ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

加東市蔵之谷に播州鯉が泳ぐ

2023年05月26日 05時10分26秒 | Weblog
 

 加東市と神戸市を結ぶ、県道神戸加東線の三木市との市境の桃坂の手前、加東市蔵之谷の集落の一番桃坂側にあたる所に、毎年播州鯉のぼりが泳ぎます。
 今年も4月の末から、田圃の上に泳いでいます。今日、神戸からの帰りに見てみると、泳ぐ鯉の下には、田植え準備の苗が並べられていました。
 東条地域は播州鯉のぼりの産地として知られています。明治30年頃に大阪府の堺市方面から製造技術を持ち帰り、やがて地場産業として定着したといわれていますが、今では事業所も減り、この蔵之谷の柴崎さんが伝統を守っています。
 鯉のぼりは子どもの健やかな成長を願ってあげられますが、欧米では、平和のシンボルとして一年中あげることもあると聞いています。子どもの成長には、平和な環境が不可欠という考えからです。
 昔のように庭に柱を立てて鯉のぼりをあげる家はほとんど見なくなりました。蔵之谷を車で走っていると、家の玄関あたりにミニ鯉のぼりが上がっているのを見かけます。私も都市部に住む孫のためにこのミニ鯉のぼりを贈りました。よく目立って珍しがられたと聞きました。今ではその孫も成長して中学生になりました。
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