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kan-haruの日記

小さな旅 大田区と竜馬 池畔に別荘を構え勝海舟墓所のある洗足池を歩く その1

2010年05月31日 | 小さな旅
kan-haru blog 2010 洗足公園の右垣内が勝海舟夫妻の墓所

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これまでの竜馬の足跡シリーズでは、立会川と赤坂を廻りましたが、今回は大田区と竜馬と題し、竜馬の師である勝海舟夫妻の墓所と池畔の勝海舟別荘跡を、5月1日に下丸子にある大田区民プラザで行われた催しものを途中の切りの良いところで抜けて、近くにある洗足池を訪ねてみました。

 洗足池地図

洗足池
洗足池(大田区南千束2-14-5)は東京急行電鉄池上線の洗足池駅前の中原街道に面してあり、武蔵野台地末端の湧水をせきとめた池で、水面の広さは40,000㎡あり、周辺の洗足公園の面積は約77,000㎡あります。江戸時代には初代広重の浮世絵「名所江戸百景」に描かれ、江戸近郊の景勝地として知られていました。昔は千束郷の大池と呼ばれ、灌漑用水として使用されていました。
洗足池の名前の由来はWikipediaによると、仏教用語の千僧供料の寺領の免田であって、千束の稲が貢租(税)から免除されていたとする説や、「大池」を水源として灌漑に利用されたので稲千束分の税が免ぜられていたとする説などがあり、後に身延山久遠寺から常陸へ湯治に向かう途中の日蓮が、池のほとりで休息し足を洗ったという言い伝えが生まれ、千束の一部が「洗足」となったとあります。

 洗足池([対岸から見た妙福寺]写真拡大)

中原街道を東に進み洗足公園の周囲を反時計方向に廻ると洗足池図書館が左に見え、その先には御松庵妙福寺の山門があり、門前の説明板の日蓮上人袈裟掛けの松の由来には、袈裟をかけて池の水で足を洗ったとの言い伝えから袈裟掛けの松と称されるようになったとあります。天保期の「嘉陵紀行」によれば、初代の袈裟掛けの松は「枝四面において長さ幹囲み三合がかり、高さ五丈あり」と記されており、現在ある松は五代目であると伝えられています。

 日蓮上人袈裟掛けの松由来の洗足池(:洗足池案内図、:松庵妙福寺山門、:日蓮上人袈裟掛けの松の由来説明板)

山門を潜り竹林に沿って境内を奥に進むと、左側に袈裟掛けの松の石碑と五代目の松があります。なお、境内には六代目の松も育っております。

 袈裟掛けの松(:、:境内左にある六代目の袈裟掛けの松と石碑)

袈裟掛けの松の先の池畔には足の洗い場が設えてあり、境内には多くの石碑や仏像がみられ、馬頭観世音供養塔(大田区文化財)があり、1840年(天保11年)に馬込村千束の馬医師や馬を飼っている人々によって、馬の健康と死馬の冥福を祈って建てられたもので、馬頭観世音像の下の角型柱には東西南北のそれぞれの方向には地名を記した道しるべを兼ねております。江戸時代には、中原街道と碑文谷-池上を結ぶ交差点に建てられていたものと推定され、当時の民間信仰と交通史の貴重な資料ですが、平成13年に現在地に移設されたものです。

 馬頭観世音供養塔(:池畔の足の洗い場、:馬頭観世音供養塔、:馬頭観世音供養塔説明板)

御松庵は、日蓮上人の道中を守った七面天女を安置し、袈裟掛松を護るお堂が御松庵のはじまりと伝えられています。1927年(昭和2年)に妙福寺と合併し、初代の松の切り株を保存しています。境内には日蓮上人の銅像があります。

 妙福寺(:妙福寺本堂、:日蓮上人の銅像、:妙福寺の仏像)

勝海舟別邸跡
勝海舟別邸跡は、妙福寺前の大森第六中学校の塀に洗足軒の案内板が建てられています。勝海舟別邸は、茅葺の農家風の建物でしたが、戦後まもなく焼失しました。
1868年の鳥羽・伏見の戦いで幕府軍が敗れると、徳川慶喜より幕府側の代表として任じられた海舟は、官軍の本陣が置かれた池上本門寺で参謀の西郷隆盛と会見し、江戸城は平和的に明け渡されて、江戸の町は戦禍を免れました。その際、通りかかった洗足池畔の茶屋で休息して深山の趣きの自然が気に入り、津田塾大学創始者の父津田仙の仲立ちで土地を求め、1891年(明治24年)に別邸を建築して洗足軒と名付けました。

 勝海舟別邸(洗足軒)跡(写真拡大)

勝海舟夫妻の墓
勝海舟別邸跡の説明板の前の坂道を奥に進むと、公園東の丘に海舟が造った墓があります。
勝海舟は、1899年(明治32年)に77歳で没する前に、「富士を見ながら土に入りたい」との思いで、生前に別邸背後の丘に墓所を造りました。石塔の「海舟」の文字は徳川慶喜の筆と伝えられています。当初は、海舟一人の墓所でしたが、1905年(明治38年)に死亡した妻のたみも、一時青山墓地に葬られましたが、後にここに移され合祀(向かって左の墓)されました。

 勝海舟夫妻の墓所(写真拡大・勝海舟夫妻の墓説明板)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第23回その3)上り線高架化開通京急蒲田

2010年05月28日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 空港支線2階高架橋

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京急蒲田上り線高架駅開通(続)
高架化開通前の上り線列車の運行は、京急蒲田第9踏み切りから2008年5月18日に開通の環八通り先行立体交差高架橋(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 京急蒲田駅付近(第9回その1)」参照)を通り、品川方面行きの列車は在来3番線ホームへ、また羽田空港行きの列車は在来1番線ホームへ入線していました。

 高架化開通前最終日の上り線列車の運行形態(:高架化前の上り線は蒲田第9踏切りから仮高架橋上を運行、:高架化開通前には上り線列車は仮高架橋から地上蒲田駅へ、:高架化開通前には上り線列車は左側3番線に入線)

・上り線本線高架橋線路
高架化開通の5月16日には、暫定的に在来本線上り線線路が閉鎖され、上り線は高架橋で運行されました。なお、下り線高架橋の築造が始まると、在来下り線の運行は高架橋が完成するまでの間は、空いた環八通り先行立体交差高架橋を使用し、在来下り本線線路は撤去されます。

 蒲田駅付近の高架橋上の上り線本線線路1(:京急第2踏切り付近在来上り線線路閉鎖、:京急第9踏切り付近上り線高架橋線路、:環8通り上付近の上り線高架橋線路)

環八通りを過ぎると京急蒲田駅構内手前の切替ポイントで、品川方面行きの列車は直進して6番線ホームに入線します。なお、ホーム手前の切替ポイントが3線の分岐構造になっており、用途は不明ですが京急蒲田駅ホーム南端に5番線の引込み線ホームが作られており、そのホームの先で6番線に合流していますが、現在合流ポイントの上は板で覆われています。

 蒲田駅付近の高架橋上の上り線本線線路2(:蒲田駅構内の切替ポイント、:蒲田駅構内の上り6番線ホームへ、:蒲田駅構内の上り6番線ホームへ入線)

京急蒲田高架駅のホームは非常に長く、12輌編成の車輌がゆったりと停車できます。羽田空港行きの列車は、ホーム手前の切替ポイントを右に進み、空港線支線の高架線路と合流して4番線ホームに入線します。

 蒲田駅付近の高架橋上の上り線本線線路3(:高架6番線ホームに入線の品川方面行き列車、:羽田行きは高架4番線ホームに入線、:高架6番線ホームに入線の列車)

・空港線支線高架橋線路
空港線支線2階高架橋の線路は、羽田空港発の品川方面行きの列車と、横浜方面発の羽田空港行きが片線の相互運転を行います。
上り線高架化後の京急蒲田(空)第4踏切付近の高架橋から京急蒲田に向かう高架橋南側線路の列車は、第4踏切先のクロスポイントで高架橋北側線路に入れ代わり2階高架橋を進みます。反対に、京急蒲田から北側の2階高架橋線路を進んで来る列車は、同クロスポイントで高架橋南側線路に入り、糀谷高架駅に向かいます。

 蒲田に向かう列車はクロスポイントで2階高架橋を進む(:蒲田に向かう列車はクロスポイントで2階高架橋を進む、:)

高架橋北側線路を進むと第1京浜国道ガードをカーブして京急蒲田高架駅の4番線ホームに入線します。

 空港線線路は4番線ホームへ入線する(:空港線高架線路は蒲田駅手前でカーブして第1京浜国道を渡る、:空港線高架橋の線路は4番線ホームへ入線)

・蒲田駅北方上り線高架線路
上り線高架ホームは品川方面行きと横浜方面発の羽田空港行きが発車します。4番線ホームは、大田区で話題となっているエアーポート快速が京急蒲田駅通過するホームです。蒲田駅北方上り線高架線路は、多摩堤通りガードを渡ると一路2階高架橋を通り梅屋敷駅へと向かいます。

 蒲田駅北方の上り本線高架橋線路(:京急蒲田駅を通過するエアーポート快速、:京急蒲田駅を過ぎると線路は多摩堤ガードを渡る、:多摩堤通りガードを渡ると線路は2階高架橋を北上する)

・京急蒲田高架駅ホーム
京急蒲田上り線の2階高架駅ホームは、一部が切欠きホーム構造でホーム長が389mで、最大幅員は12mあり、ホーム端が見渡せません。6番線ホームは、12両編成電車と6両編成電車が同時に直列停車および待避が可能です。4番線ホームは、6両編成電車が最長であるため、ホーム北端の有余部の線路脇には柵が付けられています。

 上り高架駅ホームの北端と南端部(:上り高架駅ホーム北端部、:上り高架駅ホーム南端切欠きホーム、:上り高架駅の空港線ホーム南端部)

下り線の3階高架ホームは未完成ですが、2階ホームから3階ホームへの階段とエレベータの工事も未完成状態であり、上りホームから見ることができます。

 上り線高架ホームの3階への階段・エスカレータ(左上:ホーム北の3階への階段、中上:北から2番目の3階への上下エスカレータ、右上:北から3番目の3階への階段・エスカレータ、左下:切欠きホームの3階へのエスカレータと階段、中下:2階ホームまでの仮エレベータ、右下:駅名案内板)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第23回その2)上り線高架化開通京急蒲田

2010年05月26日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 跨線橋連絡通路

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京急蒲田上り線高架駅開通(続)
京急蒲田高架化開通のその2では、前回に続いて今回は蒲田駅の新たなホーム間の跨線橋連絡通路について見ていきます。

 京急蒲田駅構内図(再掲)

・跨線橋連絡通路
高架化開通による高架ホームへの連絡通路には、前回記述の西口改札通路とともに在来1、2番線ホームと2階上り線ホームとの間に、跨線橋の連絡通路が設けられました。

 京急蒲田駅跨線橋連絡通路説明図

京急蒲田高架駅では羽田空港行きの列車は発着駅ホームが2箇所になり、品川方面発空港行きは在来1番線ホームから、また横浜方面発空港行きは高架4番線線ホームからの発車で、ホーム間の乗り換えが必要となり、新設の跨線橋の連絡通路で乗り換えをします。乗り換えホームには、乗り換えの通路方向を示すカラーラインでのガイドが採られています。

 不案内乗り降り客用のカラーラインガイド1(:乗り換えの複雑な通路のカラーラインの説明板、:ホーム間通路のカラーライン[緑①]、:ホームの乗り場・行き先案内のカラーライン)

京急蒲田駅の高架化で構造が複雑になり、通勤客のように慣れていない乗客のために、カラーラインのガイドが乗客案内係の不足を補います。

 不案内乗り降り客のカラーラインガイド2(:跨線橋通路階段のカラーライン、:跨線橋通路のカラーライン、:高架ホームのカラーライン[緑⑤])

跨線橋連絡通路の築造工事は、3月1日には在来1、2番線ホーム上の北よりに階段の取り付け(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第16回その1)」参照)が始まり、5月3日には跨線橋連絡通路は殆ど出来上(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その2)」参照)っていました。
跨線橋連絡通路を在来1、2番線ホームから2階高架ホームへと辿ってみます。ホームの階段(構内図緑①)を登ると踊り場で、その先の階段(構内図緑②)を登り右に曲がると在来ホームの電車線のポールの上と高架橋桁下との中間位置に造られた跨線橋(構内図緑③)です。

 地上ホームから高架ホームへ跨線橋連絡通路を辿る1(:在来線ホームからの跨線橋連絡通路階段[緑①]、:跨線橋には踊り場の上の階段を登る[緑②]、:上の階段を登り右に曲がると跨線橋[緑③])

跨線橋先の階段を上った踊り場の左右には、2階上り線ホームへ通じる階段があります。

 地上ホームから高架ホームへ跨線橋連絡通路を辿る2(:踊り場の左右は高架ホームへの階段上り口[緑③]、:高架ホームへの左階段[緑④]、:高架ホームへの右階段[緑⑥])

跨線橋連絡通路の踊り場の左または右階段を登ると、高架ホームです。

 地上ホームから高架ホームへ跨線橋連絡通路を辿る3(:跨線橋連絡通路高架ホームへの右階段[緑⑦]、:跨線橋連絡通路高架ホームへの左階段[緑⑤]、:高架ホーム南端から跨線橋連絡通路への階段

・京急蒲田東口から高架ホームに進む
第1京浜国道から在来の京急蒲田東口改札口から高架ホームに進むには、先ずバリアフリールートを辿ってみると、京急高架化展示ルームのエレベータ(構内図紫⑥)に乗り地下通路(構内図紫⑥)の改札口(構内図紫⑥)を入ります。

 蒲田駅東口バリアフリールート1(:京急高架化展示ルーム前のエレベータ[紫①]、:東口地下道のエレベータ[紫②]、:東口地下道改札口[紫③])

高架ホームには地下通路を進み奥のエレベータ(構内図紫⑥)で2階まで上がります。在来線ホームには改札口を入ってすぐの左側のエレベータ(構内図紫⑤)で在来1、2番線ホーム(構内図紫⑨)に上がります。

 蒲田駅東口バリアフリールート2(:地下通路のエレベータ[紫⑥]再掲、:地下通路から1、2番線ホームへのエレベータ[紫⑤]再掲、:在来1、2番線ホームのエレベータ[紫⑨])

同東口から階段通路を通って高架ホームに進むには第1京浜国道の入り口の在来階段(構内図茶①)を降りて、地下通路の改札に入りすぐ右側の階段を登ると在来線ホームです。

 京急蒲田駅東口の地下通路階段1(:京急蒲田駅東口入り口階[茶①]、:京急蒲田駅東口地下階段下[茶②]、:在来1、2番線ホームの地下通路階段[茶③])

高架ホームには地下通路突き当たりの階段を登ると西口改札通路に出ます。西口改札通路から高架ホームへのルートは、前回記事その1 (「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第23回その1)上り線高架化開通京急蒲田」参照)に掲載してあります。

 京急蒲田駅東口の地下通路階段2(:在線ホームの地下通路階段[茶④]、:改札口北側通路の改造地下通路階段[茶⑪]再掲)、:改札口南側通路の改造地下通路階段[茶⑨]再掲)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第23回その1)上り線高架化開通京急蒲田

2010年05月23日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 京急蒲田駅西口出口

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京急蒲田上り線高架駅開通
京急蒲田駅は5月15日の終電車後に、上り線在来線路と上り在来線の3番線ホームが閉鎖されました。

 反対側は閉鎖の在来3番線ホーム(写真拡大)

同16日に開通の京急蒲田高架駅を見ると上り線2階ホームへの通路が新設され、1つは西口改札口を入って南北に結ぶ地上の高さの西口改札通路で、2つ目は下り線在来ホームから階段を登り高架橋の中間に設置した跨線橋により2階高架橋と結ぶホーム間の連絡通路が設けられた他、上り在来ホームと地下道を結んでいたエレベータを改良し、西口改札通路と2階高架橋の3点を結ぶバリアフリー用のエレベータが設置されました。
これにより、京急蒲田高架駅の改札口と2層の各ホームを結ぶ通路は、在来の2箇所の地下道を含めてホームの2層と連絡通路が3層とかなり複雑な構成となりました。

 京急蒲田駅構内図

・西口改札通路
各ルートでホームへの通路を辿ってみました。先ず、京急蒲田駅西口改札口からの2階上り線ホームへの通路は、旧3番線上りホームにあった3箇所の地下通路への階段と同地下道へのエレベータのホームの高さの位置を、それぞれ地上位置の高さに下げる改造して築造された西口改札通路(西口改札通路説明図参照)を通り、改札口を入り通路北方の階段(構内図緑⑧)またはその北方の階段(構内図緑⑫)を登ります。

 西口改札通路説明図

西口改札通路は道路側前方に移設された西口改札口(構内図紫⑪)を入ると、以前にあった旧3番線上りホームに上がる階段が撤去され、そこに西口改札通路(構内図紫⑩)が作られています。

 京急蒲田駅西口改札通路(:京急蒲田駅西口、:京急蒲田駅西口改札口[紫⑪]、:京急蒲田駅西口改札通路[紫⑩])

大型トランク携帯の乗客や車椅子乗客のバリアフリールート用に西口改札通路から、高架化以前に旧上りホームと地下通路間で使用していたエレベータを、2階上り高架ホームへも利用できるように改造(西口改札通路説明図参照)されました。

 2階上りホーム移動用に改造されたエレベータ(:西口改札通路から利用出来るようにに改造されたエレベータ[紫⑥]、:ホームの高さ分停止位置が低くく改造されたエレベータ、:高架化前には旧上り線ホームで使用していたエレベータ0301)

このエレベータを利用して、西口改札通路からのバリアフリールートは2階上り高架ホーム(構内図紫⑧)へと、また地下通路(構内図紫⑥)に降りて在来1、2番線ホーム下からのエレベータ(構内図紫⑤)が利用できます。

 京急蒲田駅西口からのバリアフリールート用のエレベータ(:2階上りホームのエレベータ[紫⑧]、:地下通路のエレベータ[紫⑥]、:地下通路から1、2番線ホームへのエレベータ[紫⑤])

西口改札通路からの上り線2階ホームへの階段通路は、改札口を入り北に進むと高架ホームへの第1階段(構内図緑⑧)があり、その右を直進(構内図緑⑫)すると先に第2階段があります。第1階段を登り鍵の手の踊り場を右に進むと登りエスカレータと階段(構内図緑⑨)があります。

 2階上り線高架橋への第1階段(:2階上り線高架橋への階段は通路を北に進む、:左は2階上り線高架橋への第1階段で奥は第2階段[緑⑧⑫]、:2階上り線高架ホームへの第1階段とエスカレータ[緑⑨])

西口改札通路奥の第2階段(構内図緑⑪)を登り、踊り場の先の階段(構内図緑⑫)を登ると2階上り高架ホーム(構内図緑⑬)の北端です。

 2階上り線高架橋への第2階段(:西口改札通路北方の第2階段[緑⑪]、:踊り場の先の第2階段[緑⑫]、:西口改札通路の第2階段で2階上り線ホームへ[緑⑬])

西口改札通路の第1階段の南にある階段は、旧3番線上りホームにあった2本の地下通路階段の北側階段で、段差を低く改造して改札通路から在来1、2番線ホームへの地下通路の連絡路用に直した階段(構内図茶⑫)です。

 通路第1階段南の改造地下通路階段([茶⑫]写真拡大)

改造北側地下通路階段は、エレベータと並んで地下通路(構内図茶⑪)に通じています。南側の改造地下通路階段(構内図茶⑩)も北側階段と対向して地下通路(構内図茶⑨)に通じています。

 在来地下通路階段を改造して西口改札通路と結ぶ(:通路第1階段南の地下通路階段はエレベータ脇に[茶⑪]、:改札口南側通路の改造地下通路階段[茶⑩⑨])

旧3番線上りホームにあった京急蒲田駅第2地下通路も同様に段差を低く改造して、西口改札通路南端で地下通路階段に接続されています。

 第2地下通路の改造地下階段(:西口改札通路南方を望む、:第2地下通路階段[茶⑧]、:在来1、2番線ホームの第2地下通路階段[茶⑤])

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kan-haru日記 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連総目次 2010年前Ⅱ期版

2010年05月23日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 5月19日234版

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  大森町界隈あれこれ 京浜急行関連 カテゴリー総目次 2010年前Ⅱ期版



2006年 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX参照 (ここをクリックして下さい)



2007年 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX参照 (ここをクリックして下さい)



2008年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~6月参照 (ここをクリックして下さい)



2008年中期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 7~9月参照 (ここをクリックして下さい)



2008年後期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 10~12月参照 (ここをクリックして下さい)



2009年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~4月参照 (ここをクリックして下さい)



2009年中期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 4~7月参照 (ここをクリックして下さい)



2009年中Ⅱ期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 8~11月参照 (ここをクリックして下さい)



2009年後期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 11~12月参照 (ここをクリックして下さい)



2010年前期 大森町界隈あれこれ 京浜急行 INDEX 1~3月参照 (ここをクリックして下さい)



220 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その1) 4月10日
221 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その2) 4月12日
222 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その3) 4月14日
223 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 関連側道整備編交通計画糀谷・蒲田東地区(第2回その2) 4月23日
224 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 関連側道整備編交通計画糀谷・蒲田東地区(第2回その3) 4月26日
225 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その1) 4月29日
226 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その2) 5月3日
227 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その3) 5月5日
228 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第20回その1) 5月9日
229 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第20回その2) 5月11日
230 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その1) 5月15日
231 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その2)上り線高架化開通 5月17日
232 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その3)上り線高架化開通 5月19日
233 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第22回)上り線高架化開通梅屋敷  5月21日

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第22回)上り線高架化開通梅屋敷

2010年05月21日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 梅屋敷上り高架駅壁面

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梅屋敷上り線高架駅開通
5月15日の終電車後に、上り在来線ホームと上り線線路および西口改札口が閉鎖されました。

 閉鎖された在来上り線梅屋敷駅(:閉鎖された梅屋敷西口、:閉鎖された在来上り線線路、:閉鎖された在来上り線ホーム) 

同16日には、早速初公開の梅屋敷高架駅を見て、高架橋上を運行する電車に乗ってみました。

 梅屋敷駅構内図

梅屋敷高架ホームへは、元下り線在来ホームの1箇所となった、左側階段または右側スロープの改札口を入ります。

 改札口が1箇所になった梅屋敷駅(:改札口案内板、:梅屋敷駅改札口出入り口、:上下線共用の梅屋敷駅改札口)

上り線の梅屋敷高架駅ホームには、改札口(構内図①)を入りエレベータの裏側(構内図②)の下りホームを周ると、エレベータの北扉側(構内図③)です。

 梅屋敷高架駅ホームへの通路(:梅屋敷上下線改札口①、:梅屋敷改札口内②、:下りホーム1階エレベータ③)

エレベータに乗ると、2階上りホームでの出口は北扉(構内④)から降ります。エレベータは、南北の2扉ですが仮使用時には北扉のみの使用ですが、上下線の開通時には南北の2扉を使用するものと思われます。梅屋敷駅の上り線仮高架ホームは下り線高架ホームに、下り線路上に張り出しのホームを上りホームまで突き出して拡幅のホーム(構内図⑫)で、上り列車のドアーは進行方向の右側が開閉(構内図⑪)して乗り降りします。

 梅屋敷上り仮高架ホーム1(:高架ホームのエレベータは北扉から乗り降りする④、:上り仮高架ホームは下り線路上に拡幅して張り出し⑫、:上りホームは下り線路拡幅ホームで右側ドア開閉⑪)

エレベータ後ろの南側ホームには昇り降りのエスカレータ(構内図⑤)があり、当初はホーム中間の踊り場までが出来上がっています。エスカレータの南方には待合室(構内図⑥⑦)があります。

 梅屋敷上り仮高架ホーム2(:踊り場までの昇り降りエスカレータ⑤、:待合室⑥⑦)

梅屋敷高架ホームの階段(構内図⑧)は待合室の南側にあり、当初はエスカレータと同様にホーム中間の踊り場までが出来上がっています。高架ホームの南端から京急蒲田駅方向を見る(構内図⑨)と、張り出しホームの下の下り線線路(左側)は梅屋敷駅を出ると、徐々に高架橋を緩い傾斜で登って行き京急蒲田駅の高架橋では3階となり、上り線線路(右側)は京急蒲田駅の2階高架橋から進んできます。2階高架橋から進んでくる上り列車に乗り梅屋敷仮高架ホームを見ると、上り線仮ホーム(構内図⑩)の構造がわかります。

 梅屋敷上り仮高架ホーム3(:梅屋敷駅の踊り場までの階段⑧、:梅屋敷高架ホーム南端から京急蒲田駅方向を眺望する⑨、:上り列車の前窓から梅屋敷高架仮ホームを見る⑩)

ホーム北端(構内図⑬)の張り出しホーム上から北方を見ると、大森町駅が遠望でき高架線路はスポーツセンターNAS付近の先で左方にシフトしているのが判ります。梅屋敷高架仮ホームへの通路は、在来下り線ホームの南方でヤードに仮設置した第1京浜国道に向いた仮階段(構内図⑱)を踊り場(構内図⑰)まで上ります。

 梅屋敷上り仮高架ホーム4(:ホーム北端から大森町駅方面を望む⑬、:上り高架仮ホームへの通路の仮階段⑱、:上り高架仮ホームへの通路の仮階段⑰)

踊り場で反転してさらに仮階段(構内図⑯)を登ると、上下線高架橋の完成時に通路となる未完成の踊り場に出ます。未完成の踊り場から上下線高架橋開通時の下りホーム用の階段(構内図⑮)か、エスカレータ(構内図⑭)で登ると上り高架仮ホームです。

 梅屋敷上り仮高架ホーム5(:仮階段通路は折り返し階段⑯、:仮階段通路上の踊り場北の上下方向エスカレータ⑭、:仮階段通路上の踊り場南の階段⑮)

5月17、19日には、京急蒲田駅から梅屋敷駅まで上り線列車に乗ってみました。19日には、下り高架線路上ではもう工事が始まっていました。

 梅屋敷高架駅風景(:駅名案内板、:列車に乗って見る(先頭車窓)0517、:列車に乗って見る(後部車窓)0519)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その3)上り線高架化開通

2010年05月19日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 ホームからの眺望で乗降客に人気の高架駅丸窓

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大森町上り線高架駅開通
5月16日の早暁にかけて上り線の大森町高架駅では、高架化開通を目指して最後の準備が行われ、初電が予定通り開通しました。

 開通に向けて準備が進む上り線大森町高架駅(写真拡大)

早速初公開の大森町高架駅を見て、高架橋上を運行する電車に乗ってみました。

 大森町駅構内図

上り線の大森町高架駅ホームには、在来の西口改札口(構内図①)を入ってから左に曲がり、高架駅仮通路(構内図②)を進みます。長い仮通路を行くと直進先には高架ホーム階段への上がり口と右側にはエレベータ(構内図③)があり、南側扉から乗り降りします。

 上り線高架駅仮通路(:在来西口改札口①、:高架ホームへの仮通路②、:正面が高架ホーム階段上がり口で右がエレベータ③)

階段登り口をあがり右に進むと、踊り場が2段付いた高架ホーム階段(構内図④)です。階段を登るとホーム北部(構内図⑤)に出ますので、ホームを南に進むとエレベータ(構内図⑥)があり、北側扉から乗り降りします。

 上り線高架駅ホームへは階段とエレベータで(:上り線高架橋階段④、:上り線高架橋階段で高架ホームへ⑤、:高架ホーム上のエレベータ⑥)

エレベータ後ろの南側ホームには待合室(構内図⑦)があり、さらにその南方には未着工のエスカレータの工事囲い(構内図⑧⑨)が見られます。

 新高架駅には待合室があり先先に上下エスカレータが付く(:待合室⑦、:これから着工するエスカレータ工事の囲い⑧⑨)

ホームから見る線路風景は、ホーム南端(構内図⑩)から南方を見晴らすと青空が見え霞んで梅屋敷駅が望めます。また、ホーム北端(構内図⑪)から南方を見ると下り線高架ホームの情景が見られ、未だ階段、エレベータ、エスカレータや待合室等の駅造作物の工事は未着手です。さらに、ホーム北端(構内図⑫)から北方を見ると線路がカーブして上り線仮高架橋へと続きます。線路の道床は、大森町駅ホーム北端を境界として、北側がバラスト軌道敷設のコンクリート枕木の砂利道床で、南側からラダー軌道敷設のコンクリート枕木の道床です。

 大森町高架駅上りホームから周囲を望む(:大森町高架駅ホーム南端から南方を望む⑩、:大森町高架駅上りホームから下りホームを望む⑪、:大森町高架駅ホーム北端から北方を望む⑫)

上り線の大森町高架駅ホームの壁面には丸窓が付けられているのが他駅にはない特徴があり、その窓から眺める景色は素敵な大森町風景が見られます。晴れていれば池上本門寺と五重塔が見えますので、富士山も見られるかもわかりません。またその丸窓からは、昨年70周年を迎えた大森学園も正面にみられ、その脇に広告が掲示されています。

 大森町高架駅の特徴ある丸窓から見る景色は人気の的(写真拡大)

あいにくと本門寺の眺望が見えませんでしたが、大森町乗降客に人気の丸窓から眺めた大森町の街並み風景を見てみましょう。

 上り線高架駅丸窓から見た大森町の街並み風景(写真拡大)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その2)上り線高架化開通

2010年05月17日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 ジャッキアップされた在来上り線高架橋[奥下り高架橋]

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5月16日の初電前の平和島付近の在来線と高架化上り線の付け替え工事と大森町駅の高架化準備工事の状況を見て、同16、17日に上り線高架化開通風景をルポしてきました。

第1工区の上り線高架化
・高架化上り線の付け替え工事
高架化上り線の付け替え工事は、終電後の未明に仮上り線高架橋と在来線傾斜高架橋との合流点(仮上り線高架橋脚KP7からKP15付近 図参照)において、先ずは高架橋の高さ位置あわせをするために傾斜高架橋のジャッキアップが行われます。

 仮上り線高架橋と在来線傾斜高架橋との合流点説明図(説明拡大図)再掲

終電後に見に行くと、在来高架橋のジャッキアップをするために、高架橋桁の下では照明を付けて機械の調整がはじめられており、工事現場の道路に工事の整理のため見張り員が大勢で並んでいました。

 KP8~12付近の在来傾斜高架橋のジャッキアップ工事の準備(0516写真拡大)

在来高架橋のジャッキアップの高さは、仮上り線高架橋脚KP7付近では若干の調整量ですが、同KP15付近ではI型鋼を4段重ねた高さまでのジャッキアップが必要です。

 KP12~15橋脚付近の在来傾斜高架橋のジャッキアップ工事の準備(:KP12、13橋脚付近のジャッキアップ工事現場、:KP13、14橋脚付近の手前が仮高架橋で奥が在来高架橋、:KP14橋脚付近の高架橋は赤色台座高までのジャッキアップを行う0516)

高架橋のジャッキアップが済むと、在来高架橋の平和島側の上り線路の移動が行われます。線路の移動は、工事現場に集結している約100名位の作業員が「てこ棒」によりかにの横ばいの移動をしながら、徐々に線路を移設してカーブをつけていきます。線路の移動が済むと、道床の砂利を線路下に敷設して、最後に線路の調整が行われますが、これらの作業は高架橋上のため見られません。

 高架化上り線の付け替え工事は人海戦術で(:道路沿いのヤードでは線路移設作業員約100名が待機、:線路移設作業員の高架橋昇り口0516)

高架化上り線の付け替え工事合流点の仮上り線高架橋上線路と在来線傾斜高架橋上の高低差は、高架橋脚KP15付近ではおよそ50cmくらいあるように見えます。

 ジャキアップ前の上り仮高架橋と在来傾斜高架橋の線路(:高架橋脚KP15付近の線路高低差、:高架橋脚KP13付近の線路高低差、:高架橋脚KP10付近の線路0515)

16日の始発電車の運行時には、在来線傾斜高架橋のジャッキアップが終了し、仮上り線高架橋上線路の移設と道床砂利の敷設も完了しました。

 高架化上り線の付け替え工事完了(0516写真拡大)

これにより、上り線仮高架橋の線路は高架化運行に支障無く開通しましたので、予定通り上り線の高架化が完了し28ヶ所の踏み切りの閉鎖時間が短縮されます。

 上り線仮高架橋は16日に予定通り開通しました(0517写真拡大)

上り線の高架化により第1工区では、大森町第1踏み切りの在来上り線路と大森町駅上りホームが閉鎖され、平和島第5踏み切りの在来上り線路も閉鎖されましので、踏み切り幅が半分となりました。

 在来上り線路設備閉鎖(:大森町第1踏み切り上り線路閉鎖、:大森町駅在来上りホーム閉鎖、:平和島第5踏み切り上り線路閉鎖)

上り線仮高架化により、内川上の上り線仮高架橋の橋梁には上り電車の運行が見られます。これにより、在来線の内川橋梁上の電車運行は下り電車のみとなりました。

 内川上を運行する列車(:内川上の上り線仮高架橋を運行する上り列車、:在来内川橋梁上を運行する列車は下り線のみとなる)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第21回その1)

2010年05月15日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 大森町駅在来線ホーム

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上り線高架化開通を明日に控えた5月15日に、各工区の各駅の準備状況と在来線と高架化上り線の付け替え状況をルポしてきました。

各駅の高架化開通前日の状況
・大森町駅
大森町駅では、上りホームのほのぼの通りに通じる臨時改札口が5月14日に閉鎖され、改札口駅舎を取り壊して、臨時改札口により遮断されていた上り高架ホーム階段、エレベータへの仮通路駅舎棟を連結して完成しました。

 臨時改札口を閉鎖して高架ホーム階段への仮通路駅舎が完成(:大森町駅上り臨時改札口0505、:平日7~9時のみ開く臨時改札口0510、:臨時改札口を閉鎖し高架ホーム仮通路駅舎の完成0515)

大森町駅の高架化開通後の工事の予定は、在来線の旧上り線のレールおよび電力線などの撤去や、在来の大森町駅上りホームの撤去工事が行われます。

 第1工区高架工事予定表・上り線開通後(5-6月)(工事予定表の拡大表示)

大森町駅(大森西3-24-7)は1901年(明治34年)に道路上で開業し、1906年(明治39年)に現在の線路上に軌道が移行され、ホームは当初踏み切りの南側にあり大森山谷駅と称し、1945年(昭和20年)の戦災で全焼となり休業後廃止となりました。撤去される上りホームは、1952年(昭和27年)に新たに大森町駅として開業して以来のもので、1日平均乗降人数が1万8千人の駅です。

 運行最後の日の在来線上りホーム(:撤去される在来線上りホーム、:電車運行最後の日の大森町駅在来上り電車0515)

・梅屋敷駅
5月16日には西口改札口は閉鎖し、上り高架ホームの運用は東側(下り)の仮ホームを使用して、上下線ともに中央改札口を利用します。

 梅屋敷駅上り高架化のお知らせ案内(:梅屋敷駅上り線高架化開通ポスター、:梅屋敷駅上り改札口閉鎖のお知らせ)

同15日に見ると、エレベータは改札を入りホームの北側に半周して入り口となります。

 エレベータは中央改札口の北側で北向き入り口(写真拡大)

梅屋敷駅(蒲田2-28-1)も大森町駅同様に、道路上で開業し軌道が移行されました。ホームは、踏み切り間に挟まれた築造のため4輌編成の列車しか止まれず、6輌編成の列車の場合には横浜よりの2輌はドアーを開けないで運行していますが、この操作も上り線では15日が最後となります。

 15日で見納めの在来線上り線ホーム(:15日で閉鎖される西口改札口、:踏み切りに挟まれた短いホームの駅、:短いホームの駅で横浜寄り2輌は開かずの扉)

・京急蒲田駅
京急蒲田駅の上り線高架駅ホームと在来下り線ホームの乗り換え通路は複雑で、空港線の発着ホームは1、2階の双方のホームからとなります。

 複雑な京急蒲田駅の乗り換え通路(:京急蒲田駅上り高架化ポスター、:1,2番ホームからの高架ホームへの乗り換え新通路)

京急蒲田駅(蒲田4-50-10)も大森町駅同様に道路上で開業したが、現在の線路上への軌道の移行は1923年(大正12年)です。空港線は稲荷橋までが1902年(明治35年)に開通して、穴森稲荷までの開通は1913年(大正2年)です。駅名は開業当初は蒲田駅でしたが、途中で京浜蒲田と改称し、1987年(昭和62年)から現在の京急蒲田となりました。

 15日が最後の電車運行の京急蒲田駅在来上り線(写真拡大)

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イベント 東京ミッドタウン 世界最大のワイン祭り『ヴルストマルクト』2010でドイツ旅行を懐かしむ

2010年05月13日 | イベント
kan-haru blog 2010 東京ミッドタウンから見たヴルストマルクト会場

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4月28日から 5月9日まで東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデン芝生広場で、世界最大のワイン祭り『ヴルストマルクト』の第1回が開催されましたので、2002年の夏に出かけたドイツ旅行を懐かしみ、5月4日に東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデン芝生広場の会場で、17時に家族と落ち合いました。東京ミッドタウンには、大森町から都営地下鉄浅草線大門で都営大江戸線に乗り換えて六本木下車して8番出口から直結です。

 東京ミッドタウン地図

ヴルストマルクト
ドイツといえば、ソーセージとワインにビールが印象深い国です。昨年は日比谷公園で開催された、世界の最大のビール祭りであるドイツバイエルン州のミュンヘン市西のテレージエンヴィーゼで開催のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)(「イベント 日比谷公園 日比谷オクトーバーフェスト2009でミュンヘンの想い出にひたる(その1~2)」参照)に出かけました。

ヴルストマルクトは、600年ほど前、各地を回る巡礼者のために巡礼教会がソーセージとワインの市を立てたのが始まりだそうで、昔「聖ミヒャエル市」という名称により州立浴場で開催されたマルクト(市)は、莫大な量のソーセージが消費されることから『ヴルストマルクト』(Wurstmarkt・ソーセージ市)と改名され今日まで続いているのです。バート・デュルクハイム(Bad Dürkheim)での祭りの開催期間中に街を訪れる人数はおよそ60万人と云われ、世界最大のワイン祭りと謳われ今年は594回目です。

ヴルストマルクトが開催されるバート・デュルクハイムは、南ドイツの西北のラインラント・プファルツ州の東部(ドイツ南部地図参照)にあり、マンハイムの西方で、カイザースラウテルンの東方の中間地点の田舎町(ラインラント・プファルツ州南東部地図参照)です。
バート・デュルクハイムの環境は、プフェルツァー・ヴァルトの森自然公園(バート・デュルクハイム周辺地図参照)とドイツ・ワイン街道沿い(ドイツワイン街道地図参照)のブドウ畑の丘陵の間に位置し、アルプス以北では最も温暖な気候の街です。

 ドイツ ラインラント・プファルツ州 バート・デュルクハイム周辺地図 ドイツワイン街道地図(右からドイツ南部地図ラインラント・プファルツ州南東部地図バート・デュルクハイム周辺地図ドイツワイン街道地図 クリックで地図表示)

ヴルストマルクトin 東京ミッドタウン
ヴルストマルクトin 東京ミッドタウンは、ドイツ発祥の世界最大のワイン祭りが日本に初上陸して、ゴールデンウイークを挟んだ4月29日から5月9日までの、平日は16時から、土、日、祝は12時から22時までミッドタウン・ガーデン芝生広場で開催されました。

 ヴルストマルクトin 東京ミッドタウンのパンフレット

会場のミッドタウン・ガーデン芝生広場に行くと、広場の奥にはお店が並びその前に立ち席テーブルが置かれてあり、芝生右側には木製のテーブルと椅子が置かれたテント席がありますので、テーブルや芝生に座ってジャーマンフードを満喫しながら、のんびりとワイングラスを傾けて飲み比べなどをしてて楽しんでいました。

 ヴルストマルクでは思い思いの場所でワインを楽しむ(:お店の前の立ちテーブル席、:芝生の横のテントには木製テーブル・椅子席がある、:テント席から芝生席を見る)

ヴルストマルクトのお店は3軒が出店しており、左のCafezeitカフェのお店でブレッツエルなどのパン、野菜とオリーブのトッピングフォカッチャやソフトドリンクなどを、200円から650円の価格で売っていました。隣の店のFranz Grillではカリーヴルストや4種類ソーセージ盛り合わせなどのジャーマンフードを500円から数千円の価格で売っていました。右側のDürkheimer Riesenfaßと大きな看板を掲げたお店では、生産地域が6州の本場のワインを売っており、600円のグラスワインから4つ房級の高級ワインまでの各種のワインが味わえます。

 ワインやジャーマンフードなどを売るお店(左上:パン、フォーカッチャやソフトドリンク等を売るお店、中上右上:パンやソーセージ等を売るお店、左下中下右下:巨大な樽を掲げたワインを売るお店)

のんびりとワイングラスを傾けながらジャーマンフードを満喫し、ワインの飲み比べをしたりして日没後の都会ならではの雄大な夜景を眺めながら喉を潤す贅沢なひと時は、緑豊かな六本木の空の下で初夏の日没後の涼風がドイツの夏にそっくり気候であり、2002年夏に訪れたヒルシュガルテンのミュンヘンの最大のビアガーデンの公園を懐かしく思いだしました。早速、各自思い思いのワインを注文して、ソーセージをつまみにしてドイツの祭りの気分にひたりました。
ドイツに毎年出かけている家族が注文したワインショーレ(Weinschorle)は、ワインと炭酸をハーフ・ハーフにしたヴルストマルクトの名物的な飲み物です。このワインの由来は、ある暑い夏の日にフランケン地方を訪れて喉が渇いていたナポレオンが、美しい女性が差し出したワイングラスを受け取り、そばにあった湧き出る泉から水をグラスにとりワインで割って、Toujours l `amour (トゥジュール・ラムール)“ 愛よ永遠 “にと高らかに叫びました。フランス語を理解できない地元民は、この飲み物のことを言ったものと勘違いして、それが現在の名前のショーレになったのだと伝えられています。

 ワインとジャーマンフード(:人気のソーセージ詰め合わせ、:ワインショーレ、:グラスワイン)

会場では、アコーディオン奏者のヘルツレ・ヴォルフガングさんを中心として音楽を奏でて会場を廻って場を盛り上げています。ドイツ地方の音楽を聴きながら白ワインを呑み比べて楽しんでいると、初夏の暮れ行く夜はドイツの風景が浮かんできます。

 アコーディオンでドイツ音楽を奏で場を盛り上げてくれる(写真拡大)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第20回その2)

2010年05月11日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 仮上り線高架橋線路の本線への付替え工事現場

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第1工区仮上り線高架橋線路の本線への付替え準備工事
仮上り線高架橋上の本線への付替え箇所付近(上り高架仮線敷設部説明図参照)の線路敷設状況は、仮橋脚柱KP15以南の高架橋では線路敷設が完了しています。

 内川橋梁北岸の上り高架仮線敷設部説明図(説明拡大図)再掲

4月29日に見ると仮橋脚柱KP15から北方の仮高架橋上では、同KP13高架橋付近まではコンクリート枕木が並べられ、線路が犬釘で固定されていますが砂利道床は敷かれてありません。さらに、同KP13の先では枕木が並べてありませんが西側のみの1本の線路は接続されて繋げられており、同KP11のところまで仮台の上に置かれています。東側の線路は、まだ接続されずに同KP11から先のところに置かれています。この辺の高架橋の高欄際には、線路に敷く砂利を容器に入れて置かれてあります。

 本線への付替え付近の仮高架橋上の線路敷設工事1(:KP15からKP13橋脚柱付近の高架橋上の線路敷設工事、:KP13付近では線路敷設工事準備中0429)

5月5日に見ると、仮橋脚柱KP13までの仮高架橋上では線路を接続して枕木が並べられ、線路が犬釘で固定されて枕木の下に砂利の入った袋を挿入して浮かせて、道床を作る準備の工事が始められており、一部では道床の砂利を線路の下へと敷き始めています。

 本線への付替え付近の仮高架橋上の線路敷設工事2(:枕木を浮かせて道床敷設準備、:付替え付近の敷設線路に砂利道床を敷く、:KP11付近の仮高架橋上の線路敷設工事0505)

同8日に仮高架橋上の本線付替え工事は、仮橋脚柱KP15から同KP11の線路には道床の砂利が敷かれていました。仮橋脚柱KP10から同KP8までの在来本線高架橋の線路には、仮高架橋線路との付替え工事時に高低さと位置調整用の砂利入り袋が一面に敷かれています。また、作業台上には運搬容器に入れた非常に沢山の線路付替え用の道床砂利が準備されています。

 本線への付替え付近の仮高架橋上の線路敷設工事3(左上:仮橋脚柱KP15付近の仮高架橋線路敷設工事、中上:仮橋脚柱KP13付近の工事、右上:仮橋脚柱KP11付近の工事、左下:仮橋脚柱KP9・10付近の工事、中下:、右下:作業台に置かれた本線への付替え工事用の道床砂利0508)

同16日開通日の前日の終電後から当日の始発までの短時間に、仮上り線高架橋線路の本線への付替え工事時に、仮上り線高架橋と合流部の在来線上り高架橋との高低差の調整のため、在来高架橋をジャッキアップしてから、本線への付替え工事が行われます。この工事には、約100人の作業者を動員し、線路を人力でカーブさせて仮上り線高架橋の線路を在来上り線路に結びます。

 ジャッキアップする在来本線高架橋(:仮橋脚柱KP10奥の在来高架橋のジャッキアップ、:仮橋脚柱KP11奥の在来高架橋のジャッキアップ0508)

高架化開通日まで残り少なくなり、仮上り線高架橋線路の本線への付替え工事の準備が連日に亘って行われています。同10日の準備作業を見ると電車の通過の合間の間隙に、在来上り線路の仮橋脚柱KP10から同KP8までの間の付替え工事の準備と、同KP13付近でも準備作業を行っていました。

 開通まで残り少なく仮上り線高架橋線路の付替え準備作業が続く(:開通まで残り少なく追い込みの準備作業が続く、:在来線線路上で列車通過間隔を縫って準備作業が続く、:仮橋脚柱KP13付近でも準備作業が行われる0510)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合 Sub INDEX 2009年版

2010年05月11日 | INDEX
kan-haru blog 2010 5月5日15版

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 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合 Sub INDEX



185 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第1回その1) 10月7日
186 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第1回その2) 10月9日
187 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第2回その1) 10月17日
188 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第2回その2) 10月19日
189 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第2回その3) 10月21日
190 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第3回その1) 10月29日
191 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第3回その2) 10月31日
192 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第4回) 11月5日
193 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第5回) 11月11日
194 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第6回) 11月16日
195 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第7回) 11月27日
196 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第8回その1) 12月7日
197 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第8回その2) 12月9日
198 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第9回その1) 12月13日
199 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第9回その2) 12月16日
200 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第10回その1) 12月29日
201 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第10回その2) 12月31日



202 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第10回その3) 1月3日
203 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第11回) 1月17日
204 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第12回その1) 1月21日
205 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第12回その2) 1月23日
206 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第13回その1) 1月28日
207 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第13回その2) 1月30日
208 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第14回その1) 2月10日
209 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第14回その2) 2月13日
213 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第15回その1) 2月25日
214 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第15回その2) 2月27日
215 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第16回その1) 3月3日
216 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第16回その2) 3月6日
217 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第17回その1) 3月17日
218 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第17回その2) 3月19日
220 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その1) 4月10日
221 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その2) 4月12日
222 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第18回その3) 4月14日
225 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その1) 4月29日
226 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その2) 5月3日
227 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その3) 5月5日

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第20回その1)

2010年05月09日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010 大森町高架駅への仮通路駅舎棟

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第1工区上り線開通準備工事
上り線高架開通まで後1週間となり、大森町駅には5月16、17日以降の高架化運転列車時刻表が同8日に貼り出されました。平日上りの運転時刻を見ると、朝のラッシュ時(7~9時)には大森町駅では各駅列車が1時間に6本が停車し、各駅停車の列車間には快特、特急、エアポート急行の3列車が通過し、8時台の1時間の最繁時間帯では27本もの列車が2分に1本の割りで通る大幅な増発です。また、10時から15時の時間帯には、20分毎に京急蒲田駅を通過するエアポート快特が運転されます。

 大森町駅に貼り出された高架化運転時刻表

また、第1工区の大森町上り線高架駅ホーム階段への仮通路駅舎を追い込みで築造していますが、通路を遮断する形で中間に存在する、ほのぼの通りが出口の上りホームの臨時改札口を、同14日に閉鎖するお知らせ案内が同4日に貼り出されました。

 上りホーム臨時改札口閉鎖のお知らせ(:上りホーム臨時改札口閉鎖のお知らせポスター、右:臨時改札口閉鎖説明図)

この臨時改札口(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 大森町駅付近(第6回)」参照)は京急高架化工事のため、工事着工前にあった上下ホーム間通路の構内踏み切りを閉鎖したのが原因で、大森町第1踏切のみでは朝の通勤時には通勤客を捌き切れなくなり暫定的に設けられたもので、平日の7時~9時まで開かれています。なお、この時大森町第1踏み切り道を、踏み切り上だけ幅員を広げて交通混雑を辛うじて捌くことができました。

 大森町駅臨時改札口(写真拡大)

大森町駅の上り高架ホームへの通路は西口改札口から入り、開通時には石段手前の左側白壁の先が高架橋階段への仮通路駅舎棟に接続されて、仮通路を北方に進みます。臨時改札口が撤去されると、北側に築造されている仮通路駅舎棟と結合されます。

 大森町駅の上り高架駅ホームへの通路(:大森町駅西口改札口、:西口改札口左側の壁の先が仮通路入り口、:西口改札口左壁から仮通路に接続)

その先の仮通路を進むと、右手にはバリアフリールートのエレベータが設置されており、さらに仮通路を直進すると在来ホームの高さまでの階段を登り、右側に築造の高架ホームへの階段の前に出ます。

 大森町駅上り高架化の案内(:大森町駅上り高架化の案内ポスター、:大森町駅上り線高架ホーム構成図)

5月16日の高架化開通までに残る工事は、臨時改札口を撤去して仮通路駅舎棟を完結する工事のほかに、在来上り線ホーム上に重なっていたため高架駅への登り階段幅の半分が未着工で残されており、その工事のため5月9日には在来ホームに工事囲いが付けられホーム幅が狭くなりました。

 在来ホーム上に重なる階段工事部の工事囲い(:在来ホーム上に重なるため未着工で残された階段部、:階段工事着工前の工事囲い、:階段工事着工時の工事囲い)

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風景・風物詩 東京スカイツリー 江戸文化の残る隅田川・荒川界隈に高さ世界一の自立式電波塔が建つ

2010年05月07日 | 風景・風物詩
kan-haru blog 2010 東京スカイツリーパンフレット

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NHKと在京民放キー局5社が600m級の新しい電波塔を求め、「在京6社新タワー推進プロジェクト」が発足し、東京都墨田区の東武鉄道の本社隣接地の貨物駅跡地に建設される高さ世界一の東京スカイツリーは、3月29日に東京タワーを追い抜きその頃から見物人が押しかけて話題となっています。連日の新聞やテレビのニュースで工事の進行が見られますが、1957年着工の東京タワーの建設状況を山手線の車窓から眺めた時代の者にとっては、懐かしい壮大な塔の建設状況を直接に見たくなり、所用で墨田区役所に出かけた連休あけの5月6日に北十間川辺に行ってきました。

 東京スカイツリー周辺地図

東京スカイツリー
東京スカイツリー(墨田区押上1-1-13)は5月6日現在のツリーの高さが368mで、1958年完成の東京タワー(333m)より高い塔位置の330m付近から上部に、3階の第1展望台(350m)を建設しております。ちなみに東京タワーの展望台の高さは、大展望台2階が125mで、特別展望台が250mですので、ツリーの第2展望台(450m)と比較すると高さの規模がわかります。

 東京タワーの高さを超えたスカイツリー(:5月6日のスカイツリーの高さ、:浅草から見たスカイツリー、:増上寺から見た東京タワー)

東京スカイツリーへは都営地下鉄浅草駅から、隅田川の向こう岸の右手のツリーを見ながら東武浅草駅に行きました。

 浅草から隅田川の向こう岸のスカイツリーを見る(写真拡大)

東武浅草駅から東武鉄道で一駅先の業平橋駅に行きましたが、連休明けの日でしたので見物客はあまり降りませんでした。駅ホームから貨物駅跡地で建設中の現場の雰囲気を見てから、目前のスカイツリーを仰ぐと東京タワーを超えた高さになったので、368mの天辺は首一杯にして見上げました。平日でしたので写真が写せましたが、休日ではホーム上での写真撮影は禁止の様です。
なお、改札を出て通りの反対側の第2東武館1階に東京スカイツリーインフォプラザ(墨田区向島1-33-12)があり、東京スカイツリープロジェクトの情報を発信しているので寄って見ましたが、団体客の予約が一杯で入れませんでした。新聞によると、5月1~5日の期間に計約1万5千人が訪れたと報道していましたが、個人客には連休明けでも入れないと云う程のブームです。

 業平駅ホームからスカイツリーを見る(写真拡大)

見物が出来ないインフォプラザを後にして、十間川を対岸に渡ると工事現場を目の前で東京スカイツリーが間近に見られるので、見物者で一杯ですがウイクデーでしたのでゆっくりと見物できました。

 十間川沿いで建設中のスカイツリー(写真拡大)

東京スカイツリーは高さが634mで世界最高の高さを誇ります。高さの数字を決定するにあたり、覚えやすい数字にしたいと考え、日本人にとってなじみ深い武蔵の国をとって「634=むさし」と決めたそうです。また、タワーの構造は、日本独自の建築技術の代表の五重塔にみられる制振システムを最新の技術で再現し、東京タワーのような末広がりの鉄骨組み立てとは異なり、スカイツリーの足元は一辺が約68mの正三角形の平面形でカメラの三脚の発想です。三角形の頂点の3点から上部へ伸び、地上50mのところでひとつにつながり、高層部では円形となり600m以上の高さにまで伸びていきます。三角形から円形への構造変化は、三角形の頂点が描く稜線は日本刀の持つ「そり」がとられ、円形に変化する部分からは、奈良・平安時代の寺院建築の列柱がもつ中央がゆるやかに膨らんだ「むくり」というデザインがとられたそうです。

 東京スカイツリーの構造

ユニークな構造のスカイツリーをゆっくりと見学できたので、所要目的の墨田区役所に向かいました。区役所のエントランスには東京スカイツリーの模型が置いてありました。区役所からのスカイツリーを眺めて帰路につきました。

 墨田区役所で見た東京スカイツリー(:墨田区役所に置いてある東京スカイツリーの模型、:墨田区役所付近から見た東京スカイツリー)

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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合編(第19回その3)

2010年05月05日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2010  六郷土手高架線・在来線分岐部の準備工事

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京急上り線の高架化の開通まで、いよいよ残すところあと10日ばかりとなりました。今回は、六郷土手付近および糀谷付近の上り高架線と在来線の分岐部の準備工事を見てきました。

第6工区高架化開通工事
5月16日に上り線が高架化で開通すると上り高架駅ホームへの通路は、雑色西口改札口を利用して在来上りホームに石段または傾斜通路を通り川崎方向へと進みます。

 踏切側から見た雑色駅(:車窓から見た雑色駅、:雑色駅西口、:西口改札口0505)

在来上り線ホームの川崎寄りの地下連絡通路の先に設置されたエレベータまたは階段を利用して高架駅ホームに進みます。

 上り線高架ホームへの通路(:下りホーム連絡地下通路階段、:上り高架ホームのエレベータ、:上り高架ホームへの階段0505)

なお、下り線との地下連絡通路は5月16日に閉鎖されて、撤去された上り線路上に連絡通路を張り出して拡幅されるようです。

 雑色駅地下道通路閉鎖(:地下道通路閉鎖お知らせ0429)

・仮上り線高架橋の本線分岐部工事
仮上り線高架橋の本線分岐部工事は4月29日に見ると、上り線が高架化開通に備えて大勢の保線工事作業員が準備を進めていました。

 高架線・在来線分岐部の準備工事1(0429写真拡大)

5月5日に見ると、本線分岐部工事はさらに進展していました。

 高架線・在来線分岐部の準備工事2(0505写真拡大)

第8工区高架化開通工事
糀谷駅では、上り線が高架化で開通すると上り線乗車の高架駅ホームへの通路は、在来下り線ホーム上の高架ホームが使用されるため、中央改札口から入場して在来下り線ホームへ進み、さらに直進すると高架ホームへの階段口でそこを登ります。

 高架駅ホームへの中央口改札口からの通路(:糀谷中央口改札口通路、:糀谷駅在来線下りホームから高架駅ホームへの階段口、:高架駅ホームへの階段0505)

上り線の高架化により、在来上り線ホームは不要となり西口改札口とともに、5月15日より閉鎖されて撤去されます。

 在来糀谷駅上りホーム閉鎖(:左側糀谷駅在来線上りホーム0505、右:在来上りホームと南口改札閉鎖のお知らせ)

・仮上り線高架橋の本線分岐部工事
4月29日に見ると、仮上り線高架橋の本線分岐部工事は着々と進んでいました。

 本線線路の高架架線線路への切替準備が進む(0429写真拡大)

仮上り線高架橋の本線分岐部工事は、5月5日には在来上り線路上に砂利石入りの袋が置かれ、線路の移設移動の準備が行われていました。同16日の終電の後から始発電車前の短時間に、この部分の線路のカーブを多数の作業員で人的加工により変形させて、高架橋に進む線路に変形して直す大変な工事が行われます。

 在来線路を人的に曲げ加工して高架線路として分岐させる(写真拡大)

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