♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私は大丈夫? / 山中直義

2012年11月20日 | Weblog
2012/11/20放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 「私は大丈夫。」 新約聖書ルカの福音書13章にそう思い込んでいた人々が登場します。「そんなに悪いこともせず、それなりの生き方をしてきたのだから、私は突然の悲劇や突然の死に襲われることはない。ましてや死後に神様からさばきを言い渡されることはない。」 そう考えていた人々がいました。そんな彼らにイエス様は一つの例え話をお話しなさいました。


 「ある人が、ぶどう園にいちじくの木を植えておいた。実を取りに来たが、何も見つからなかった。
 そこで、ぶどう園の番人に言った。
 『見なさい。三年もの間、やって来ては、このいちじくの実のなるのを待っているのに、なっていたためしがない。これを切り倒してしまいなさい。何のために土地をふさいでいるのですか。』
 番人は答えて言った。
 『ご主人。どうか、ことし一年そのままにしてやってください。木の回りを掘って、肥やしをやってみますから。もしそれで来年、実を結べばよし、それでもだめなら、切り倒してください。』
」(13章6~9節)

 この例え話の中のいちじくの木ですが、普通は適切な所に植えられて二年もすれば実を結ぶはずでした。ところがぶどう園で三年経っても実を結ばなかったと言います。このままの生き方を続けてしまえば切り倒されてしまう。その姿に私たちの姿が重ねられています。大切なのは特に悪いことをしないという消極的な生き方ではなく神様の前にしっかりと実を結んでいるかどうかだ。イエス様はそのことを教えてくださいました。

 あのいちじくの木に与えられた希望は特別に与えられた肥やし、特別に与えられた恵みにありました。私たちも同じです。神様が特別に与えていてくださる恵み、イエス・キリストのことば、そしてイエス・キリストの十字架をしっかりと受け取るように、そしてそこからゆっくりとしっかりと栄養を受け取るようにと聖書は励ましています。

 私は大丈夫、そう言い切ることのできる生き方があると聖書は言います。神様があなたを愛し、あなたに特別に与えていてくださる神のことば、聖書のことば、そしてイエス・キリストの十字架があります。 あせらなくても構いません。ゆっくりとそしてしっかりと聖書のことばに耳を傾け、イエス・キリストの十字架を心に生きてください。

(PBA制作「世の光」2012.11.20放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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