ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

今も馬鹿音頭を伝える下滝野地区、23日は新町地区でも盆踊り

2024年08月25日 05時46分42秒 | Weblog
 

 

 23日(金)、24日(土)の両日は地蔵盆。加東市新町地区、そして下滝野地区では、盆踊りが盛大に行われました。

 23日(金)の夜、新町地区の中心にある交流会館前の広場では、盆踊りが行われました。午後7時過ぎには、やぐらのまわりに踊りの輪ができ、また南側のテントでは、名物のおでんや綿菓子、焼きそばなどのコーナーが設けられ、地区の皆さんが行列をつくっていました。地蔵盆では、旧公民館の東にある遍照寺では、地蔵盆のおまつりが行われ、地蔵堂の周りはわが子の健やかな成長を祈って名前の入った多くの提灯が下げられ、人々がお参りをします。こうした伝統の行事を継承しながら地区住民が交流し絆を深める夏まつりが続けられています。 

 24日(土)の夜、下滝野地区では、公民館の西側の公園で盆踊りが行われました。この公園の北東の隅には、「土地蔵」のお堂があり、12体の地蔵さんとお大師さんが祀られています。また、堂内には、ねがい石とよばれる穴のあいた丸い石が納められていて、耳の不自由な人がよく聞こえるようにと、お供えしたものと言われています。また、子宝にめぐまれるようによいう願いからとも伝えられています。下滝野地区には、馬鹿音頭が今も継承されています。戦前は他の地区でも馬鹿音頭が踊られていましたが、今は下滝野地区だけになったとのことでした。盆踊りの後半、やぐらの前に並んだ皆さんが馬鹿音頭を歌い、踊りの輪ができました。
 コロナ禍や台風などの影響で、開催されなかったことや屋内で行われたこともありましたが、ようやく完全な形で復活できたと区長さんも喜んでおられました。令和6年夏の盆踊り。焼きそばをつくる中学生や会場で家族と一緒に踊る子ども達にとっても将来、ふるさとの夏を思い出す一番の光景になることでしょう。
  
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 尋常小学国語讀本よりー第二... | トップ | 昭和11年発行の『尋常科用... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事