加東市の中央部の嬉野台地を東西に貫いて東条と社を結ぶ県道の東条側、栄枝地区から嬉野台地の東端依藤野へ続く急な長い上り坂へ入る交差点に道標が立っています。枯れ草に埋もれるように立つ背の低い道標でした。
いつも車で通っているのですが、これまで気が付きませんでした。手前に石灯籠の石材が重ねて置かれていました。その奧に道標が立っています。
正面には「右 やしろ・・」「左 三木・・」と刻まれているのが読めます。側面には「四国」の文字も読めました。あとで『東条の道標巡覧記』で調べてみると、天保14年(1843)の建立だと知りました。車で通過するとき、一瞬目にとまったのですが、通り過ぎ、坂の上まで走って折り返してもう一度下ってきて車を止めて調べました。じっくり調べる時間がなかったので、次回はもっとよくみたいと思います。