昭和18年(1943)、新家庭を設けるにあたって必要な家庭用品の配給を受けたいという願いが社町長に出されています。
鍋や釜など必需品が書かれており、物資不足の当時、新家庭を持つにも世帯道具を揃えるのは大変だったことでしょう。鍋、釜とともに日の丸がその中に挙げられており、まさに必需品であったことが当時の状況をよく表しています。
昭和十八年十一月二十三日
世帯主 花 田 竹 男
社町町長殿
竹男儀
今般社町社八九八番地ニ於テ新家庭設置スル付キ左記物件新家庭用トシテ配給証明書交付相受度此ノ段及願上候也
左記
一、釜 一個
一、鍋 〃
一、蒸釜 〃
一、湯沸 〃
一、弁当箱 一個
一、大取 一〃
一、日ノ丸 一枚
一、バケツ 二ケ
一、蚊帳 六畳一枚
以上