ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

加東四国霊場のへんろ道の道標-上田地区

2015年08月09日 05時17分14秒 | Weblog
 加東市上田地区の集落の中の道路を走っていると、ふと一本の石柱が目に飛び込んできました。道標だ、と思い、車を止めて近寄ってみると、確かにへんろ道の道標でした。村の中の旧道の分かれ道に立っており、周囲はきれいに草が刈られていました。
 道標の正面には、上部に指差しの手が、その下に「へんろ道」「次ハ第三十八番」「施主 田中□」と刻まれています。これは加東四国八十八ヶ所霊場巡りの道標で、三十八番は上田地区にある教王院にあたります。その前の三十七番は野村地区の極楽堂、次の三十九番は同じく野村の小部野(おべの)の西之堂になっています。野村と上田は隣村であり、その巡礼道にこの道標が建てられたのでしょう。
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