2012/11/14放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「神の山に備えあり」という題でお話ししましょう。
ある人が言いました。「神の時は遅い。しかし遅れることはない。」 このことばがぴったりと当てはまるのが今日の聖書の箇所、創世記の22章の9節から14節ではないでしょうか。
さてアブラハムと息子イサクは神様が示された場所に到着しました。そこはモリヤの山中でした。アブラハムはそこに祭壇を築き、いけにえを焼き切る薪を並べました。息子イサクが担いできた薪です。それから父親は息子イサクを縄で縛りました。17歳にもなる息子が父親に無抵抗なんて私には信じられません。しかし彼は黙々と父親にされるがまま縛られ薪の上に載せられたのです。そして父アブラハムが手を差しのべ刃物を取ってその子イサクを殺そうとした時です。主なる神様の使いが天からアブラハムを呼びました。「アブラハムよ、アブラハムよ。」「はい、ここにいます。」「息子に手をかけてはならない。また何も彼にしてはならない。あなたの子、あなたの独り子さえわたしのために惜しまないであなたが神を畏れる者であることを今知った。父アブラハムも息子イサクも神様を畏れ、敬う人だったのです。
さて、神様の御使いの声が聞こえた時でした。アブラハムが目を上げますと、角を薮にかけている一匹の雄羊がいました。アブラハムはその雄羊を捕え、それを息子の代りに全焼のいけにえとして捧げたのです。それでアブラハムはその場所の名をアドナイ・イルエと呼びました。その意味は「主の山に備えあり」です。主なる神様は私たちの人生に必要なすべてのものを準備して待っていてくださるのではないでしょうか。私たちが当たり前と思える平凡な事柄から私たちにとって理不尽と思われるような事態の中にもです。ですから、私たちはどんな時でも全知全能の摂理の神様への敬虔さと明け渡す信仰と従順が必要ではないでしょうか。
( PBA制作「世の光」2012.11.14放送でのお話より )
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