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kan-haruの日記

旅ものがたり 徳島鳴門旅行 八木の鼻漁港さびき釣り、鳴門渦潮水中観測船、淡路島周遊(第3日目その1)

2011年01月31日 | 旅ものがたり
kan-haru blog 2011 水中観潮船展望室の船首側から船尾を見る  

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第3日目
第3日目の11月23日最終日は、午後に水中観測船アクアエディに乗り期待の鳴門の渦潮を見学して、帰るまでの時間を淡路島を回遊して高松空港19時10分発で羽田に帰る行程です。

 鳴門の渦潮と淡路島を結ぶ大鳴門橋地図

八木の鼻漁港でのさびき釣り
23日は快晴で、ホテルの部屋から淡路島の展望を楽しんだ後、ルネッサンスリゾートナルトのレストラン采で9時に朝食を済ませました。

 ホテルの部屋から風光明媚な鳴門の海を望む(:北方の鳴門大橋を望む、:対岸の淡路島を望む、:南方の八木の鼻を望む)

孫は、昨秋から大森でハゼ釣りを初めて行い、釣りに大変と興味を持ち、折角鳴門に来たので、是非さびき釣りをしたいとの希望で、9時半から2時間の1人2千円で契約をして、初めてのさびき釣り体験を八木の鼻漁港へと、喜び勇んで孫親子で出かけました。
鳴子は釣り場の宝庫で、北の折野漁港から南の里浦海岸の間に18ヶ所の釣り場があり、その中の八木の鼻漁港の釣り場はホテルの南に車で5分ほどのところにあり、アジ、サバ、メバルやグレ(メジナ)など豊富な種類の魚が釣れます。

 鳴門のさびき釣りの八木の鼻漁港と渦潮遊覧船乗り場地図

さびき釣りは、防波堤での釣りや、湾内での少し沖目での投げ釣りに用いられ、安価・安全で簡単な釣り方で、初心者、子供やファミリーも楽しめるレジャーとして人気を集めています。
さびき釣りの釣りの仕掛けは、1~3メートル程の幹糸に3~12本の釣り針を付け、その針にスキン系や魚皮系、鳥の羽などを巻きつけてたもので、魚はこのハリをエサと間違へて食いつき吊り上げる釣り方です。
鳴子は釣り場の宝庫で、北の折野漁港から南の里浦海岸の間に18ヶ所の釣り場があり、その中の八木の鼻漁港の釣り場はホテルの南に車で5分ほどのところにあり、アジ、サバ、メバルやグレ(メジナ)など豊富な種類の魚が釣れます。
午後の鳴門の渦潮見学のためルネッサンスリゾートナルトのロビーで待っていると、目を輝かして得意顔で釣りから戻ってきたので、成果を聞いてみると何と2時間で大形のグレ1匹、小ぶりのグレ3匹、アジ34匹に赤アジ1匹の大漁です。せいぜい、アジを20匹くらい釣ってくるのかなと予想していましたが、思いの他の成果で早速内臓を取り除いて貰い、クール宅急便で東京に発送です。孫は釣りを初めて半年で簡単に多量に採れたので、釣りは簡単と感じたのではと思いますが、釣りは1日やっても1匹も釣れないこともあり、特に今回の大きなグレに当たったのは運が良かったのです。釣れない経験を多く踏んで、1人前の釣り人に成長します。

 こんなに釣れるのではさびき釣りは止められない(左:こんな大きいグレが釣れたぞ、:グレが4匹も釣れたぞ、:アジが35匹の大漁)

グレは四国の地方名で一般にはメジナと云われ、釣り人の間では磯釣りの対象魚として人気が高い魚で、スズキ目・イスズミ科(メジナ科とも)に分類される魚の一種で、東アジアの温暖な浅海に分布する海水魚です。魚屋やスーパー等の鮮魚売場で売られる「黒目鯛」はメジナのことです。メジナの成魚は全長60cmに達するが、よく漁獲されるのは40cm程までであるが、同族種のクロメジナの成魚は全長70cmに達し、またオキナメジナは成魚は全長45cmほどだそうです(Wikipediaから)。
メジナはクセが無く淡白な白身で、刺身、たたき、カルパッチョ、焼き魚、煮付け、唐揚げ、鍋料理など様々な調理ができるので、旅行から帰ってグレは塩焼き、鯵は唐揚げと南蛮漬けで食べましたが、どれも最高の味わいとのことでした。

 自分で釣った魚は美味しい

観潮船で鳴門の渦潮を見る
今回の旅行の中で鳴門の渦潮を真近で見るのが目的の一つで、最終日に鳴門観光汽船の水中観測船アクアエディの乗船を予約しておきました。さびき釣りの大漁で孫が満足して、12時10分にホテルチェックアウトし、ホテル前の道から大塚国際美術館を通り抜けて、三叉路信号交差点で左折し、「観潮船のりば」の看板が正面に見えてきたところを海沿いに右折して進むと亀浦観光港観潮船乗り場です。

 鳴門観光汽船乗場(鳴門観光汽船から)

乗船場では、今日は風が強いため船が揺れますのでご注意くださいとアナウンスしています。次の小型水中観潮船出航予定時間は12時45分で予めの予約客しか乗れず、大型観潮船出航予定時間は13時00分で先着順に受け付けています。当日の渦潮の見頃時間は、南流の最強時が13時10分であり絶好の時間帯です。

 渦潮観潮船乗船(:乗船券発売所、:当日の渦潮の見頃時間)

予約済みですので、小型水中観潮船アクアエディの乗船券を買い、指定座席はB-01から04で船首の先頭です。

 水中観潮船アクアエディ乗船券

出発時間が近づくと乗船が開始され、全員が水中展望室の座席は満席で着席させて出航です。揺れはそれほどでも無く、観潮船はかなりの距離を進みましたが、水中展望室の窓からは水中の渦潮などを見られる気配がありません。船が渦潮に向かい進んでいきましたが、風がおさまった様で揺れはほとんど感じませんでした。
水中観潮船アクアエディの定員は42名で、水面下1mまで水中展望室が下がり、海中が見え水中の渦の様子が見られるという点では画期的な水中観潮船です。鳴門の海中の透明度は高くないのでどの程度見られるのかは不明です。今回は、渦潮は甲板上からみました。

 水中観潮船アクアエディに乗船(:岸壁に停泊の水中観潮船アクアエディ::水中展望室指定席に着席、:水中展望室の窓からの水中には何も見えない)  

一方の大型観潮船わんだーなるとは定員が400名で、1等の2階客室と、2等の1階客室があります。

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第12回その4)

2011年01月29日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2011 大型工事機 

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第8工区工事
・旧上り線ホーム跡工事
糀谷駅高架下の旧上り線ホーム跡を1月11日に見ると、昨年末から行われている駅設備築造の工事が、準備中の様で休工中でした。同21日に見ると、駅設備築造の工事が行われておりました。この工事の現場をよく見ると、上下線高架橋工事が完了最終時の高架橋柱建立の位置で、その準備の基礎工事の様で、コンクリート打ちが行われています。

 高架下旧上り線ホーム跡の基礎工事(:工事準備のため休工中の旧上り線ホーム跡工事場0111、:糀谷駅仮高架橋の本高架橋脚柱建立基礎工事0121)

現在の糀谷駅高架橋は仮高架橋で下り線高架橋仮ホームは、在来下り線ホームの上まで高架橋の幅員を伸ばして築造されています。現在工事が行われている下り線の高架橋が完成すると、下り線高架橋仮ホームの幅員は短縮され、糀谷駅仮高架橋の幅員も短縮されます。このため、糀谷駅仮高架橋築造時に予め短縮される完成時の糀谷駅高架橋の橋脚柱建立の位置に、橋脚柱の受け皿が設けられています(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 糀谷駅付近(第9回)」参照)。

 糀谷駅仮高架橋構造(再掲)

1月26日に見ると、旧上り線ホーム跡の高架橋脚柱の南側沿いで、駅設備の構造物をクレーンで吊って溶接工事を行っていました。

 糀谷駅高架橋南側橋脚柱縁での駅設備の溶接工事(0126写真拡大)

・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切西側構内)
昨年末には、糀谷踏切西側構内の下り線高架橋築造工事は3ヶ所の橋脚柱建立部には、鋼各枠を設けて穴が掘られライナーが埋め込まれています。
1月11日に見ると、橋脚柱建立部の穴内に地中橋脚柱を埋め込み設定されていました。

 地中橋脚柱の埋め込みが設定済(0111写真拡大)

同21日には、橋脚柱建立部穴と在来下り線線路間の土止め溝の工事が行われていました。

 下り線高架橋脚柱と在来下り線路間の土止め工事(0121写真拡大)

同26日に見ると、橋脚柱建立穴と線路間および橋脚穴の西側の土止め溝には、土が埋め戻されていました。

 橋脚柱と下り線路間の土止め工事は土埋め戻しが終了(0126写真拡大)

・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切東側傾斜高架橋)
糀谷第1踏切東側傾斜高架橋の橋脚建立工事は建立の基礎工事が行われており、ライナーが置いてあったり、橋脚柱の埋め込み穴の掘削が行われているところもあり、橋脚柱建立工事は順次進行している様です。
1月11日に糀谷第1踏切から見ると、東方には橋脚柱埋め込み穴削り機により穴堀が行われています。また、傾斜高架橋の盛り土部付近の、工事出入り口西方では工事機により橋脚柱建立の基礎工事が行われている様です。

 橋脚柱建立の基礎工事(:工事機により橋脚柱埋め込みの穴堀工事、:工事場出入り口北方の橋脚柱建立の基礎工事0111)

また、工事出入り口の左1番目高架橋脚では、橋脚柱建立の基礎穴枠の工事を行っていました。

 橋脚柱建立の基礎穴堀工事(0111写真拡大)

同21日には、第1踏切東側の高架橋脚建立工事現場は、15時の休憩時間に入ったので、大鳥居駅からの地上線路運行列車車窓から、現場で稼働している工事機などを見てみました。

糀谷第2-第1踏切間仮下り線高架橋築造現場.wmv

[クリックすると、車窓からの糀谷第2-第1踏切間仮下り線高架橋築造現場が見られます。]

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第12回その3)

2011年01月27日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2011 新架設された京急蒲田歩道橋 

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・京急蒲田第2~9踏切間旧下り線線路跡工事(続)
1月18日に蒲田消防署南側道路の突き当りの、京急工事現場出入り口が開いていたので中を覗くと、突き当りでは作業員が工事資材を運搬していました。出入り口の北側では工事車による工事は行ってなく、同南側では京急蒲田第9踏切際で、高架橋橋脚建立の基礎工事を行っており、コンクリートミキサー車がコンクリート打ち込みを終わり出てきたところです。

 蒲田消防署南の高架工事現場(:工事用資材の運搬作業中、:工事出入り口北方では工事準備中、:南方ではコンクリート打ちを終わったミキサー0118)

18日に同第9踏切北側を見ると、踏切際で工事機が橋脚建立基礎工事を行っており、その北側ではクレーン車と共にミキサー車がコンクリートの打ち込みを行っていました。

 第9踏切北側の橋脚建立基礎工事(:第9踏切際の橋脚建立基礎工事、:橋脚建立基礎工事の北方先ではコンクリート打ち0118)

第7工区工事
1月11日に京急空港線蒲田駅を出た第1京浜国道際の3層高架橋に久しぶりにクレーンが登場して、完成時には下り線高架橋となる3階部の高架橋上に工事用資材の荷揚げ作業が行われていました。現在の2階高架橋の運行は、羽田空港発品川方面行きの上り列車と横浜方面発羽田空港行きの下り接続列車が運行しており、3階高架橋が完成すると品川方面発羽田空港行きと羽田空港発横浜方面行きの接続列車が運行されます。

 京急空港線3層下り高架橋上の工事準備(:京急空港線3層下り高架橋にクレーンが登場し工事準備、:京急空港線3層下り高架橋上に工事資材の荷揚げ0111)

京急蒲田駅周辺高架工事の関連施設
昨年末の京急蒲田駅南の第1京浜国道際の大田区産業プラザPiOの前の、第1京浜国道の西(山)側歩道には橋桁受けの付いた歩道橋脚柱と、東(海)側歩道には円筒の橋脚柱が建立されていました。
1月11日に見ると東側歩道に建立の橋脚柱にも、橋桁受けが付けられていました。

 東側歩道橋脚柱にも橋桁受けが付く(0111写真拡大)

また、左右歩道の両歩道橋脚柱との第1京浜国道の中間部には、仮に歩道橋桁を受ける支え台が置かれています。

 国道中央に設置歩道橋の仮受け台が置かれる(0111写真拡大)

同日、第1京浜国道際の大田区産業プラザPiOの北側の空き地には、国道東側用の歩道橋桁が置かれています。なお、西側用の歩道橋桁は高架橋脇に昨年末から置かれています。また、国道の一時通行止めのお知らせが橋脚柱に掲げられており、交通止めは2回実施され、国道の西側の品川方面が1月16日の1時から5時までと、東側の川崎方面が1月17日の同時刻となっています。

 pioの傍の第1京浜国道の歩道橋架設工事(:国道東側のpioの前の空き地には歩道橋桁が置かれている、:0111)

1月18日に見ると、2日間にわたり交通止めして架設した歩道橋が、国道東西の歩道橋脚柱間に架けられていました。

 南から見た架設歩道橋(0118写真拡大)

歩道橋の架設は、16日に国道西側部から行われ、17日には同東側で行われ両歩道橋は結合されました。

 北から見た架設歩道橋(写真拡大)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第12回その2)

2011年01月25日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2011 穿孔カッターが取付られた橋脚柱基礎土台穴用穿孔機

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第5工区工事
・京急蒲田第2~9踏切間旧下り線線路跡工事
昨年末には、旧下り線線路撤去後の京急蒲田第2~5踏切跡間の高架橋下では整理工事が行われていました。1月11日に見ると、同第2~4踏切跡間の高架橋下では、継続して整理工事が行われていました。

 第2~4踏切跡間の高架橋下の整備工事(0111写真拡大)

同18日に見ると、同第4~5踏切跡間の高架橋下に作業を移動して、整理工事が行われていました。

 第4~5踏切跡間の高架橋下の整備工事(0118写真拡大)

同第6踏切跡南側では、同11日に見ると踏切跡の道路境界の設定工事が行われており、高架橋脚築造溝にはコンクリート打ちが進んでおり、高架橋築造の基礎工事には2基のクレーンが稼働していました。

 第6踏切跡南側近くの高架橋築造基礎工事(左上:第6踏切跡南側の高架橋築造の工事現場、中上:第6踏切跡南側の境界設置工事、右上:第6踏切跡南側の高架橋脚穴構のコンクリート打ち、左下中下右下:クレーン車2基を稼働しての高架橋脚築造の基礎工事0111) 

同日に同第8踏切跡南側では、2基の昇降台車を稼働して、完成している上り線高架橋の東側面の新設高架橋との結合面の工事を行っていました。

 昇降台車2基を稼働して上り高架橋の脇面の基礎工事(0111写真拡大)

11日の同第9踏切跡北側では、高架橋脚建立穴の基礎工事が進められており、踏切傍のヤードには橋脚建立基礎固め土台コンクリート打ちの網目鋼管が置かれていました。網目鋼管は、橋脚建立の地下約70mの深さまで何本も鋼管を押し込み挿入して、コンクリートを打ち込んで、高架橋橋脚柱の基礎土台となります。

 第9踏切跡北側では高架橋脚建立の準備工事が進む(:第9踏切跡北側縁では高架橋脚建立穴の基礎工事、:橋脚柱基礎用網目鋼管が置かれた第9踏切傍のヤード0111)

18日に見ると同第6踏切跡南側の高架橋築造工事は、高架橋橋脚間の補強のための溝が掘られ補強組枠にコンクリートが打たれていました。その先では、シャベルカーやクレーン車などの工事車を稼働して、高架橋橋脚の建立の基礎工事が行われていました。

 第6踏切跡南側では橋脚柱建立基礎工事が進む(:第6踏切跡南側の橋脚柱建立基礎工事、:橋脚建立柱間補強の基礎工事、:第6踏切跡南側の中間部では工事車を稼働して橋脚建立基礎工事中0118)

同第8踏切跡南側に接した橋脚柱建立のライナーの埋め込み場所では、橋脚柱基礎土台用の穴掘りの穿孔機械を設定しているところが見られました。

 橋脚柱建立用穿孔機械の設定(写0118真拡大)

穿孔機械の設定が済むと、穿孔カッターの取付が行われました。基礎穴は約70mほど堀りますので、穿孔カッターのシャフトは深くなるとつないで行きます。廃どろは、カッターのシャフトの先につないであるホースで吸い出されます。

 穿孔カッターを取付(0118写真拡大)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第12回その1)

2011年01月22日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2011 内川北岸旧上り線高架橋撤去跡

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新年を迎え京急下り線高架化工事は、1月6日から始められています。現在、高架化工事は、第1工区、第5工区、第6工区および第8工区で準備工事が行われています。また、工区の各駅周辺では、高架工事に関連した周辺の工事や整理作業も進んでいます。

第1工区工事
・上り線大森町駅ホーム跡工事
上り線大森町駅高架橋下の旧ホーム跡では、年が明けてからも高架橋脚間の地中設置梁工事が継続して行われており、土砂の埋戻しが終わり鉄筋枠内の組立も完了した様で、これからコンクリート打ちが行われるようです。

 大森町駅上り線高架橋下旧ホーム跡の地中設置梁工事([0108]、[0118]、[0121]写真拡大)

・内川北岸周辺の仮高架橋工事
昨年末の内川北岸周辺の仮高架橋工事現場では、旧上り線跡の傾斜高架橋橋脚および平和島第2架橋梁の橋脚台の取壊しの準備が進められております。

 内川北岸仮下り線高架橋工事説明図

1月18日に見ると、下り線仮高架橋の橋脚の新P16の地下基礎部が、在来下り線の下部まで出来ていました。また、高架橋脚のP16の取り壊しが行われており、平和島第2架橋梁の橋脚台の取壊しの準備作業が進められていました。

 内川北岸周辺の仮高架橋工事が進む1(:新高架橋用新P16橋脚の場所、:新高架橋用新P16橋脚基礎部、:平和島第2架橋梁の橋脚台の取壊しの準備作業)

同21日に見ると、平和島第2架橋梁の橋脚台の取壊しが行われていました。

 内川北岸周辺の仮高架橋工事が進む2(:平和島第2架橋梁橋脚台Bの取壊、:平和島第2架橋梁橋脚台Aの取壊、:現高架橋とのドッキング部の橋脚台P14)

旧上り線傾斜高架橋脚のP18、19が取り壊わされ、分解されてれていましたが、高架橋脚のP17と内川橋梁橋脚は、残っています。

 旧上り線部の取り壊された橋脚台(:旧上り線部の取り壊された橋脚台P18、:旧上り線部の取り壊された橋脚台P19、:旧上り線部の取り壊わし前の橋脚台P17)

・内川南岸周辺の仮高架橋工事
内川南岸の橋梁橋脚から南側は傾斜地となっていますが、年末には内川に近い部分の旧上り線路側の傾斜部の土手土は除去されていました。
1月18日に見ると、除去された土手土部はさらに掘り下げられ、下り線仮高架橋の橋脚部建立のための山留の基礎工事が行われています。
 
 内川南岸旧上り線跡高架橋築造の準備工事(写真拡大)

大森町商店街の商店建替え
大森町駅東口の商店街通りは、京急高架化の関連で幅員が13mに拡幅されるため、両側の商店建屋の移動が必要となるため、既に取壊しや共同ビルへの建て替えが行われています(「大森町界隈あれこれ ニュース 変貌する大森町駅周辺の商店街(2010.1.26号)」参照)。

 変貌する大森町駅周辺商店街地図(再掲)

1月18日に見ると商店街通り地図の1のビルに、新築工事計画の通知と解体工事のお知らせが張り出されました。これにより、大森町商店街は京急高架化の最終完成時には、大きく変貌されます。

 大森町商店街の建替え商店

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区下り線工事 Sub INDEX 2011年後期版

2011年01月22日 | INDEX
kan-haru blog 2011 12月18日75版

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< SubINDEX 高架化全工区下り線工事2011年前期版高架化全工区下り線工事2010年版高架化全工区統合編2010年版高架化全工区統合編2009年版大森町工区 2009年版大森町工区 2008年版大森町工区 2006・2007年版梅屋敷付近工区京急蒲田付近工区2006~2008年版京急蒲田付近工区2009年版雑色付近工区糀谷付近工区 へ

 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区下り線工事 Sub INDEX 2011年後期版



大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区下り線工事 Sub INDEX 2010年版 参照



268~289項INDEXは、大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区下り線工事 Sub INDEX 2011年前期版 参照 (ここをクリックして下さい)

290 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第16回その3)5月20日
291 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第16回その4)5月22日
292 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第17回その1)6月15日
293 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第17回その2)6月17日
294 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第17回その3)6月19日
295 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編[大森町ホーム移設編](第17回その4)6月22日
296 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編[大森町駅の変遷](第18回その1)6月24日
297 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編[大森町駅の変遷](第18回その2)6月26日



298 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第19回その1)7月25日
299 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第19回その2)7月27日
300 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第19回その3)7月29日
301 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第20回その1)8月5日
302 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第20回その2)8月8日
303 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第20回その3)8月10日
304 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第21回その1)9月3日
305 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第21回その2)9月5日
306 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第21回その3)9月7日
307 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第22回その1)9月28日
308 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第22回その2)9月30日
309 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第22回その3)10月4日
310 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第23回その1)10月22日
311 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第23回その2)10月24日
312 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第23回その3)10月27日
313 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第23回その4)10月29日
314 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第24回その1)12月8日
315 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第24回その2)12月11日
316 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第24回その3)12月13日
317 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第24回その4)12月16日
318 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第24回その5)12月18日

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kan-haru日記 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 2010年後期版

2011年01月22日 | INDEX
kan-haru blog 2010 12月28日268版

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  大森町界隈あれこれ 京浜急行関連 カテゴリー総目次 2010年後期版



2006年 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX参照 (ここをクリックして下さい)
2007年 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX参照 (〃)
2008年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~6月参照 (〃)
2008年中期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 7~9月参照 (〃)
2008年後期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 10~12月参照 (〃)
2009年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~4月参照 (〃)
2009年中期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 4~7月参照 (〃)
2009年中Ⅱ期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 8~11月参照 (〃)
2009年後期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 11~12月参照 (〃)
2010年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~3月参照 (〃)
2010年前Ⅱ期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 4~5月参照 (〃)
2010年中期 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連 INDEX参照 (〃)



247 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第5回その1) 9月13日
248 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第5回その2) 9月16日
249 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第5回その3) 9月18日
250 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第6回その1) 9月26日
251 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第6回その2) 9月28日
252 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第6回その3) 9月30日
253 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第7回その1) 10月13日
254 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第7回その2) 10月15日
255 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第8回その1) 10月29日
256 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第8回その2) 10月31日
257 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第8回その3) 11月3日
258 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第9回その1) 11月16日
259 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第9回その2) 11月18日
260 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第9回その3) 11月20日
261 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第10回その1) 12月5日
262 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第10回その2) 12月7日
263 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第10回その3) 12月9日
264 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第11回その1) 12月23日
265 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第11回その2) 12月25日
266 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第11回その3) 12月27日
267 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第11回その4) 12月29日

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・カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次2010年中期版2010年前Ⅱ期版2010年前期版2009年後期版2009年中Ⅱ期版2009年中期版2009年前期版2008年後期版2008年中期版2008年前期版2006・2007年版
・サブ・カテゴリー別Index 高架化関連側道編高架化全工区下り線工事2010年版高架化全工区統合編2010年版高架化全工区統合編2009年版大森町付近工区2009年版大森町付近工区2008年版大森町付近工区2006・2007年版梅屋敷付近工区京急蒲田付近工区2009年版京急蒲田付近工区2006~2008年版雑色付近工区糀谷付近工区 へ
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風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺2011

2011年01月20日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2011 大師老舗の奈良漬けやさん
 
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川崎大師初詣
川崎大師の初詣は、平間寺が菩提樹と同じ真言宗智山派で、方向が恵方の川崎大師には親子何代にわたり毎年初詣をしています。最近は近所に住む従妹夫妻と一緒にお参りに行っており、今年は1月18日に出かけました。月半ばの平日でしたが、お護摩の申し込みの列は大変な行列で、護摩によって大厄を消除し、大師の功徳により開運を祈願する人気は常に高いものです。
このブログでも、2007年から2010年までの毎年と川崎大師の初詣を掲載していますので、同じような記事となっていますので、今回は今まで掲載していない事項を記してみました。

川崎大師の参詣は、川崎大師駅前の厄除け門から大師入口門までの表参道を通り、右に曲がるとすぐ仲見世通りで、お土産の物色は帰りで大山門まで直進です。

 川崎大師参詣路(左:表参道を大師本堂に向かう、中:大師本堂には大師入口門を右に曲がる、右:仲見世を進むと大山門)

大山門を潜り、右手にあるお水やで清めて、参道を直進して献香所で無病息災を祈ってお線香の煙をあびます。

 参道(:大山門、:お水屋、:献香所)

献香所の先の大本殿の大きなお賽銭箱の賽銭をいれてお祈りごとを祈願してお参りします。お参りが済むと、お札・お守りお授け所では、様々なお札やお守りをお授けしておりますので、毎年参拝者の大半の方が受けている、お札は家庭の災難除け(家内安全)の厄除札を300円で受け、お守りはケガや病気などをお大師さまが身代わってくれる身代守りを300円で頂きます。新しいお札とお守りを授かりましたので、1年前の古いお札とお守りとだるまを納札殿へ収めて、おこころざしを捧げて供養してもらいます。

 初参り参詣(:大本殿、:、右:お札お守りお授け所)

初参りが済んだので、昼食を採るため店を探しましたが一斉の時間ですのでどこも混雑しており、今年も比較的すいている昨年と同じ店の食事処「河庄」で済ませました。

・川崎大師のだるま
京急川崎大師からの表参道に店を出しているだるまやさんは、ざっと見て南天堂、小田切商店、井上商店などがあり、小田切商店のお店中央には、日本一大きなだるまが鎮座しているお店で、ことしは干支の卯だるまが店頭に並べられて、店内には3頭の招き犬がお客様をお待ちしています。仲見世通りのだるま店は、かどや開運堂、高橋太一商店、柏屋 植松商店、石渡商店、澤商店、田辺屋、葵商店、丸太屋などがあります。
川崎大師の「厄除・開運だるま」は、1年前のだるまを収札殿へ収めて供養してもらい、帰りには一般には一回り大きなだるまに買い変えていく習慣があります。以前には、知り合いの表参道で買っていた時もありましたが、最近では仲見世通りの門前に近いお店の「かどや開運堂」で購入しています。

 厄除・開運だるまを買う(:日本一大きなだるまが置いてある店、:仲見世のだるまやさん、右:昨年より一回り大きなだるまを買う)

・川崎大師のくずもち
川崎大師のくずもちは、小麦澱粉を1年余り貯蔵した高純度の澱粉を蒸し固めた生菓子で、糖蜜には黒糖で黒蜜に仕上げています。餅の弾力と腰、黒蜜ときな粉のかもしだす淡白な味は最近人気を呼んでおり、大師に行くとくずもちがお土産の定番になっています。今年は、初参りに出かける前に複数個所の知り合いからお土産に頂いておりますので、購入は見送りとしました。
川崎大師のくずもちやさんは、門前の住吉をはじめとして、仲見世にはますや久寿餅店、河庄があり、表参道には住吉屋総本店、福嶋屋、磯福、恵の本などの沢山のお店があります。門前の住吉やさんは、お店を表参道にも出して両通り間で結ばれています。

 仲見世と表参道が結ばれているくずもちの住吉(:門前のくずもちの住吉、:表参道のくずもちの住吉)

・川崎大師のとんとこ飴
川崎大師での土産には、とんとこ飴も欠かせません。仲見世を入るとすぐ入口の両側には老舗のとんとこ飴やが向かい合って、評判堂と松屋総本店が店を構えています。初参りの時期がらから手づくりの咳止めあめはかかせず、昔ながらの製法ののどのもやさしい切り飴のさらし飴は、リズミカルにさらし飴を切る音を響かせて、客を呼込んでいます。仲見世を歩いていると、何処でも聞こえる飴を切る音は川崎大師の風物詩です。
この音に引かれて、大師にくるとお土産にさらし飴とせき止め飴は必ず買って帰り、知人にお土産として渡すと大変と喜ばれます。

 とんとこ飴の店(:仲見世で向かい合ってせき止め飴店を構える
評判堂と松屋総本展、:さらし飴を切る音を響かせて客を呼込む、:さらし飴の製造器)

川崎大師境内の句碑
川崎大師の境内の八角五重塔から薬師殿に向かう間には、沢山の石碑があります。今回は、昨年見に行った寺内の由緒の石碑群から句碑2つを紹介します。
・松尾芭蕉の句碑
松尾芭蕉の句碑の、「父母のしきりに戀し雉子の聲」の句は、芭蕉が弟子の杜国と1688年(貞亨5年)の春に高野山を訪れて詠んだものです。川崎大師の芭蕉句碑は、芭蕉二百回忌の1893年(明治26年)10月に建立されました。

 芭蕉の句碑(写真拡大)

・虚子句碑
川崎大師では、1957年(昭和33年)に高浜虚子を招いて句会が開かれました。その時に詠んだ「金色の涼しき法の光かな」の句を、1958年(昭和34年)4月8日に虚子が85歳で没した年の5月14日に建立したのが絶筆の句碑で、毎年の虚子忌に祀っているとのことです。

 虚子の句碑(写真拡大)

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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(1月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2010~2011年版2008~2010年版2007・2008年版2006・2007年版
<前回 風景・風物詩 白金台の紅葉 自然教育園と東京都庭園美術館の日本庭園で紅葉を楽しむ その2 へ
次回 風景・風物詩 江戸名所図会の古社 水天宮が相殿で平安時代に創建の古社元神明宮
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kan-haru日記 風景・風物詩総目次(カテゴリー別INDEX) 2008~2010年版

2011年01月20日 | INDEX
kan-haru blog 2010 12月13日54版

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< 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2006・2007年版 へ
< 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2007・2008年版 へ

   風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2008~2010年版



2006年 風景・風物詩 INDEX (ここをクリックして下さい)



2007年 風景・風物詩 INDEX (ここをクリックして下さい)



40 風景・風物詩 初詣風物詩 穴八幡神社と放生寺 その1 1月9日
41 風景・風物詩 初詣風物詩 穴八幡神社と放生寺 その2 1月11日
42 風景・風物詩 初詣風物詩 穴八幡神社と放生寺 その3 1月13日
43 風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺2008 1月21日
44 風景・風物誌 花見のはしご 開桜小花まつり・池上本門寺・千鳥が淵・飛鳥山・大岡川の桜 その1 4月3日
45 風景・風物誌 花見のはしご 開桜小花まつり・池上本門寺・千鳥が淵・飛鳥山・大岡川の桜 その2 4月5日
46 風景・風物誌 八重桜とチューリップ 足立都市農業公園の花見 4月23日
47 風景・風物詩 旧岩崎邸庭園 金唐紙の壁で華やかに蘇った岩崎邸洋館 その1 4月27日
48 風景・風物詩 旧岩崎邸庭園 金唐紙の壁で華やかに蘇った岩崎邸洋館 その2 4月29日
49 風景・風物誌 つつじと森林浴 神木山等覚院(つつじ寺)と県立東高根森林公園  5月5日
50 風景・風物詩 天王祭 品川神社例祭2008とおいらん道中(その1) 6月21日
51 風景・風物詩 天王祭 品川神社例祭2008とおいらん道中(その2) 6月23日
52 風景・風物誌 夏の風物詩 入谷の朝顔市2008 7月24日
53 風景・風物詩 夏の風物詩 川崎大師風鈴市2008 7月28日
54 風景・風物詩 東京の花火 明治神宮外苑を彩る光と音の競演 8月19日
55 風景・風物詩 深川八幡宮水かけ祭 神輿55基連合渡御の3年に1度の本祭り 8月21日



56 風景・風物詩 初詣風物詩 上野五條天神社、不忍池弁天堂と飯田橋東京大神宮 1月11日
57 風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺2009  1月28日
58 風景・風物誌 花見のはしご 今年は大森町界隈の花見と大田区の桜 その1  4月9日
59 風景・風物誌 花見のはしご 今年は大森町界隈の花見と大田区の桜 その2 4月11日
60 風景・風物詩 羽田神社例大祭 13基の神輿を3千人がヨコタ担ぎで練り歩く町内神輿連合渡御 8月16日
61 風景・風物詩 上野公園不忍池 弁天堂近くで開花した蓮の花の観賞 8月22日
62 風景・風物詩 高円寺阿波おどり おどれセシオン2009 9月3日
63 風景・風物詩 神田連雀町を歩く 江戸っ子伝統の「かんだ藪蕎麦」と「甘味処竹むら」で昔の味を食する 9月16日
64 風景・風物詩 紅葉の六義園 江戸の名園和歌の庭でモミジを楽しむ 12月11日



65 風景・風物詩 初詣風景 神田明神と川崎大師の神社仏閣への初詣(その1) 1月12日
66 風景・風物詩 初詣風景 神田明神と川崎大師の神社仏閣への初詣(その2) 1月15日
67 風景・風物誌 京急高架化沿線の春 5月開通の上り線高架橋沿線の桜を歩く(蒲田八幡神社)第1回 4月3日
68 風景・風物誌 京急高架化沿線の春 5月開通の上り線高架橋沿線の桜を歩く(大森町駅付近)第2回 4月5日
69 風景・風物誌 京急高架化沿線の春 5月開通の上り線高架橋沿線の桜を歩く(六郷土手駅付近)第3回 4月8日
70 風景・風物詩 東京スカイツリー 江戸文化の残る隅田川・荒川界隈に高さ世界一の自立式電波塔が建つ 5月27日
71 風景・風物詩 稗田神社 僧行基が天照、八幡、春日の三神を祀り僧日蓮が開眼した延喜式古社その1 10月18日
72 風景・風物詩 稗田神社 僧行基が天照、八幡、春日の三神を祀り僧日蓮が開眼した延喜式古社その2 10月20日
73 風景・風物詩 秋の深大寺 神代植物公園の秋のばら・菊の観賞と深大寺の歴史に浸るその1 11月29日
74 風景・風物詩 秋の深大寺 神代植物公園の秋のばら・菊の観賞と深大寺の歴史に浸るその2 12月3日
75 風景・風物詩 白金台の紅葉 自然教育園と東京都庭園美術館の日本庭園で紅葉を楽しむ その1 12月11日
76 風景・風物詩 白金台の紅葉 自然教育園と東京都庭園美術館の日本庭園で紅葉を楽しむ その2 12月13日

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< 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2006・2007年版 へ
< 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2007・2008年版 へ
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イベント 池袋サンシャイン・ワールドインポマート 第65回日本書道美術院「教育部展」その1

2011年01月17日 | イベント
kan-haru blog 2011 第65回教育部展全日本書道連盟賞

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日本書道美術院「教育部展」
第65回日本書道美術院「教育部展」(「イベント 東京都美術館 第63回日本書道美術院「教育部展」」参照)は、1月4日~9日まで池袋サンシャインシティで日本書道美術院主催の日書展との併催で開催されました。昨年まで日書展は東京都美術館(上野)で開催していましたが、施設の老朽化が進んだため全面休館中で平成25年までサンシャインシティ・ワールドインポマート4階「展示ホールA」での開催となりました。

 ワールドインポマート「展示ホールA」日書展会場

教育部展は、第二次世界大戦後に一番最初の書道団体として誕生した財団法人日本書道美術院が主催で、第55回全国競書大会と併催の開催です。
教育部展への出品作品の規定は、小学生、中学生と高校生が対象資格であり、作品は本紙寸法がタテ100Cm、ヨコ24.5Cmの用紙に語句・書体が自由課題の書道を、タテ135Cm、ヨコ36Cmの軸表装にしたものと定められています。また、全国競書大会への出品作品の規定は、全国の学生生徒と大人を対象に、日頃の稽古鍛錬の成果を競うことを目的に「半紙作品」と定められています。

 日書展招待券

教育部展には孫が、小学2年生第61回教育部展の時から連続5回の出品を続け、今回は12月に日本書道美術院から全日本書道連盟賞に入賞の通知がありましたので、1月7日に孫一家とともに両家の親族が連れだって見に行きました。
・第55回全国競書大会
全国競書大会の会場入り口は、日書展の通路を挟んで向かい側にあり、会場を入ってすぐ左手に展示されています。全国競書大会展示作品の半紙に書いた毛筆習字の作品を眺めると、何れ劣らぬ力作揃いで何時も感心させられます。全国競書大会には、小・中・高校の部と一般の部があり、一般部には漢字、かなと新書芸があります。
全国競書大会の入賞種目には各賞があり、各部毎に特別賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞(中学以上)、毎日小学生新聞賞(小学生)、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞、第55回展記念賞、書道美術特別賞、みんなの賞特別賞、書芸文化院賞があり、受賞者名は日本書道美術院ホームページの発表入賞者名で見られます。
今回は、時間の関係で入り口に展示の優秀作品を観賞させて頂き、次の教育部展に移りました。

 第55回全国競書大会展示作品(写真拡大)

・第65回教育部展
孫の書道との縁は小学生に入ってからで、自宅から近くの玉汀書道教室(主宰者 荻原玉汀)に通い始め、5年間の教室の熱心な書道指導を受けることができ、図らずも今回大きな賞を頂くことができました。

 第65回教育部展入賞作品展示コーナー(・右写真拡大)

今年の玉汀書道教室からの教育部展への出品者(佳作以上)数と、全国競書大会への出品入賞展示者数を合わせると26名(高校1名、中学4名、小学21名)でした。

 第65回教育部展入賞作品を前に(:書道教室の先生とともに、中:入賞したぞ、右:家族と一緒に記念写真)

教育部展の展示会場は全国競書大会展示場の先の右側です。出品作品は、幼年を含む小学生、中学生と高校生が対象で、体裁は軸表装にしたものと定められております。
今年の教育部展出展の孫の5作目の作品の題字は「春風万里」で、全日本書道連盟賞に入賞して当人は大変喜んでいます。過去出展作品では最高賞が秀作でしたので、両親を初めとして親族ではまさかの賞に大変な感激でした。

 改めて全日本書道連盟賞入賞作品を見る(左・中・写真拡大) 

日本書道美術院「教育部展」には、高校の部、中学の部と小学の部があり、各部には各種の上位の入賞種目があり、特待賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞、第65回展記念賞、みんなの書賞があります。また、一般の入賞種目には、特選、秀作、優作、佳作があります。

 第65回教育部展示作品を観賞する(左上中上右上左下中下右下写真拡大) 

第65回の上位入賞の受賞者は、特待賞(高1、小1点)、日本書道美術院賞(高1、中1、小1点)、理事長賞(高2、中2、小3点)、毎日新聞社賞(高2、中3点)、毎日小学生新聞社賞(小5点)、全日本書道連盟賞(高3、中5、小7点)、高野山金剛峯寺賞(高6、中9、小13点)、第65回展記念賞(高13、中23、小29点)、みんなの書賞(高25、中37、小53点)で、受賞者名は日本書道美術院ホームページの発表入賞者名で見られます。

 展示作品は何れを見ても素晴らしい書の芸術です(写真拡大)

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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(1月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2010・2011年版2009・2010年版2008年版2006・2007年版
<前回 イベント ハロウィン 蒲田西口サンライズカマタ・サンロードに並ぶおばけかぼちゃ へ
次回 イベント 外国人邦楽演奏 第10回インターナショナル邦楽の集い その1
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kan-haru日記 イベント総目次(カテゴリー別INDEX) 2009・2010年版

2011年01月17日 | INDEX
kan-haru blog 2010 10月28日55版

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< イベント カテゴリー別総目次 2006・2007年版2008年版 へ

   イベント カテゴリー別総目次 2009・2010年版



2006年 イベント INDEX (ここをクリックして下さい)



2007年 イベント INDEX (ここをクリックして下さい)



2008年 イベント INDEX (ここをクリックして下さい)



71 イベント 東京都美術館 第63回日本書道美術院「教育部展」 1月17日
72 イベント 東京大空襲資料展 64年前の3月10日は無差別爆撃で浅草、本所、深川の下町が大惨禍 3月27日
73 イベント 三井記念美術館 三井家のおひなさまと特別展示きもの展 4月3日
74 イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その1 5月19日
75 イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その2 5月21日
76 イベント 大森ベルポート 第9回早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルで明治大学優勝 5月29日
77 イベント 江戸消防慰霊祭 江戸消防記念会東京11地区87組員による木遣と梯子乗りの伝統文化の披露 6月12日
78 イベント 日比谷公園 日比谷オクトーバーフェスト2009でミュンヘンの想い出にひたる(その1) 6月18日
79 イベント 日比谷公園 日比谷オクトーバーフェスト2009でミュンヘンの想い出にひたる(その2) 6月20日
80 イベント お茶の水小マーチングバンド 第59回「社会を明るくする運動」パレード演奏 7月18日
81 イベント 朝顔市の入谷と竜泉界隈 普茶料理で異業種交流会H11メトロの暑気払い(その1) 7月23日
82 イベント 朝顔市の入谷と竜泉界隈 普茶料理で異業種交流会H11メトロの暑気払い(その2) 7月25日
83 イベント 歌舞伎観劇 さよなら歌舞伎座九月大歌舞伎 9月30日
84 イベント 横浜・開国博Y150 これまで見た博覧会と比較して見る(その1) 10月11日
85 イベント 横浜・開国博Y150 これまで見た博覧会と比較して見る(その2) 10月13日
86 イベント 横浜・開国博Y150 これまで見た博覧会と比較して見る(その3) 10月15日
87 イベント こどもの城 第13回図工だいすき子ども美術展 10月23日
88 イベント 鉄道の日 第16回鉄道フェスティバル(その1) 10月25日
89 イベント 鉄道の日 第16回鉄道フェスティバル(その2) 10月27日
90 イベント ハロウィン 国内最大 「カワサキ ハロウィン」3000人の仮装パレード 11月18日



91 イベント 東京ミッドタウン 世界最大のワイン祭り『ヴルストマルクト』2010でドイツ旅行を懐かしむ 5月13日
92 イベント 押上でスカイツリーを見て 和食料理で異業種交流会H11メトロの暑気払い 8月5日
93 イベント たからばこ展 新進気鋭のきむらはるかとたかはしかよこのメルヘンチックな2人展 8月7日
94 イベント 第11回国際鉄道模型コンベンション 大森学園高校が鉄道模型コンテストに初参加 8月20日
95 イベント 第11回国際鉄道模型コンベンション 鉄道模型コンテストに大森学園高校が出展 8月22日
96 イベント 和光理研インキュベーションプラザ インキュベーション施設見学とセミナーおよび理研見学その1 10月3日
97 イベント 和光理研インキュベーションプラザ インキュベーション施設見学とセミナーおよび理研見学その2 10月5日
98 イベント 歌舞伎観劇 新橋演舞場秀山祭九月大歌舞伎夜の部 10月8日
99 イベント 運動会 2010年お茶の水小学校運動会 10月10日
100 イベント ハロウィン 蒲田西口サンライズカマタ・サンロードに並ぶおばけかぼちゃ 10月27日

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大森町界隈あれこれ 正月恒例 第87回箱根駅伝その2

2011年01月14日 | 大森町界隈あれこれ 風景
kan-haru blog 2011 早稲田総合優勝アンカー中島賢士選手(産経ニュース) 

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・復路コース
1月3日は、長男・次男親子が大森町の実家に集まり新年会を行い、午後には第1京浜国道に皆で駅伝復路の応援に行きます。孫は、大学が異なりますが、親子3人はたまたま同じ大学を出ており、応援が一緒に行えます。このところ、連続してシード校に入っており、今年も確保できました。
第87回箱根駅伝1月3日の第2日目の復路は、快晴の箱根芦ノ湖を午前8時に往路優勝の東洋大市川孝徳選手がトップで6区へ走り出しスタートです。往路2位の早大はトップから27秒差で、3位の東海大は1分57秒差でスタートし、4位の母校明大は2分21秒差で以下、駒大、国学院大、城西大、中大、拓大と、10位の日体大とトップの差は6分29秒差で東京・大手町を目指して駆け抜けます。

 復路の出発時間差

第6区では、15km過ぎに早大・高野寛基選手が路面が凍っているため転倒しましたが、すぐに立ち直り東洋大・市川孝徳選手とトップを並走していたが、小田原中継所では早大が区間2位で1位に出て8時59分22秒で通過し、2位東洋大の通過は8時59分58秒の36秒差で通過しました。

 第87回箱根駅伝往路のハプニング(左:早大・高野寛基選手第6区で転倒[毎日新聞]、右:國學院大・寺田夏生選手第10区でコースを間違える[サンスポ])

3位は駒大千葉健太選手が、9.3km付近で明大廣瀬大貴選手を抜き4位に浮上し、14.7km付近で東海大・河野晴友選手を抜いて3位に浮上して、中継所では区間新記録の58分11秒の9時01分36秒で通過しました。以下、4位の東海大の通過は9時02分14秒で、5位に落ちた明治は区間17位で9時04分05秒で昨年より1つ下がりましたのでこれより頑張って貰いたいものです。

 大森町付近で駅伝の応援する近隣住民(写真拡大)

第7区の小田原中継所では、トップの早大が区間2位の10時03分23秒と、第2位の東洋大との通過差を1分24秒とやや離し、第3位の駒大・窪田忍選手が区間1位で東洋大に32秒に迫りました。第4位の東海大は3位と3分40秒差で続き、明大渡辺真矢選手は10時09分33秒で通過してトップとの差は6分10秒で第5位を維持しました。

 10区大森町付近を通過する駅伝選手1(:大森町付近を通過する早大中島賢士選手、:大森町付近を通過する駒大藤田健介選手、:大森町付近で4位争いの東海大藤井勘太・明大小林優太選手)

第8区の平塚中継所では、トップの早大11時10分03秒で通過したが、第2位の東洋大・千葉優選手が区間1位でトップとの差を57秒に縮めました。第3位の駒大は東洋大との差が2分27秒と開き、第4位の東海大は駒大との差が3分55秒で続きました。第5位の母校の・明大岸本大直選手が中継所を11時16分34秒でタスキリレーして東海大に9秒差に迫り頑張りをみせました。

 10区大森町付近を通過する選手2(写真拡大)

第9区の戸塚中継所では、トップの早大・八木勇樹選手が区間2位の12時20分06秒で通過すれば、第2位の東洋大・田中貴章選手が区間1位でトップとの差を40秒に縮め、アンカー勝負となりました。第3位の駒大は東洋大との差が2分52秒で通過し、14.6km付近では東海大・金子太郎選手と明大・細川勇介選手が並走して4位争いとなりましたが、中継所では東海大が12時27分51秒で通過し、明大は4秒差で第5位を維持しましたのでシード権は獲得できそうです。

 10区大森町付近を通過する選手3(写真拡大)

以下、戸塚中継所通過順は、拓大、中大、城西大、帝京大に第10位が青学大と続き、21秒差で位國學院大が第11位、37秒差で日体大、38秒差で山梨学大が激しいシード権獲得の争いとなりました。日大が繰り上げスタートとなりました。

 10区大森町付近を通過する選手4(写真拡大)

第10区のアンカー選手の勝負では、早大・中島賢士選手が区間2位の10時間59分51秒で総合優勝しました。東洋大・山憲二選手が区間1位でトップを追い大会3連覇を目指しましたが21秒及ばず第2位となりましたが、2校の総合記録は大会新記録です。以下、第3位の駒大は区間3位で東洋大との差が3分41秒、第4位の東海大は区間4位で駒大との差が4分19秒、第5位の母校の明大も区間5位で東海大との差が12秒差と健闘して3年連続のシード権を余裕を持って獲得しました。第6位争いを中大、拓大で競い4秒差で中大が明大との差が3分で勝ちました。

 10区大森町付近を通過する選手5(写真拡大)

16kmすぎには城西大、青学大、帝京大、山梨学大、國學院大、日体大でシード権争いが続き、ゴールでは日体大、青学大、國學院大・寺田夏生選手はコースを間違えるがシード権を獲得しました。以下、城西大、山梨学大、帝京大の順となり、第8位日体大と第12位の山梨学大との時間差はわずか31秒でした。

 第87回箱根駅伝総合記録

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大森町界隈あれこれ 正月恒例 第87回箱根駅伝その1

2011年01月12日 | 大森町界隈あれこれ 風景
kan-haru blog 2011 第87回箱根駅伝応援小旗 

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箱根駅伝
大森町の恒例の正月・年始風景は、このところ毎年快晴に恵まれた2、3日に、大森町を縦断する第1京浜国道を各大学の選手が走る箱根駅伝を、周辺の住民が連れだって新聞社が配る応援小旗を振って声援を送る情景を見るのが、新年のスタートを知らせる風物詩なのです。
今年の箱根駅伝は「第87回東京箱根間往復大学駅伝競走」で、母校を含めたシード校10校に、予選会から選考された9校と、関東学連選抜チームを加えた20チームで争われますので、昨年同様(「大森町界隈あれこれ 大森町の正月・年始風景 その1(第86回箱根駅伝)」参照)に第1京浜国道大森町駅交差点付近で、2、3日に応援に行きました。
2日の往路コースの応援は、京急大森町交差点の城南信用金庫前で第1区駅伝選手集団の通過を目前で見るのですが、今年は家を出るのがやや遅れたため交差点が閉鎖され城南信金側に渡れず、第1京浜国道の対面からの応援となりました。

 第1区大森町駅交差点付近応援風景(写真拡大)

・往路コース
往路は、千代田区大手町の読売新聞東京本社前を2日午前8時にスタートして、鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を経て、神奈川県箱根町の芦ノ湖までの108.0kmを5人の選手がリレーして走ります。
今年の大森町駅交差点付近の選手団の通過は、品川の御殿山あたりで早大の大迫傑選手が一歩先んじて先頭に出て、そのまま大森町を通過していきました。大迫選手の鶴見中継所のタイムは1時間2分22秒でした。

 大森町付近を通過する1位の早稲田大迫傑選手(写真拡大)

御殿山付近で早稲田の大迫選手が先にでると、日大の堂本尚寛選手がそれに続きグループ集団から飛び出して、大森町では1位と接近して2位で通過して、鶴見中継所のタイムは1時間3分16秒であり、鶴見では1位とは44秒差でした。

 大森町付近を2位で通過の日大堂本尚寛選手(写真拡大)

3位以下の選手団は大森町では、一団となって通過していきました。鶴見中継所の3位のタイムは駒大の油布郁人選手で1時間4分15秒と2位とは59秒差であり、4位は日体大出口和也選手で1時間4分19秒と3位とは4秒差であり、5、6位は中央学院大塚本千仁選手と山梨学院大松枝翔で1時間4分20秒と4位とは1秒差でした。

 大森町付近の3位だんご集団(写真拡大)

母校の明治大学4年の松本翔選手は鶴見中継所には、1時間4分31秒の15位で入り出遅れましたが、最下位20位の東海大刀弥健太郎選手が1時間4分53秒ですが3位駒大との差が僅か38秒と大混戦の様相となりました。

 第1区記録

第2区では早大設楽啓太選手が区間4位の1時間7分50秒で第1位を維持して戸塚に入り、第2位も日大ベンジャミン選手が1時間7分9秒の区間2位で2位を守り、第3位は東海大村沢明伸選手が17人抜きの1時間6分52秒で第3位に躍進しました。明大も第1区で出遅れたが鎧坂哲哉選手が11人抜きして1時間7分36秒の区間3位で4位に上がりホットしました。第5位は青山学院大が区間4位の1時間7分50秒で5位に浮上しました。
第87回箱根駅伝の伴走車は、トヨタ自動車が運営車両として3代目のトヨタ・プリウス プラグインハイブリッドを提供しました。3代目で採用された「リダクション機構付THS-II」に高効率外部充電機構を追加し、駆動用電池にトヨタ製ハイブリッド車としては初採用となった「リチウムイオン電池」を組み合わせた「リダクション機構付THS-II Plug-in」を搭載し、57.0km/L(プラグインハイブリッド燃費)という極めて高い燃費性能を実現すると共に、最大航続距離23.4kmのモーター走行(EV走行)と最高時速100km/hを実現したものです。

 第87回駅伝伴走車(写真拡大)

第4区までは早大が矢沢曜選手、前田悠基選手(区間2位)で1位を維持していましたが、東洋大が第4区で宇野博之選手が区間2位で総合3位となり、第5区の山登りでは昨年の覇者の柏原竜二選手が区間1位の1時間17分53秒で昨年に引き続き5時間29分50秒で往路優勝を勝ち得ました。早大は、27秒差の5時間30分17秒往路第2位となりました。
往路の東海大は、第3区で元村大地選手が区間2位の1時間3分21秒を出して5時間31分47秒の第3位に上がりました。母校の明治は、第3区で菊池賢人選手が区間4位で第3位に上がりましたが、第4区で北魁道選手が区間11位で第4位となり、第5区では2年生の大江啓貴選手が区間2位の1時間19分52秒を出して、5時間32分11秒の往路第4位となり踏ん張りました。

 大江啓貴選手が山登り区間第2位の健闘で往路第4位に輝く

往路第5位は駒大で、5時間33分15秒で、以下、第6位国学院大、第7位城西大、第8位中大、第9位拓大、第10位日体大でした。
第87回箱根駅伝の往路記録を見ると、第8位の中大から第13位の山梨学院大までが、1分差でひしめいており、復路のシード権争いが白熱しそうで見る者には楽しい展開が繰り広げられそうです。

 第87回箱根駅伝往路記録

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旅ものがたり 徳島鳴門旅行 世界の名画と古代礼拝堂などを再現した大塚国際美術館(第2日目その3)

2011年01月10日 | 旅ものがたり
kan-haru blog 2011 ムンクの展示場で学芸員から「叫び」等の名画の説明を聞く入場者 

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・地下2階展示場(続)
地下3階から2階へと古代、中世、ルネサンスからバロックの時代の知っている名画にも出会いながら大まかに見て歩き、時間をみると12時45分が過ぎていましたが、雨もほとんど降ってなく遅れついでに昼食は後として、地下2階のブロッタ展示場からモネの「大睡蓮」屋外環境展示に進みました。
パリのオランジュリー美術館にある、2部屋を占める楕円形の大広間壁いっぱいに展示されているクロード・モネの「大睡蓮」は、ジヴェルニーのモネ自邸の水の庭園と睡蓮の池を題材にし、86歳でなくなるまでの最後の10年をかけて描いた睡蓮の池です。
大塚国際美術館では、屋外の展示とし周囲に睡蓮の池を配して、楕円形の壁いっぱいに陶板名画に再現された「大睡蓮」が展示されて、曇り空にはとても良く睡蓮の池が映えていました。

 モネの「大睡蓮」屋外の環境展示(左上中上右上左下中下・右下写真拡大)

地下2階展示場も大体廻ったので、エレベータで1階別館にあるレストラン・ガーデンに入りました。レストランのメニューには、鳴門鯛の茶漬け、鯛めしとうどんセット、阿波尾鶏のオーブン焼き、各種ランチ、海鮮丼や最後の晩餐などがあります。メニューの最後の晩餐は、テーブルシートによるとメニューの考案は服部幸應先生(服部栄養専門学校校長)、小山裕久先生(青柳主人)で、献立は昔魚の香草風味ローティー、仔羊のあぶり焼き、赤ワイン、昔々パン、オレンジ・レモンでの料理で、上品に指を使って食べるのが当時の宮廷のマナーでしたと書いてあり、思い思いにメニューを選び遅い昼食を採りました。

 大塚国際美術館レストラン・ガーデン(左:レストラン・ガーデン、:テーブルシート、:メニュー「最後の晩餐」)

・地下1階展示場
昼食を14時に終わり、エレベータで地下1階展示場に降りて、バロック時代のゴヤの名画が約10点と、近代のターナ、ミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンやムンクなど約330点の名画鑑賞を再開しました。
地下1階展示場のギャラリーBでは先ずは、孫が「ギャラリートーク ロボット」に認識させ、似ている名画の人物を探し出すプログラムを実施して、マネの「笛を吹く少年」が指摘された名画に対面です。「笛を吹く少年」は、パリのオルセー美術館貯蔵の印象派における先導的存在の画家エドゥアール・マネ屈指の1866年の代表作のひとつで、日本の小学生で覚える名画です。
ギャラリーBを進むと、次にはこれも同オルセー美術館所蔵の、1857年にフランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーによって描かれた「落穂拾い」は知名度の高い名画です。
ギャラリーCに進むと、1804年のパリのノートルダムで行われた皇帝の戴冠式を描いたジャック・ルイ・ダヴィッドの1807年頃の作品「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠」で、パリのルーヴル美術館に所蔵されています。

 近代の名画1(:「笛を吹く少年」と孫、:落穂拾い、:皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠) 

地下1階展示場のセンターホールを越えたギャラリーでは、ノルウエーのオスロ国立美術館所蔵のエドヴァルト・ムンクの作品が展示されており、その中の1890年代に同じ題名・同じ構図による個別の4点の一作の中の「叫び」は、最も有名な作品です。
地下1階展示場の閲覧のスタートは、近代画から見始めたので順序が逆となったが、次はバロック時代のスペインのマドリードのプラド美術館所蔵の近代絵画の創始者のフランシスコ・デ・ゴヤ屈指の1798-1800年頃の代表作「裸のマハ」[左]と「着衣のマハ」[右]が並べて展示されています。

 近代の名画2(:接吻[左]とアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I[右]、:ムンクの「叫び」と孫、:「裸のマハ」[左]と「着衣のマハ」[右])

・1、2階展示場
1、2階展示場では、1階本館1の現代展示には、現代画のピカソ、ミロ、ダリなどの約100点が展示されており、スペイン内戦の際にはドイツ軍の激しい空襲を受け、パリ万国博覧会のスペイン政府館の壁画として1ヶ月で仕上げた、ピカソの抗議を表明した1937年の記念碑的作品の「ゲルニカ」は、現在はマドリードのソフィア王妃芸術センターに展示されています。
また、1階の本館2の系統展示には、15点のトロンプ・ルイユ(だまし絵)が展示されています。チャールズ・ウィルソン・ピールは、アメリカ合衆国の画家、軍人および博物学者であり、ピールの最も著名になった絵画は1795年制作の「階段の人物」であり、だまし絵で描かれた息子達のラファエルとティシアンの肖像画であり、この絵はフィラデルフィア美術館の収蔵品となっています。
ここまで鑑賞して15時となったので、孫の「叫び」が上がる前に入り口の地下3階に降りて、ミュージアムショップで記念のお土産を買い、ルネッサンス リゾートナルト ホテルに帰りました。

 現代画とだまし絵(:ピカソの「ゲルニカ」、:ピールのだまし絵「階段の人物」、:ミュジアムショップ)

ルネッサンス リゾート ナルト連泊の晩餐
入浴後の、2日目の晩餐は記念日申し込みの料理で、ホテルのイタリア料理「フォーシーズン」でのフルコースです。記念の特典として、シャンパン、カクテル、記念写真、ケーキのサービスが付き、食後のケーキは沢山の量で食べきれませんでした。
食後の秋の夜長には、1日目と同様に阿波の国で、遅くまで弓矢、射的、スマートボールに興じ2日目も楽しく過ごしました。

 連泊の晩餐(左・写真拡大)

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旅ものがたり 徳島鳴門旅行 世界の名画と古代礼拝堂などを再現した大塚国際美術館(第2日目その2)

2011年01月08日 | 旅ものがたり
kan-haru blog 2011 最後の晩餐(修復前) 

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・地下3階展示場(続)
大塚国際美術館の地下3階展示会場では、実物大のシスティーナ礼拝堂やスクロヴェーニ礼拝堂などの環境展示の大きさと展示現画の忠実な再現の迫力には圧倒されました。居ながらにして、1,000点を超える数の多さの世界名画の美術館を、陶板名画の技術により観賞ができるとは予想できませんでした。
地下3階展示場では、古代の名画がギリシャの壺画、ボンベイの壁画やモザイク画などが約130点と、中世の名画がイコン、聖堂の壁画など約100点が、各環境展示場とギャラリーA、Bに系統別に展示されています。
前回記述の環境展示のエル・グレコの部屋には、大祭壇衝立の展示と共にスペインのマドリッドのプラド美術館にある「聖三位一体」(1577-79年)と「聖アンデレと聖フランチェスコ」などの名画の5点が展示してあります。また、エル・グレコの部屋の手前にはフェルメールの部屋があり、そこでは「真珠の首飾りの少女」(1665-66年頃)の再現名画の他に、4点の展示画を見られます。

 エル・グレコの部屋[左]とフェルメールの部屋[中・右](写真拡大)

環境展示の再現陶板を見た後、ギャラリーを足の向くまま歩いて陶板名画をみて歩きました。地下3階展示場は、古代と中世の名画を纏めてあり、十字架上のキリストの再現画が多いなかで、イタリアのラヴェンナにあるビザンティン建築のキリスト教建築の代表的な聖堂のサン・ヴィターレ聖堂中にある小さな色石を合わせたモザイク画を再現した、「皇妃テオドラと侍女達」 (写真の左)と「皇帝ユスティニアヌスと随臣たち」 (写真の左)が展示してあり、その展示場の床にも陶版画が描かれてありました。

 地下3階展示場ギャラリーを歩く1(左・写真拡大)

古代画展示ギャッリーAの中央部には、古代ギリシアの遺跡の町パエストゥムから出土したパエスト-ム国立考古学博物館の所蔵のエジプトの石棺画が展示されております。
中央には再現した「飛び込む男の墓」(石棺)が展示され、展示室の壁面には紀元前5世紀末の出土した、墓の蓋の絵の「飛び込む男」と、墓のの周壁に描く宴会を描く「饗宴」と「剣闘士の戦い」画の陶板画が展示されています。

 石棺画(:パエストゥムから出土した「飛び込む男の墓」(石棺)の再現、右:石棺の蓋の絵の「飛び込む男」)

・地下2階展示場
地下2階展示場はルネサンスとバロック時代の名画の展示場で、ルネサンスの再現陶板画がポティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエッロなどが約140点と、バロックの再現陶板画がレンブランド、ベラスケスなどの約110点が展示されています。
地下3階展示場からエスカレータを利用すると、すぐ前がルネサンスホールの入り口でギャラリーAとなっています。ギャラリーAには、イタリアのフィレンツェのウフィツィ美術館貯蔵のサンドロ・ボッティチェリが1482年頃描いた「春(ラ・プリマベーラ)」の名画や、同ウフィツィ美術館貯蔵の15世紀フィレンツェ派を代表する、巨匠サンドロ・ボッティチェッリ1485年頃の傑作作品の「ヴィーナスの誕生」の陶板画および、同ウフィツィ美術館貯蔵のヴェネツィア派の最盛期を代表する画家のティツィアーノ・ヴェチェッリオの1490年頃の作品「ウルビーノのヴィーナス」で、ヴィーナスのポーズはジョルジョーネ作の『眠れるヴィーナス』を下敷きにしており、西洋絵画における裸体表現の重要な作品と云われています。

 ルネサンスの名画(:春(ラ・プリマベーラ)、:ヴィナスの誕生、:ウルビーノのヴィーナス)

ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として、巨匠レオナルド1498年に描かれた「最後の晩餐」は、聖書に登場するイエス・キリストの最後の日の最後の晩餐の情景を描かれたもので、ルネサンス古典様式を代表する西洋美術史上の最高傑作と云われています。
しかし、1970年代までは、その芸術的価値もよくわからないほど画面は暗く形もはっきりしませんでした。ところどころにレオナルドらしくないタッチがあったりもしました。その損傷の理由は、レオナルドが漆喰の壁にはふさわしくないテンペラ(顔料に亜麻仁油と卵 を混ぜたもの)で描いたこと、教会の食堂の壁に描かれたために湿気をたえず吸収してしまったこと、1943年に連合軍の空爆によって建物が破壊されて構造 体が大打撃を受けたことなどです。そのうえ、18世紀以降、繰り返し描き直しや描き加えが行われてきました。
1977年に、ミラーノの文化財保存監督局が女性の修復士ピニン・ブランビッラさんに依頼して、科学的検査をもとに、画面に堆積した塵や加筆を細い筆で 取り除いてゆくという綿密細心な気の遠くなるような修復作業が開始され、それが20年も続きました。
汚れや加筆が取り除かれた結果、わたしたちははじめて レオナルドが描いたオリジナルの傑作に出会うことが出来、汚れや加筆が取り除かれた結果、修復された画面を修復前の画面と並べて大塚国際美術館が展示することができました(大塚国際美術館ホームページから)。
「最後の晩餐」は、ギャラリーAを時計方向に進み、ギャラリーBを通り超してギャラリーCの展示場に、修復前[左側]と修復後[右側]のそれぞれの「最後の晩餐」の縦が420cmで、横が910cmの展示場壁面いっぱいの陶板再現画が展示されています。

 最後の晩餐(左:修復前と修復後、:最後の晩餐[修復前]、:最後の晩餐[修復後])

深緑の衣装を着た一人の女性が、僅かに微笑んだ半身の肖像が描かれている、パリのルーヴル美術館に展示されている「モナリザ」は、イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが1507年頃描いた、絵画史上最も名の知れたあまりにも有名な肖像画で、ルネサンスホール最後のギャラリーDに展示されています。
ルネサンスホールギャラリーDの展示室を出ると、バロックホールのギャラリーAの展示室となります。その先のギャラリーBの前の通路の横窓からは1階下のシスティナ礼拝堂の2階の高さ部分の天井画がみられます。
また、ギャラリーを出て「グロッタ」の展示室では、オーストリアのウイーンのウイーン美術史美術館所蔵のアルチンボルド、ジュセッペノ「夏[四季より] 」の陶板名画が展示されています。

 地下2階展示場を歩く(:モナリザ、中:バロックギャラリーB前の通路窓からシスティナー礼拝堂を見る、:夏[四季より])

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