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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■行いをまねてはいけません / 福井 誠

2012年11月15日 | Weblog
2012/11/15放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「行いをまねてはいけません」です。それではマタイの福音書23章2節3節から読んでみましょう。

 「律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。けれども、彼らの行ないをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。

 律法学者、パリサイ人というのは当時のユダヤの指導的な立場にあった宗教家のことです。彼らはモーセの座を占めている、と言います。モーセというのは旧約聖書の時代に神から律法つまり神の戒めを受けた人です。その座を占めているということですから神の戒めを教える立場にある人ということでしょう。だから彼らの言うことつまり神の戒めは皆行い守りなさい、とイエスは教えました。しかしその行いをまねてはいけない、と言います。

 そして続けて言います。「彼らのしていることはみな、人に見せるためです。・・・また、宴会の上座や会堂の上席が大好きで、広場であいさつされたり、人から先生と呼ばれたりすることが好きです。」(5節、6節、7節)

 何かイエス様はユダヤの宗教的な指導者たちの事を悪く言っているような気がしてきますねえ。しかしそうではありません。私たちにとって物事を識別することは大切です。物事の善し悪しを見極めて混乱のない人生を送ることは大事なことです。イエスは当時のユダヤの宗教家が教える律法そのものは良いが彼らの行状には注意しなさい、と教えている訳です。

 口で言っていることとやっていることが大きく違う。これが当時の宗教家の問題であった訳ですね。ただそれは昔のお話ではないのかもしれませんね。やはり、教育というのは、教えるものが教えられるものよりも人間的な質がよくなくてはできないものです。人に教えた通りに生きる自らのことばに対する誠実さがあってこそ成り立つものですねえ。単なる教えたがりではない、人を育てることばを語る質の良い者とならせて頂きたいものですね。

(PBA制作「世の光」2012.11.15放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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