自分の子孫を自分よりもすぐれた主と呼ぶのはおかしな感じがします。しかしそれはダビデがキリストを単に自分と同じレベルの王様、政治的な解放者であるとは考えていなかったということなんです。たとえキリストが自分の子孫であっても彼は自分の子孫以上の存在であると考えていたということですね。ダビデはキリストを全人類の救い主・永遠の神として信仰的に捉えていた訳です。

 当時のユダヤの宗教家たちはキリストはローマ帝国からの圧制から救い出してくれる政治的な解放者であると考えていました。しかしイエスの質問により自分たちのキリスト理解の薄っぺらさを認めざるを得ませんでした。

 キリストはダビデの子孫以上の存在である。つまり永遠の神、永遠の主であなた自身にも関わる偉大な救い主なんです。このキリストを信じるならあなたも救われた歩みへと導かれます。神を信じましょう。

(PBA制作「世の光」2012.11.8放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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