メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

絵本読み聞かせ(2023年3月)

2023-03-24 09:52:33 | 本と雑誌
今年度最後、3月の絵本読み聞かせ

年少
ぶーぶー じどうしゃ(山本忠敬)
にんじん(せな けいこ)
ごぶごぶ ごぼごぼ(駒形克己)
年中
にんじん
しろくまちゃんのほっとけーき(わかやま けん)
はらぺこあおむし(エリック=カール/もり ひさし)
年長
しろくまちゃんのほっとけーき
はらぺこあおむし
スイミー(レオ=レオニ 訳 谷川俊太郎)

年少の三つはどれも数か月前にやったことがある。「 ぶーぶー じどうしゃ」の絵は今走ってる車の中では少し古いが、子供たちはこの歳から自動車は好きで、その色、かたち、やる仕事など、入り込んでくる。

「にんじん」はやはりせなさんの切り絵のすばらしさ、この歳で意外に動物はよく知っている、動物園か映像か?

「ごぶごぶごぼごぼ」は作者の子供が生まれる前に関する想像をもとにしているわけだが、これは子供たちの前でやってみないと評価はできない。今回はちょっとおとなしかったが、聞いてみたら好きな色は青と黄色のようだ。赤という声はなかった。

「しろくまちゃんのほっとけーき」はあまりにも有名で家庭にもかなりある。それでも年長組でも突っ込むところはかなりあるようで、にぎやかになる。こんな幼稚なものやらないでということはなく、プログラム編成で考えておくべき要素である。
 
「はらぺこあおむし」、これはあまりにも有名だが春だし、何度見ても盛り上がるのだが、今回は途中はそれほどではなく、最後の大きな見事な蝶の絵、特に色に歓声があがった。これがエリック・カールの力だろう。
 
「スイミー」はこの教訓的なところ、大人が旅立つ子供に教え諭すようなところがあまり好きではないのだが(それが評価されているのもよく知っているけれど)、まあ卒園して小学校という子たちも何人かいるので、一度やっておこうと毎年入れている。

谷川俊太郎の訳、このひと絵本はずいぶん作っているけれど、今だったら文章はちょっとちがうんじゃないか。私がすきなのは「もこもこもこ」とか、言葉のリズムが勝ったもの。
それでも海の中をさまざまに描いたレオニの絵は、ちょっと他に見ないものでこれだけでも子供たちに見ておいてほしいと思う。





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オートクチュール | トップ | ムソルグスキー「ボリス・ゴ... »

本と雑誌」カテゴリの最新記事