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>kan-haru blog 2008
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入谷の朝顔市
例年の入谷の朝顔市は七夕の頃開催(「風景・風物誌 夏の風物詩 入谷の朝顔市」2006参照)されますが、今年の朝顔まつりはサミットのため7月18から20日の開催となり、20日の日曜日に見てきました。
今年の朝顔市に出かけたのは、初めての七夕をずらせての開催であることと、入谷には遠い昔の七五三の頃住んでいた微かな記憶が残っている、下町の懐かしい我が家の想いがあるところなので、身近なまつりに感じるためです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/10/bc5fcb835b223e46527ac79d36f8bd84.jpg)
七夕よりずらせて開催の朝顔まつり
・朝顔市と七夕
七夕の頃に朝顔市が開かれるのは、奈良時代末期に遣唐使が朝顔の種を薬用植物「牽牛子(けんごし)」を持ち帰り、その後江戸時代には七夕の頃に咲く朝顔の花を牽牛にちなみ「牽牛花」と呼ぶようになり、夏の風物詩として鉢植えの朝顔を牛が牽く荷車に積載されて売り歩かれるようになったようです。
入谷の朝顔市は、江戸後期頃から入谷界隈で盛んだった朝顔栽培を人々に見せるために、真源寺(入谷鬼子母神 台東区下谷1-12-16)の敷地内で栽培農家が披露したことがその起源であると云われます。明治時代には朝顔作りが盛んになり数十件が軒を連ねて、見物しに多くの人でごったがえしたといわれたが、大正時代には宅地化の流れにより栽培が難しくなり、朝顔市は廃れてしまいました。
戦後の1948年(昭和23年)に、地元の有志と台東区の援助の元で、再び入谷の朝顔市が復活することになり、現在では例年の七夕の前後3日間(7月6~8日)に真源寺の敷地内で開催され下町の夏の風物詩として定着しております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d2/bf87668d139c3987d59a84eb69297f73.jpg)
朝顔市で賑わう真源寺
朝顔市の観賞
入谷の朝顔まつりは、今年で60周年を迎え言問通りの南面に120軒の朝顔業者の露天と、北面に縁日の露天100軒が並びます。開催期間中は18日が17時から、19・20日が12時から言問通り開催エリアで車両通行止めにして、40万人の人出で賑わいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/36/154538df7bcbfd0a2078ed4150491c1e.jpg)
言問通りの朝顔まつり露天(車両通行止め前)
例年、朝顔市には朝行くのが習慣になっており、20日は朝8時半頃メトロ日比谷線入谷駅に着き、何時もの様に人込みの入谷鬼子母神(説明)を参拝し、境内に並んだ朝顔を眺めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/33/125764b22912f93eca35b78b29b6040e.jpg)
真源寺境内展示の朝顔鉢
この時間帯の朝顔の観賞は、言問通りはまだ解放されていませんので、朝顔の露天は歩道から見るだけで、しかも歩道の露天側は根岸方向からの歩行者の通路となっており、入谷からは露天と離れた側を歩くと云うより人に押されて移動させられる状態で、大変な混雑の人出でゆっくりと観賞することはできないのが、毎回の通例です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/b8/fce6b0141a92ff2bfd92bc4af3a25a88.jpg)
大混雑の言問通り歩道の朝顔市露天
朝顔露天の歩道を入谷から根岸まで、やっとの思いで通り抜け、出口付近の露天で朝顔鉢を2000円で買いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/c7/b73e43ce1696b4f375263cae3c8f87d5.jpg)
今年はどの鉢を選ぼうかな
ここからは、言問通りを反対側に渡り、午後のため準備中の縁日の露天を横目で見ながら昭和通り入谷交差点に戻りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c6/fb5f63bd226951ab2e96e99c01c63598.jpg)
今年の朝顔行灯
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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(7月分掲載Indexへ)
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入谷の朝顔市
例年の入谷の朝顔市は七夕の頃開催(「風景・風物誌 夏の風物詩 入谷の朝顔市」2006参照)されますが、今年の朝顔まつりはサミットのため7月18から20日の開催となり、20日の日曜日に見てきました。
今年の朝顔市に出かけたのは、初めての七夕をずらせての開催であることと、入谷には遠い昔の七五三の頃住んでいた微かな記憶が残っている、下町の懐かしい我が家の想いがあるところなので、身近なまつりに感じるためです。
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七夕よりずらせて開催の朝顔まつり
・朝顔市と七夕
七夕の頃に朝顔市が開かれるのは、奈良時代末期に遣唐使が朝顔の種を薬用植物「牽牛子(けんごし)」を持ち帰り、その後江戸時代には七夕の頃に咲く朝顔の花を牽牛にちなみ「牽牛花」と呼ぶようになり、夏の風物詩として鉢植えの朝顔を牛が牽く荷車に積載されて売り歩かれるようになったようです。
入谷の朝顔市は、江戸後期頃から入谷界隈で盛んだった朝顔栽培を人々に見せるために、真源寺(入谷鬼子母神 台東区下谷1-12-16)の敷地内で栽培農家が披露したことがその起源であると云われます。明治時代には朝顔作りが盛んになり数十件が軒を連ねて、見物しに多くの人でごったがえしたといわれたが、大正時代には宅地化の流れにより栽培が難しくなり、朝顔市は廃れてしまいました。
戦後の1948年(昭和23年)に、地元の有志と台東区の援助の元で、再び入谷の朝顔市が復活することになり、現在では例年の七夕の前後3日間(7月6~8日)に真源寺の敷地内で開催され下町の夏の風物詩として定着しております。
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朝顔市で賑わう真源寺
朝顔市の観賞
入谷の朝顔まつりは、今年で60周年を迎え言問通りの南面に120軒の朝顔業者の露天と、北面に縁日の露天100軒が並びます。開催期間中は18日が17時から、19・20日が12時から言問通り開催エリアで車両通行止めにして、40万人の人出で賑わいます。
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言問通りの朝顔まつり露天(車両通行止め前)
例年、朝顔市には朝行くのが習慣になっており、20日は朝8時半頃メトロ日比谷線入谷駅に着き、何時もの様に人込みの入谷鬼子母神(説明)を参拝し、境内に並んだ朝顔を眺めます。
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真源寺境内展示の朝顔鉢
この時間帯の朝顔の観賞は、言問通りはまだ解放されていませんので、朝顔の露天は歩道から見るだけで、しかも歩道の露天側は根岸方向からの歩行者の通路となっており、入谷からは露天と離れた側を歩くと云うより人に押されて移動させられる状態で、大変な混雑の人出でゆっくりと観賞することはできないのが、毎回の通例です。
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大混雑の言問通り歩道の朝顔市露天
朝顔露天の歩道を入谷から根岸まで、やっとの思いで通り抜け、出口付近の露天で朝顔鉢を2000円で買いました。
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今年はどの鉢を選ぼうかな
ここからは、言問通りを反対側に渡り、午後のため準備中の縁日の露天を横目で見ながら昭和通り入谷交差点に戻りました。
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今年の朝顔行灯
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