ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

私の参考書-『加東郡誌』

2015年08月26日 05時36分10秒 | Weblog


 私の郷土史研究で常に参考にしている本が『加東郡誌』です。958頁の分厚いもので、大正12年(1923)に発刊されています。編纂者は加東郡教育会。当時の加東郡は現在の加東市と小野市域にあたります。加東郡の地理、歴史、政治、産業・・・などあらゆる分野にわたり詳細な記述がなされています。郷土史を学ぶものにとってはまさにバイブル的な存在です。その構成は次の通りになっています。

第一篇「地理」6章、第二篇「町村」16章、第三篇「政治」5章、第四篇「産業」9章、第五篇「教育」2章、第六篇「兵事」3章、第七篇「衛生」3章、第八篇「風俗」14章、第九篇「神社」4章、第十篇「宗教」3章、第十一篇「名勝旧蹟」74項、第十二篇「古城址、古戦場」44項、第十三篇「古墳、碑碣」28項、第十四篇「人物」37項

 巻末の編纂経過によれば、編纂が始まったのが大正4年。加東郡教育会の事業として郡誌編纂が決議され、各小学校長らが編纂委員に選ばれています。それから調査、資料蒐集、執筆と編纂委員会が続き、大正11年3月に脱稿、大正12年に発行をみています。奥付は次の通りです。

大正十二年十月十五日印刷
                 (非売品)
大正十二年十月二十日発行

   兵庫縣加東郡役所内
編集兼発行者  加東郡教育会

   兵庫縣加古郡加古川町寺家町一一ノ一
印刷者     黒田房次

   兵庫縣加古郡加古川町寺家町一一ノ一
印刷所     黒田盛文堂
    
コメント (2)
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