kan-haru blog 2009 象の鼻の防波堤
< 総合INDEX へ
ザよこはまパレード
第54回ザよこはまパレード(横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列)は、晴天の5月3日に「開港への道~ザッツ・よこはま・エンターテイメント~」をテーマとして、キッズパレードの16チームが山下公園前を10時45分にスタートし、赤レンガパークの先の横浜ワールドポーターズまでの1.8kmを行進しました。続いてスーパーパレードのPART1~4グループの47チームが、山下公園前を11時15分にスタートし、横浜ワールドポーターズから左折して伊勢佐木町6丁目までの3.8kmを行進しました。
ザよこはまパレードコース(国際仮想行列実行委員会パンフレットから)
国際仮装行列は、1953年(昭和28年)に横浜に多数の人が集まる一大名物となる様な行事を計画しようとの発案により、国際港である特色を活かして在留外人も参加出来る行事をとのイベントを採択して、昭和28年6月2日の横浜開港記念日に第1回の行列が行われて以来、今年は横浜開港150年記念にあたり第54回目の国際仮装行列が開催されました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)1(左・中・右写真拡大)
日本大通りで同時開催のフラワーアートフェスティバルを一通り観賞したので、神奈川県庁前を通って象の鼻地区の海岸通りの交差点に11時半頃行くと、パレードの見物人で一杯でした。通りは割り込むことが出来ないほどの混雑のため、人垣の後ろから背伸びして国際仮装行列を見ようと待っていると、ほどなくパレードの先頭が近ずいてきました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)2(左・中・右写真拡大)
人垣の間から背伸びして暫く見ていると、そろそろ疲れがでてきたので時計を見ると12時15分すぎなので、これから今日3つ目の見学先の神奈川県庁本庁へと向かいました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)3(左・中・右写真拡大)
・第54回パレードの入賞チーム
第54回パレードの優勝団体の「はまっパレ大賞」の入賞チームは、スーパーパレードフロートの部が埼陽軒のKIYOUKEN101 「sail for the future!」で、スーパーパレード徒歩の部がヨコハマ リトル メジャレッツ/ザ ヨコハマ スカウツ ドラム & ビューグルコーのたびだち「未来・出航」ザ ヨコハマ 新たな世界へ夢と希望で、キッズパレードの部が湘南ドルフィンズ・マーチングバンドのthe future「未来」へ出航がそれぞれ入賞しました。
神奈川県庁本庁舎の公開・展示
神奈川県では、神奈川開港・開国150周年メモリアルイベントとして、「キングの塔」の愛称で親しまれている県庁本庁舎内(知事室、大会議場、第三応接室と屋上)の一部を、5月2~5日の9~17時の期間に一般公開されました。
神奈川県庁本庁舎のキング一般公開(左:神奈川県庁本庁舎、中:本庁舎玄関、右:本庁舎の門表札の漢字は昔の字体のまま)
庁舎内大会議場においては、マリア・ルス号事件の「大はい」等の展示を行うとともに、同事件を題材にした紙芝居の上演や神奈川の昔を振り返る映像の上映等を行なわれていましたので、国際仮装行列を見た後で見学しました。
大会議室公開展示(左:大会議室入口、中:県庁説明ビデオ、右:マリア・ルス号事件の紙芝居)
1927年(昭和2年)11月に開庁した県庁本庁舎は、かわら屋根を模した和風、洋風のミックスタイプの「帝冠様式」のデザインで威風堂々とした外見から「キング」と呼ばれる、5階建ての鉄骨鉄筋コンクリートの建物で、1996年12月に国の登録有形文化財に指定されました。まるみがある横浜税関庁舎「クイーン」と、小ブリの横浜市開港記念会館「ジャック」と共に横浜の三塔としてシンボル的存在です。
キングとジャック(左・中:キング、右:ジャック)
・本庁舎屋上
見学はコース順が決まっていましたが県庁の玄関を入ると正面に階段があり、階段の両側の柱内に埋め込まれたとても小さなエレベータに乗り、先ず6階の屋上に上がりました。
屋上からは横浜の港が一望でき、下の海岸通りを見降ろすとザよこはまパレードの行進が見られました。横浜港を展望すると、やや右前方に「大桟橋ターミナル」が、下の方に「象の鼻」と呼ばれる防波堤が見えます。中央から「象の鼻」の堤防を見ると、1882年(明治15年)の横浜港の地図の姿がはっきり浮かびあがります。
やや左に目を転じると、国際仮装行列が進んで行く赤レンガ倉庫や、開国博Y150の会場の一部が見えます。大きく右に目を向けると、横浜ベイブリッジの展望ができます。
本庁舎屋上カラ見る横浜港展望は抜群の見晴らし(左:大桟橋ターミナル、中:赤レンガ倉庫と開国博Y150の会場、右:大桟橋ターミナルの右手に見える横浜ベイブリッジ)
・大会議室
エレベータで3階に降り、階段左側の入口を入ると大会議室で、昔は議場として使用していましたが、現在でも庁内会議や式典などには使用しているそうです。大会議室には、明治初期の神奈川県知事大江卓の掛け軸や、マリア・ルス号事件の際、中国人を解放したことに感激した横浜在住の中国人の方々が、事件解決の立役者であった神奈川権令の大江卓と外務卿の副島種臣に対して贈った、真紅の布地に金色文字の大はいの展示と、1932年(昭和7年)に作成された吉田初三郎氏作の鳥瞰図の「神奈川観光図絵」が見られました。
大会議室の公開展示品(左:大会議室、中:吉田初三郎氏作の鳥瞰図「神奈川観光図絵」、右:大江卓の掛け軸)
・知事執務室
大会議室を出ると知事室見学者が、廊下に列を作っておりましたので後尾に並び、和洋折衷の装飾美の豪華な雰囲気が漂う知事執務室を、手前の部屋の知事室応接から見学しました。
知事執務室(左:知事執務室、中:調度品は装飾美の豪華な雰囲気、右:知事の執務デスク)
・第三応接室
知事室とは反対側にある第三応接室は現在も応接室として使用しているそうで、竣工当初は天皇陛下の貴賓室として用意されたもので、シャンデリアや家具には宝相華(ほうそうげ)の模様が施され、竣工当時とほぼ変わらぬ状態を留めています。
連休の横浜開港150周年記念に3か所ものイベントを見学し終えると、14時近くになりましたので、来客の予定があるため昼食をとらずに、お弁当を買って帰宅しました。
竣工当時とほぼ変わらぬ第三応接室(左・中・右写真拡大)
< 総合INDEX へ
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(5月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その1 へ
次回 イベント 大森ベルポート 第9回早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルで明治大学優勝 へ
< 総合INDEX へ
ザよこはまパレード
第54回ザよこはまパレード(横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列)は、晴天の5月3日に「開港への道~ザッツ・よこはま・エンターテイメント~」をテーマとして、キッズパレードの16チームが山下公園前を10時45分にスタートし、赤レンガパークの先の横浜ワールドポーターズまでの1.8kmを行進しました。続いてスーパーパレードのPART1~4グループの47チームが、山下公園前を11時15分にスタートし、横浜ワールドポーターズから左折して伊勢佐木町6丁目までの3.8kmを行進しました。
ザよこはまパレードコース(国際仮想行列実行委員会パンフレットから)
国際仮装行列は、1953年(昭和28年)に横浜に多数の人が集まる一大名物となる様な行事を計画しようとの発案により、国際港である特色を活かして在留外人も参加出来る行事をとのイベントを採択して、昭和28年6月2日の横浜開港記念日に第1回の行列が行われて以来、今年は横浜開港150年記念にあたり第54回目の国際仮装行列が開催されました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)1(左・中・右写真拡大)
日本大通りで同時開催のフラワーアートフェスティバルを一通り観賞したので、神奈川県庁前を通って象の鼻地区の海岸通りの交差点に11時半頃行くと、パレードの見物人で一杯でした。通りは割り込むことが出来ないほどの混雑のため、人垣の後ろから背伸びして国際仮装行列を見ようと待っていると、ほどなくパレードの先頭が近ずいてきました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)2(左・中・右写真拡大)
人垣の間から背伸びして暫く見ていると、そろそろ疲れがでてきたので時計を見ると12時15分すぎなので、これから今日3つ目の見学先の神奈川県庁本庁へと向かいました。
ザよこはまパレード(国際仮装行列)3(左・中・右写真拡大)
・第54回パレードの入賞チーム
第54回パレードの優勝団体の「はまっパレ大賞」の入賞チームは、スーパーパレードフロートの部が埼陽軒のKIYOUKEN101 「sail for the future!」で、スーパーパレード徒歩の部がヨコハマ リトル メジャレッツ/ザ ヨコハマ スカウツ ドラム & ビューグルコーのたびだち「未来・出航」ザ ヨコハマ 新たな世界へ夢と希望で、キッズパレードの部が湘南ドルフィンズ・マーチングバンドのthe future「未来」へ出航がそれぞれ入賞しました。
神奈川県庁本庁舎の公開・展示
神奈川県では、神奈川開港・開国150周年メモリアルイベントとして、「キングの塔」の愛称で親しまれている県庁本庁舎内(知事室、大会議場、第三応接室と屋上)の一部を、5月2~5日の9~17時の期間に一般公開されました。
神奈川県庁本庁舎のキング一般公開(左:神奈川県庁本庁舎、中:本庁舎玄関、右:本庁舎の門表札の漢字は昔の字体のまま)
庁舎内大会議場においては、マリア・ルス号事件の「大はい」等の展示を行うとともに、同事件を題材にした紙芝居の上演や神奈川の昔を振り返る映像の上映等を行なわれていましたので、国際仮装行列を見た後で見学しました。
大会議室公開展示(左:大会議室入口、中:県庁説明ビデオ、右:マリア・ルス号事件の紙芝居)
1927年(昭和2年)11月に開庁した県庁本庁舎は、かわら屋根を模した和風、洋風のミックスタイプの「帝冠様式」のデザインで威風堂々とした外見から「キング」と呼ばれる、5階建ての鉄骨鉄筋コンクリートの建物で、1996年12月に国の登録有形文化財に指定されました。まるみがある横浜税関庁舎「クイーン」と、小ブリの横浜市開港記念会館「ジャック」と共に横浜の三塔としてシンボル的存在です。
キングとジャック(左・中:キング、右:ジャック)
・本庁舎屋上
見学はコース順が決まっていましたが県庁の玄関を入ると正面に階段があり、階段の両側の柱内に埋め込まれたとても小さなエレベータに乗り、先ず6階の屋上に上がりました。
屋上からは横浜の港が一望でき、下の海岸通りを見降ろすとザよこはまパレードの行進が見られました。横浜港を展望すると、やや右前方に「大桟橋ターミナル」が、下の方に「象の鼻」と呼ばれる防波堤が見えます。中央から「象の鼻」の堤防を見ると、1882年(明治15年)の横浜港の地図の姿がはっきり浮かびあがります。
やや左に目を転じると、国際仮装行列が進んで行く赤レンガ倉庫や、開国博Y150の会場の一部が見えます。大きく右に目を向けると、横浜ベイブリッジの展望ができます。
本庁舎屋上カラ見る横浜港展望は抜群の見晴らし(左:大桟橋ターミナル、中:赤レンガ倉庫と開国博Y150の会場、右:大桟橋ターミナルの右手に見える横浜ベイブリッジ)
・大会議室
エレベータで3階に降り、階段左側の入口を入ると大会議室で、昔は議場として使用していましたが、現在でも庁内会議や式典などには使用しているそうです。大会議室には、明治初期の神奈川県知事大江卓の掛け軸や、マリア・ルス号事件の際、中国人を解放したことに感激した横浜在住の中国人の方々が、事件解決の立役者であった神奈川権令の大江卓と外務卿の副島種臣に対して贈った、真紅の布地に金色文字の大はいの展示と、1932年(昭和7年)に作成された吉田初三郎氏作の鳥瞰図の「神奈川観光図絵」が見られました。
大会議室の公開展示品(左:大会議室、中:吉田初三郎氏作の鳥瞰図「神奈川観光図絵」、右:大江卓の掛け軸)
・知事執務室
大会議室を出ると知事室見学者が、廊下に列を作っておりましたので後尾に並び、和洋折衷の装飾美の豪華な雰囲気が漂う知事執務室を、手前の部屋の知事室応接から見学しました。
知事執務室(左:知事執務室、中:調度品は装飾美の豪華な雰囲気、右:知事の執務デスク)
・第三応接室
知事室とは反対側にある第三応接室は現在も応接室として使用しているそうで、竣工当初は天皇陛下の貴賓室として用意されたもので、シャンデリアや家具には宝相華(ほうそうげ)の模様が施され、竣工当時とほぼ変わらぬ状態を留めています。
連休の横浜開港150周年記念に3か所ものイベントを見学し終えると、14時近くになりましたので、来客の予定があるため昼食をとらずに、お弁当を買って帰宅しました。
竣工当時とほぼ変わらぬ第三応接室(左・中・右写真拡大)
< 総合INDEX へ
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(5月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 横浜開港150周年 ザよこはまパレード、フラワーアートフェスティバル、神奈川県庁公開その1 へ
次回 イベント 大森ベルポート 第9回早慶明大学対抗ジャズ・フェスティバルで明治大学優勝 へ