ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

道徳カルタ-農業の大切さも

2010年03月28日 05時21分16秒 | Weblog
 昭和57年(1982)、社町が町民から募集してつくった道徳カルタを紹介してきていますが、今日は農業を題材にした札を紹介します。
 この道徳カルタは道徳心を高める都市宣言を行った社町が運動として推進するために道徳心やマナー向上を目指して標語を募集したものですが、その中には、町の歴史や文化伝統、そして自然も読まれています。これらが道徳心の基盤にあるという考え方が素晴らしいと思うのです。さらに、昔から豊かな農業地帯であるふるさとのことを取り上げた札もありました。
 播磨平野は温暖な気候のもと昔から農業が盛んな地域で、江戸時代には播磨平野に領地を持つことが全国の大名の願いであったと聞いています。雨が少ない地域なので、昔からため池や井堰、用水路をつくって水を確保し、土地を開き、農地をつくってきました。そうした先人の苦労を積み重ねて今の美しい田園が実現しています。まさに「農は国の大本」であり、文化や伝統、自然観、人間観、そして道徳心の基盤となるものです。
 これを道徳カルタに読んだところが素晴らしい。

 に 日本晴れ 黄金(こがね)波うつ 社(やしろ)の田
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