ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

山田錦の里-東条秋津で稲刈り、天日干し

2020年10月03日 06時37分42秒 | Weblog
 

 2日(金)、日が西に傾き、まぶしい光が一面の山田錦の圃場の稲穂を照らすなか、井戸知事が加東市東条地域の秋津を訪れました。
 山田錦の生産者の都倉秀昭さんの圃場には、1日に刈り取られた山田錦が天日干しされていました。二段重ねの干し方は小さい頃からやっている方法で、1週間ほど天日で乾燥をするとのことでした。最近では珍しくなった天日干しの景色を眺めながら、井戸知事は、都倉さんから山田錦の栽培の苦労や今年の出来具合などの話を興味深く聞いておられました。
 井戸知事はこれに先だって、加東市沢部にある県の酒米試験地を訪れ、酒米研究交流館に展示してある山田錦栽培地の土壌見本も見学し、その見本を採取した田圃が目の前の田であることに驚かれていました。
 この日の見学会は、県議会の自民党酒米日本酒振興議員連盟がコロナ禍で日本酒の消費が激減し、その影響で酒米の生産に大きな影響が出ているなか、兵庫の宝である山田錦の産地を守り、生産者をしていくかを考えていこうと企画したもので、知事、農政環境部長、全農、地元JA代表が出席し、安田加東市長も駆けつけていただいた。
 天日干しの稲木を背に記念撮影したあと、都倉さんの勧めで、井戸知事が稲刈りに挑戦しました。知事は子供の頃過ごした新宮で稲刈りをしたことがあるものの、機械で刈るのは初めてと言いながら笑顔で田に立ちました。知事は、秋津の地名はよく知っていたが、もっと山深いところだと思っていたら、こんなに広々と圃場が広がっているとはとつぶやきながら、豊穣の秋を迎えた秋津の景色を眺めておられました。
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