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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

私の参考書-『社町史』

2015年09月01日 04時45分08秒 | Weblog
    

 私の参考書として、ふるさとの歴史を繙く時に参考にしている本を紹介していますが、今日は『社町史』を紹介します。
 昭和30年(1955)3月、社町、福田村、米田村、上福田村、鴨川村の5つの町村が合併し、新しく社町が誕生しました。いわゆる昭和の大合併です。それから半世紀、平成18年(2006)3月に社町、滝野町、東条町の3つの町が合併して加東市が誕生しました。平成の大合併です。その合併の前後に『社町史』(全5巻)が順次発刊され、最後の第1巻は平成19年3月に発刊されました。
 滝野町、東条町にはそれぞれ町史がありましたが、社町にはありませんでした。そうしたなか、町制45周年の記念事業として町史編纂が決まり、以来11年の歳月をかけて編纂が行われたものです。
 私も編纂委員の末端に加えていただき(当時は兵教大附属中教員)、近代編の明治から昭和にかけての行政の一部を執筆させていただきました。休日には、社町役場の2階に設けられた町史編纂室で蒐集された史料にあたりながら、吉田省三先生はじめ諸先輩の指導を受けながら作業したことが今は懐かしく思い出され、貴重な経験であったことを感謝しているところです。
 『社町史』は全5巻からなり、第一巻 本編1(自然環境編、考古編、古代・中世編、近世編)、第二巻 本編2(近世編、近代編)、第三~五巻 史料編となっています。
 大正時代に編纂された『加東郡誌』、昭和40年代の『新修加東郡誌』、そして、平成の『社町史』と各年代で新たな史料も加わり、ふるさとの長い歴史を調べ、知るには欠かせない大切な参考書になっています。いずれ、『加東市史』が新たに編纂される時が訪れると思いますが、さて、来年3月は合併10年周年、次は20周年・・・それまで生きているかどうか。
 
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