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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第26回その2)

2012年02月28日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2012 糀谷駅下り本高架ホーム築造と下り線高架道床  

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第8工区
・糀谷高架駅ホーム関連準備工事
前回記述時までは糀谷高架駅の築造は、上り線側高架ホーム下では高架橋脚柱間の強化地中梁工事を行っていました。
2月27日に見ると、上り線高架ホーム上ではホーム築造の関連工事を行っており、同ホームに設置の階段・エレベータ・エスカレータ取付の準備が進められている様です。

 上り線高架ホームの完成に向けての準備工事(:上り線高架ホームの完成に向けての工事作業、:上り高架ホームの階段・エスカレータ・エレベータ取り付け準備工事0227)

同様に、下り線高架ホーム上でも、下り線線路の高架移設に備えての準備が進められています。

 下り高架ホームの階段・エスカレータ・エレベータ設置準備工事(:下り高架ホームの設備設置の準備工事、:下り高架本ホーム築造工事0227)

また、高架下り線の糀谷第1踏切までの高架橋築造工事が行われています。

 糀谷第1踏切までの下り線高架橋築造工事(0227写真拡大)

糀谷高架橋駅下では整地工事が行われており、糀谷第1踏切からトラックが出入りして廃棄物を搬出しています。

 糀谷高架駅橋下の整備工事(左上中上右上:高架駅橋下の整地、左下中下右下:糀谷第1踏切から工事廃棄物を搬出0227)

・下り線糀谷第1踏切ガード架橋工事
前回記述時には第1踏切ガード用のコンクリート製高架橋桁の架橋が行われていました。2月7日に見ると、ガード築造の工事が進められています。

 下り線糀谷第1踏切ガード築造工事(0227写真拡大)

・下り線高架橋築造工事(糀谷第1踏切東側傾斜高架橋)
前回記述時には、糀谷第1踏切東側下り線傾斜高架橋の築造工事は、築造高架橋上の床版工事が一部未完のところがありました。2月に入ると、殆どの高架橋部分の床版は出来上がっていました。

 糀谷第1踏切東側に接した傾斜高架橋築造(0227写真拡大)

東方側の傾斜高架橋から、盛土部と高架橋間の連絡架橋部の一部を除き下り線高架橋には、北面に高欄が取付られました。

 高欄が付けられた東方の下り線傾斜高架橋(0227写真拡大)

前回記述時には盛り土部と傾斜高架橋の端部間の連絡橋は架設の準備を行っていました。2月27日には、連絡橋の架設は完了していました。

 傾斜高架橋端部と盛土間の連絡橋架橋(0227写真拡大)

糀谷駅から糀谷第2踏切間の下り線傾斜高架橋築造現場を、仮上り線高架橋および在来下り線走行車両の先頭および最後尾車窓から、2月9および27日に工事の進況を撮影しました。

糀谷駅ー糀谷第2踏切間傾斜高架橋築造工事.wmv

[クリックすると、糀谷駅ー糀谷第2踏切間の下り線傾斜高架橋築造現場を、仮上り線線路および在来下り線の先頭・最後尾車窓からの工事風景を見られます]

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・毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
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大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第26回その1)

2012年02月25日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2012 大森町下り線高架橋下工事現場 

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大森町駅高架下り線ホーム工事
大森町駅高架下り線ホーム工事は、階段が踊り場までの工事で待機の状態にあり、1月後半からの工事は、高架橋下り線ホーム下の高架橋柱間に地中梁工事の梁桁を構築し、現在地中穴の埋戻しが終了した状態の様子です。この地中梁工事は、工事塀や防音工事膜を張って作業を実施のため、外部から工事の模様は見ることが出来ません。しかし、この地中梁工事は、高架上り線ホーム側の工事の時には観察が出来ましたので、過去の記事(「大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第5回第13回その1)」参照)をご覧ください。

 上り線高架橋地中梁工事の再現画面(:補強梁設置工事20111116、:20111203補強梁コンクリート打ち、:補強梁埋戻し20111223)

2月15日に見ると、高架橋下り線ホーム下の高架橋柱間地中梁工事のコンクリート打ちが行われていました。

 下り線高架橋地中梁工事コンクリート打ち(0215写真拡大)

同21日に見ると、高架橋下り線ホーム下の階段踊り場の南側の防音工事膜の一部が除去されました。

 一部が取り除かれた高架橋下防音工事覆い幕(写真拡大)

同24日には、高架橋下り線ホーム下の階段にあがり、工事作業を行っていました。

 下り高架ホームの階段の工事作業(:下り高架ホームの階段、:下りホーム階段踊り場、:下り階段の工事作業0224)

下り線仮高架橋築造(内川)工事
・内川南岸の高架橋築造工事
前回記述時には、内川南岸の3橋脚注間に高架橋桁と平和島第5踏切北側の高架橋間の連絡コンクリート橋の1本が架設されていました。

 内川南岸の上り線仮高架橋説明図(再掲)

2月5日に見ると同上の高架橋間には2本の連絡橋が架設され、同15日には3本の連絡橋が架設(動画参照)されていました。

 コンクリート連絡橋の架設が進む(:2本目のコンクリート連絡橋が架設、:コンクリート連絡橋の架設工事、:2本架設されたコンクリート連絡橋0205)

・内川北岸の高架橋築造工事
前回記述時には、橋脚柱新P17からP16間に高架橋を築造するため、高架橋桁梁の架設の準備工事が行われていました。

 内川北岸仮下り線高架橋工事構造説明図(再掲)

2月5日に見ると、高架橋柱P16から2本のI型高架橋梁桁が、高架橋柱P17までの長いスパン間に架設されていました。短い長さのI型高架橋梁桁をリベット接続のみで、荷重に耐える高架橋ができるのも、技術の進歩がもたらすものです。

 橋脚柱P16-17間の高架橋梁桁築造工事(左上:橋脚柱P17から北方に2本のI型橋梁桁を架設、中上:橋脚柱P17から北方に2本のI型橋梁桁を架設、右上:2本の橋梁桁が高架橋脚柱P16に向かい架設工事、左下:スパンの長いP16-17間のI型高架橋梁桁、中下:高架橋脚柱P16へと延びるI型高架橋梁桁、右下:高架橋脚柱P16-17間に架設のI型高架橋梁桁0205) 

同日、下り線走行車両上から、高架橋柱P16よりP17までの区間の高架橋梁の築造状況を撮影しました。

 下り線列車車窓から内川北岸の高架橋築造工事を見る(:新P15高架橋脚柱附近のコンクリート打ち高架橋梁、:平和島第2架道橋付近の高架橋道床、:橋脚柱新P17-16間の2本のI型高架橋梁桁0205)

2月15日に見ると、高架橋柱P16よりP17までの区間の高架橋梁の工事は、橋梁底部に支え板を付けて築造を行っています。

 橋脚柱P17-16間の高架橋築造工事(:橋脚柱P17附近の高架橋築造工事、:橋脚柱P16-17間の高架橋築造工事、:橋脚柱P16附近の高架橋築造工事0215)

内川周辺仮下り線高架橋築造の工事を、仮上り線高架橋および在来下り線走行車両先頭車窓から、2月9、15および20日に工事の進況を撮影しました。内川南岸の高架橋築造工事、内川鉄橋架橋工事および内川北岸の高架橋築造工事が見られます。

大森町ー平和島(高架橋線路)(仮下り線高架橋築造)20120225.wmv

[クリックすると、内川南岸および北岸の仮下り線高架橋築造現場を、仮上り線および下り線の先頭車窓からの前進風景で見られます]

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大森町界隈あれこれ 諏訪神社 東日本大震災で損傷の鳥居修復なって初午と針供養を迎えるその2

2012年02月22日 | 大森町界隈あれこれ 社寺
kan-haru blog 2012 二の午祭り    
    
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諏訪神社の初午祭り・針供養
諏訪神社では、初午祭りの日に針供養を行うのがしきたりになっています。2012年は2月4日が立春で、前日の3日が節分祭にあたり、また同日は初午の日とも合致しましたので、今年の初午祭りは二の午の日の15日に行われました。
・二の午祭り
初午は、本来は旧暦二月の最初の午の日を云うが、現在の新暦では2月の最初の午の日とされています。初午祭は、2月の最初の午の日に行う稲荷社の縁日であり、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社は、711年(和銅4年・奈良時代)の初午の日に稲荷大神が鎮座されたといわれております。この日をしのび、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。稲荷は「稲生(いねなり)」が縮まったもので、「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食物の神様)を 祀ったものであることから、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願します。
もともと初午は、その年の豊作祈願が原型で、それに稲荷信仰が結びついたものであります。その1で記述の様に創建時の諏訪神社の周囲は一面田んぼであり、当時の氏子は豊作を祈願して初午祭を行っていたのでしょう。
諏訪神社では、末社の稲荷社の初午祭を行います。しかし、2012年は前述のように節分祭と重なりましたので、丁度昨年の東日本大震災で破損を被った神社鳥居の修復を終えた後の、2月15日に二の午祭りが午後3時から執り行われました。

 二の午祭り挙行の諏訪神社(20120215)(:鳥居の修復なって二の午祭り、:二の午祭りの伏見稲荷社)

古来は、立春以降の最初の午の日に行われていたこともあり、今年の諏訪神社の初午祭りは偶然に古来の行事と合致したことになります。
二の午祭りは、午後3時に稲荷社前に神社役員と氏子信者が参列して、神官のお祓いと参拝して式典が行われます。

 伏見稲荷神社末社で初午祭(2011年2月8日挙行)

稲荷社での二の午祭りの式典後に、金山神社にて一同参列して針供養式典が行われ、稲荷社に戻り、午後3時30分から稲荷社前に参列してお祓いを受けた方にお菓子を配り、初午際の終了です。

 二の午子供に人気のお菓子配り(左・中・右写真拡大)

・針供養
針供養とは、針を使う仕事を休んで、古くなった針や折れてしまった針を、こんにゃくや豆腐などに刺したり、紙に包んで神社に奉納したり、川に流したりして供養する行事で、関東地方では2月8日、関西地方では12月8日に行われることが多いようです。
昔の女性にとっては、裁縫は重要な仕事の一つであり、大事な針に感謝し、裁縫が上手になるようにと神様にお願いしていました。そこで一生懸命、一緒に働いてきた古くなった針を、楽をして休んでもらうようにと、「事始め」の2月8日または、「事納め」の12月8日に、豆腐やこんにゃくに、古くなった針を刺して針供養をしていたのです。
針供養の式典は初午の式典の終了後に、神官と共に神社役員と氏子信者が社外末社の金山神社に参列し、針供養の豆腐を神社に捧げて、お祓いの式典をあげて参拝します。

 末社金山神社での針供養式典(2011年2月8日挙行)

針供養の式典後、稲荷社に戻り初午際のお菓子を配り、社務所でお倣いをして恒例の春の行事が終わります。

 金山神社の針供養2012年

諏訪神社の災害
明治以降の大森町諏訪神社が受けた災害は、3度あり、その一つは、1923年(大正12年)9月1日に、神奈川県相模湾北西沖80kmを震源として発生したマグニチュード7.9の大正関東地震で、2つ目は昨2011年3月11日に宮城県牡鹿半島の東南東沖130kmの海底を震源として発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震で、3つ目の戦災は、1939年から1945年にかけ、ドイツ、イタリア、日本の三国同盟枢軸国陣営と、イギリス、フランス、アメリカ、ソ連、中華民国などの連合国陣営との間で戦われた全世界的規模の戦争で、日本は英米との1941年12月の開戦によって、1945年4月15日の焼夷弾を用いた東京大空襲により、北方の磐井神社から南方の六郷川までと、東方の三原通り・駿河屋通りから西方のJR線までの地域は、完全に焦土化した戦災です。
このうち関東大震災で諏訪神社が被った災害は、大戦で資料が焼失のため定かではありません。
・世界大戦での神殿焼失
1945年4月15日の大空襲で大森町は焦土化(「大森町界隈あれこれ 鎮魂!大森町大空襲(第6回~第11回)」参照)となり、諏訪神社は本殿、末社、神楽殿と社務所などの建築物は全焼して、残った物は鳥居、狛犬、石灯籠、石塀などの石造物以外は跡形もなくなりました。

 高度1,524mからの大森町上空戦災の航空写真(1947年7月9日撮影)(国土地理院から)

・鳥居の東日本地災被害
昨年3月11日の東日本大震災に遭遇して、諏訪神社の1824年(文政7年)甲申歳9月吉日建立の石造り明神型の鳥居が損傷の被害を蒙りました。そこで、早速鳥居に鎖を巻いて落下防止の応急処置が行われました。その後、鳥居修復の準備が整った2月8日から、修復工事が行われ、二の午祭前には完全に修復が完了して、復元なった鳥居のもとで目出度く二の午祭が挙行されました。

 東日本大震災で損傷を受けた文政7年再建の鳥居(左上:東日本大震災で損傷した鳥居111228、中上右上左下中下右下:地震で損傷修復中の文政7年再建の鳥居120208)

御神紋
諏訪神社の本社の諏訪大社は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地(上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮)をもつ神社です。
信濃國一之宮。神位は正一位。全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされております。諏訪大社には本殿と呼ばれる建物が無く、下社の秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信迎され、現在は生命の根源・生活の源を守る神として御神徳は広大無辺で、多くの方が参拝に訪れます。
全国に分布する御分社は一万有余社を数えお諏訪さま、諏訪大明神と親しまれていて、古くからある風や水に直接関係のある農業の守護神としての信仰が厚く。また水の信仰が海の守り神となり、古くからある港の近くには必ずと言っても良い程にお諏訪さまがお祀りされております。
1871年(明治4年)に国幣中社に列格、1896年(明治29年)に官幣中社、1916年(大正5年)に官幣大社に昇格し、終戦を迎え1948年(昭和23年)に諏訪大社と改称致しました。
諏訪大社では御神紋として、梶(カジ)の木の葉をモチーフにした紋を使用していますが、上社と下社のそれぞれの梶紋には微妙な違いがあり、上社の梶紋は「諏訪梶」と呼ばれ、木の根に当たる部分が4本で、下社の梶紋は「明神梶」と呼ばれ、根に当たる部分が5本あります。

 諏訪大社の梶紋(左:諏訪梶紋、中:明神梶紋、右:梶葉紋)

地元の諏訪神社分社の左右の防火桶および神楽殿幕には、「諏訪梶」と「明神梶」が付けられております。

 諏訪梶・明神梶紋(:左防化桶の諏訪梶紋、:右防化桶の明神梶紋、:神楽殿張幕の諏訪梶・明神梶紋)

本殿の飾り幕、賽銭箱や手水舎の水盤および幟には葉の数が一枚の「梶葉紋」が付けられており、地元の諏訪神社では3種の御神紋を用いています。

 諏訪神社御神紋の梶葉紋(:本殿の幕・賽銭箱の梶葉紋、:手水舎水盤の梶葉紋、:幡の梶葉紋)

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大森町界隈あれこれ 諏訪神社 東日本大震災で損傷の鳥居修復なって初午と針供養を迎えるその1

2012年02月19日 | 大森町界隈あれこれ 社寺
kan-haru blog 2012 諏訪神社初参り2012年   
    
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諏訪神社の由来
諏訪神社(大田区大森西2-23-6)の由来を、過去に記載の記事(「大森町界隈あれこれ 大森町の社寺 諏訪神社その1その2その3」参照)から纏めてみます。
大田区の文化財によると創建の時代は明らかでないが、江戸期には大森村の山谷の鎮守であったとあります。
推定ですが、戦前には諏訪神社の神輿倉が第1京浜国道の現大森警察署の反対側付近にありましたので、創建時の諏訪神社は東海道の内川端縁付近に鎮座されていたものと思われます。

 諏訪神社例祭第1京浜国道際の神輿倉にて[昭和12年6月]

新編武蔵風土記稿(文化・文政期[1804年から1829年、化政文化の時期]に編まれた武蔵国の地誌)によると、諏訪社は大森村(東大森村・西大森村・北大森村)の中央にあり、除地(寺社の境内地)が二十歩で北大森村に属するとあります。
明治初年の地図で地形を見ると、内川北岸からおよそ300m北方の大森村の中心にある諏訪神社の北東の他村の、東海道の三原地区に大森神社と、大森村北の沢田地帯に浅間社があり、大森村と隣接村は一面田んぼの農村地帯で、また、海岸に近いことから大半が漁村で海苔養殖が盛んでした。

 大森村諏訪神社と近隣村の大森神社および浅間神社(まる1:大森神社、まる2:浅間神社、まる3:諏訪神社)再掲

諏訪神社の社録は1868年(明治初年)に保管者が火災に遭い、伝来の由緒は灰燼のため不明です。伝えられるところでは、徳川初期(1600年頃)の創建で昔は東海道付近にあり、後年現地に遷宮したものであると云われています。1611年(慶長16年)に完成した六郷用水が、諏訪神社境内の周囲を迂回していますので、その前後に創建地から移ったのではないかと思われます。
田んぼの中央部にある諏訪神社は、大森村中心部の内川北岸からおよそ300m北方にあって、境内は六郷用水に接して取り囲まれております。

 大森村北大森山谷の諏訪神社(現在地)再掲

田んぼの中の本殿は草創期のもので、その彫刻美は徳川芸術を語るものとして有名であったと云われています。拝殿は遷宮の折に建築したもので、1831年(天保2年)に修復を加え同時に内陣を造営したと伝えられています。拝殿の天井は極彩色の花魚獣魚を描いた一尺四方の96個の区画で造られた合天井で、すこぶる美観を呈した大和画で揮毫者は不詳であるが、徳川時代の相当名のある画家の筆であると思われます。

 戦時下[1943年頃]の諏訪神社例祭子供樽神輿)(写真の拝殿と神楽殿は戦災前の建築であり、その後修復されているが大和画が描かれている天井であるかは不明)再掲

伝説として残る諏訪神社の縁起は、その昔、波に漂い大森海岸袖ヶ浦へ着岸されたご神体を、村民が尊崇して一祠を建立したのが諏訪神社の起源であると云われております。この境内に一匹の白蛇が棲みつき、祭礼の時、氏子等多数が参社して知らずに白蛇の尾端を踏んだので、古来祭礼には必ず降雨ありと伝えられています。

 文政七甲申歳九月吉日再建と掘られた鳥居の柱)

新版大森風土記によると、境内には、数百年を経たる老松が神威を示す如く繁茂しており、1824年(文政7年)甲申歳9月吉日建立の石造り明神型の鳥居が建ち、同じく文政の銘がある算盤額が掲げられていると記述があります。鳥居は、東日本大震災前までは、関東大震災、東京大空襲の災害には損壊せず健在に存在していました。

 文政七年建立の諏訪神社正門の鳥居(20100711)

境内掲示によると、創建は江戸初期ともいわれ、区内の社寺の多くが鎌倉時代を機として、その源を発している事を考えると、更に遡るものと思われる。1964年(昭和39年)には、五百年祭が盛大に執行されました。1936年(昭和11年)には村社に定められ、東京府下荏原郡大森村字山谷(東山谷[大森東2丁目]、南山谷[大森西Ⅲ丁目]、北山谷[大森西2丁目])の鎮守でありました。
御祭神の建御名方神(たけみなかたのかみ)は、大国主命の第二子であり、風水害や流行病を防ぎ、農耕および漁業の神としての信仰厚く、特に武神としての誉れ高く、はなはだ霊力強き神として、氏子の崇新の念益々厚く、神威赫々として今日に至っています。

 諏訪神社本殿

・末社
諏訪神社の末社は境内に2社があり、1社は諏訪神社本殿と並んで建立の下社があり、御祭神は八坂刀賣神(やさかとめのかみ)が祀られており、もう1社は境内の東北部に建立の稲荷神社で、御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) が祀られています。

 諏訪神社境内に鎮座する末社(左:諏訪神社本殿横に鎮座する下社、右:稲荷神社末社)

3社目の境内外末社は、諏訪神社南の現内川べりに建立の金山神社があり、御祭神は金山彦大神が祀られています。

 金山神社

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風景・風物詩 初詣風物詩 川崎大師平間寺2012

2012年02月17日 | 風景・風物詩

kan-haru blog 2012動画追加2月18日 大本山 更新動画を追加Ⅱ版2014.8.14  
    
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川崎大師初詣
川崎大師の平間寺が菩提樹と同じ真言宗智山派で、方向が恵方の川崎大師には親子何代にわたり毎年初詣をしており、このブログには2007年から2011年まで川崎大師の初詣を毎年掲載しています。今年は、事情により1月にはお参りが出来ませんでしたので、2月12日の日曜日にいつもと異なる参詣コースをとり、往路は京急川崎駅から車で大本堂裏手の西解脱門から入り、お参りした後は大山門から仲見世通りを進み、仲見世通り入口から車で京急川崎駅に戻り帰宅しました。当日は、暖かい日差しに恵まれたので、参詣客も結構出ていました。今回は、今まで記述していない情報を記します。

 川崎大師初参り参詣コース 

・西解脱門
川崎大師は、子供の頃から来ていますが、境内は何時も大本堂でお参りして、お札場でお札とお守りを受け、昨年のお札を納経所に収めてのコースであり、時たま境内の中を少し散策する時もありますが、大抵は本堂、お札場、納経所のコースです。ブログをはじめてから、境内内の写真を撮るようになりましたが、見慣れた景色のためじっくりと見ては回らないのが現状です。今回は、珍しく裏門の西解脱門から入りましたので、初めての写真があります。
車は一方通行の裏道を通り抜けて大師裏塀の至真門の前で降り、1978年(昭和53年)に再建立された鉄筋コンクリート造りの門で、信徒会館の南玄関に通じ、薬師殿(平成20年11月落慶)への入り口となっています。
至真門を塀沿いに北に進むと、信徒会館建物の北側にある大師裏門が西解脱門であり、1986年(昭和61年)に建てられた鉄筋コンクリート造りの中世和風様式の門です。建立1周年を記念し第44世・隆天貫首のご揮毫「西解脱門」の縦額が取り付けられました。

 至真門(左)と西解脱門(右)

・しょうづかの婆さん
西解脱門から入ると、大本堂と信徒会館を結ぶ2階の回廊がありますが、その回廊の脇に小さなお堂があり、「しょうづかの婆さん」のお堂で、参詣している人が絶えません。かなり以前に、西解脱門から参詣で出入りしたことがありますが、その時は「しょうづかの婆さん」のお堂があるのは気が付きませんでした。

 しょうづかの婆さんのお堂

・不動堂、稲荷堂、中書院
本堂へは、信徒会館の回廊の下の通路を通り、大本坊との境で参詣路を北に進み、不動堂、稲荷堂、中書院を左に見て大本堂へと進みます。
不動堂は、(明治23年)の創建で、建屋は1964年(昭和39年)に建立されたもので、御本尊・不動尊像は成田山新勝寺御本尊のご分躰・大聖不動明王が奉ってあり、「関東三十六不動霊場第七番札所」です。
稲荷堂は、1945年(昭和20年)4月15日の空襲で唯一焼失を逃れた福徳稲荷堂であり、倉稲魂神といい五穀を司る稲荷様が祀られています。
中書院は、1966年(昭和41年)に落成した2つの茶室を備え庭園には当山に古く伝わる「月の井」があり、客間の「光聚庵」は三笠宮妃殿下の命名で、「心月庵」は茶道裏千家家元千宗室宗匠の命名によるものです。

 川崎大師末社と書院(:不動堂、:稲荷堂、:中書院)

・本堂参拝
1964年(昭和39年)に落慶した大本堂の南口階段から上がり参拝しました。堂内には御本尊厄除弘法大師を中心に、不動明王・愛染明王などの諸仏が奉安されており、本堂内には護摩を受ける信者で何時も一杯です。川崎大師は、「関東八十八ヶ所霊場」と「玉川八十八ヶ所霊場」です。玉川八十八ヶ所霊場は、多摩川沿いの東京都大田区と世田谷区、神奈川県川崎市と横浜市を中心に構成されており、明治時代初期には数多くの巡礼者で賑わいました。大田区の大森町界隈にある密厳院()と密乗院()は、玉川八十八ヶ所霊場です。

 川崎大師大本山(:大本山、:護摩修行で一杯の本堂内、:川崎大師は関東・玉川88ヶ所霊場)

・経蔵、聖徳太子堂
お札場で、新しくお札とお守りを受け、去年の古いお札とお守りおよびだるまは納札殿に収めます。
大本堂前の参詣路の中程にある経蔵は、平成16年大開帳奉修記念事業として落慶され、中国最後の木版大蔵経「乾隆版大蔵経」7240巻が収蔵されています。御本尊は、説法釈迦如来が祀られており、天井には天井画が描かれています。

 経蔵(写真拡大)

経蔵の前のお水屋は、1958年(昭和33年)にご本尊御遷座を記念して奉納された水器です。
経蔵の奥の聖徳太子堂は、1966年(昭和41年)に聖徳太子講並びに諸職人により、奉納された聖徳太子像が奉られたお堂です。

 お水屋・聖徳太子堂・納札殿(写真拡大)

・だるま
今年は、境内の大山門近くの露天でだるまを並べてありましたので、そこでだるまを買いました。その南の境内広場には、沢山の露店が軒を連ねていました。

 境内の露天(:境内のだるま売り露店、:軒を連ねる境内露店)

・大山門
大山門は、開創850年の記念事業として1977年(昭和52年)に建立され、堂塔伽藍をかこう浄域結界の総門で、四方に京都・東寺の国宝尊像を模刻造立した四天王像が奉安されています。

 大山門(:大山門正面、:大本山からみた大山門、:大山門側面)

お参りも済み、古いお札も納めましたので、大山門を潜り仲見世通りで昼食をとり、お土産を見て歩きました。

 仲見世通りのお土産屋さん(:大山門前から見た仲見世通り、:大山門前の久寿餅屋さん、:おまんじゅう屋さん)

大師のお土産屋の店は、だるま店とトントコ飴屋さんの数は沢山あります。とんとこと飴を切る包丁の音をなびかせて、客を呼び込んでいます。お土産は、何時もと同じで、くずもちと咳止め飴を買い、仲見世の出口から車で京急川崎駅経由で帰宅しました。

 トントコ賑やかな飴やさん(写真拡大)

大師名物とんとこ飴切りを撮りました。飴切の音を聞いて下さい。

川崎大師とんとこ飴切の音.wmv

[クリックすると、大師名物のとんとこ飴切りの音を聴けます。]

動画をご覧頂けない方は、「川崎大師とんとこ飴切の音.wmv」(←をクリック)すると別画面で掲示されている動画でご覧いただけます。Ⅱ版2014.8.7

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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index 風景・風物詩 カテゴリー別総目次 2010~2012年版2008~2010年版2007・2008年版2006・2007年版
<前回 風景・風物詩 千躰荒神祭 竃の神様として賑わう海雲寺を久方振りに参詣する
次回 風景・風物詩 さくらとツリーの新名所 満開の桜の間隙から隅田川対岸のツリーを展望する花見

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川崎大師とんとこ飴切の音.wmv

2012年02月17日 | ようこそ kan-haru日記へ

kan-haru blog 2014

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動画の「スタート」ボタンを押すと、動画が見られます。

川崎大師とんとこ飴切の音.wmv
 

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ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第3回

2012年02月13日 | ITと技術

kan-haru blog 2012 Yahoo!ボックスファイル一覧 

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Yahoo!ボックス
昨年10月7日からYahoo! JAPAN のYahoo!ボックスは、オンラインストレージサービスを開始して、一般では無料で5GBのサイズのストレージと、Yahoo!フォトおよびYahoo!ブリーフケース使用のYahoo!プレミアム会員は50GBのサイズのストレージにより、写真、書類、共有、連携ファイルが使用できるようになりました。将来はYahoo!プレミアム会員は、月額料金300円の負担で、1000 GBのサイズのストレージのサービスが受けられるようになります。これにより、Yahoo!フォトおよびYahoo!ブリーフケースのデータはYahoo!ボックスに移行されることとなり、現在はアップロードの使用はできず、移行の連絡待ちの状況です。
現在、Yahoo!プレミアム会員ですので、50GBのサイズのYahoo!ボックスが使えますので、二重化ファイル用のストレージに使用して見ました。

 Yahoo!ボックス(再掲)

・Yahoo!ボックスWindows版パソコン用アプリのインストール
Yahoo!ボックスを使用するには、Windows版パソコン用アプリのインストールが必要で、「Yahoo!ボックス パソコン用アプリ(Windows版)のインストール方法」(←ここをクリック)を開きます。Windows版パソコン用アプリの対応 OS は、日本語版のWindows 7、Windows Vista、Windows XP SP3以降が利用環境です。

 パソコン用アプリのインストール画面

1) Yahoo!ボックスのインストールは、「パソコン用アプリをインストール」ボタンを押し、「実行または保存しますか?」の画面で「実行」ボタンを押すと、インストールプログラムが実行され、「Yahoo!ボックスのインストール」画面のYahoo! JAPAN利用規約(ソフトウエアガイドラインを含む)を確認し、「規約に同意してインストール」ボタンを押すとインストールが始まり、途中で表示の「ユーザーアカウント制御」確認画面で内容を確認して、「はい」ボタンを押すとインストールを継続します。

 Yahoo!ボックスのインストール

2) インストールが完了すると、「インストールの完了」が表示されるので、「完了」ボタンを押すことによりYahoo!ボックスプログラムがローディングが完了します。

 Yahoo!ボックスのインストールの完了

3) Windows 32bit版では、「Yahoo! JAPANのおすすめ」画面が表示されるので、おすすめのソフトウエアを選択し「OK」ボタンを押すと、再起動が促す画面が表示ますので、「はい」ボタンを押すとパソコンが再起動します。なお、Windows 64bit版では、「Yahoo! JAPANのおすすめ」画面が表示されず、再起動画面が表示されます。

 Yahoo! JAPANのおすすめ(Windows 32bit版)

4) パソコンの再起動後に「Yahoo!ボックスのセットアップ画面」が表示されるので、Yahoo! JAPAN IDとパスワードを入力して、「ログイン」ボタンを押します。
注) Yahoo! JAPAN IDを取得していない場合には、「Yahoo! JAPAN IDを取得」をクリックして、「Yahoo! JAPAN ID登録」画面でID、パスワード、お客様情報などの項目を入力して登録します。

 Yahoo!ボックスのセットアップ

5) 続いて同上セットアップ画面ボックスに、「Yahoo!ボックスの利用登録」の画面が表示されるので、指定事項を確認して「Yahoo!ボックスの利用登録」ボタンを押します。
 
 Yahoo!ボックスの利用登録

6) 続いて同上セットアップ画面ボックスに、「基本設定」の画面が表示されるので、「表示するコンピューター名」を入力し、Yahoo!ボックスフォルダーの設定項目を確認して「次へ」ボタンを押すと、「セットアップが完了しました」の画面が表示されるので、完了したことを確認したら「完了」ボタンを押します。

 基本設定

7) Yahoo!ボックスフォルダーが自動的に開き、Yahoo!ボックスのアイコンがデスクトップに表示されるので、 開いたYahoo!ボックスフォルダーにファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップで保存できます。Yahoo!ボックスの2回目以降からの起動は、デスクトップに表示されているYahoo!ボックスのアイコンをダブルクリックし、Yahoo!ボックスフォルダーを開きます。

 Yahoo!ボックスフォルダーを開く

9) ファイルをYahoo!ボックスフォルダーにドラッグ&ドロップするだけで簡単にアップロードできます。ただし、ドラッグ&ドロップしたファイルは、Yahoo!ボックスフォルダーに移動されアップロードされますが、移動したファイルは元のフォルダーには残りません。元のファイルを残したままアップロードしたい場合は、ドラッグ&ドロップせずに、ファイルをコピー&ペーストします。なお、Yahoo!ボックスフォルダーのファイルは、パソコン版Yahoo!ボックスから削除すると、ご利用のパソコンからも削除されます。

 ドラッグ&ドロップでファイルのアップロード

HDDファイルの二重ストレージ
パソコンのHDDファイルのデータを、インストールが完成したYahoo!ボックスのフォルダーにアップロードを行うと、各種のデータファイルを二重化して保存することが出来ます。
また、Yahoo!ボックスのフォルダーのファイルを、Webに接続されたパソコンにダウンロードすると、ファイルの共有が行えます。ファイルの共有は、Webに接続されたどこのパソコンとも共有化ができ、いつでも、必要とする者とがファイル単位に行うことができます。

 二重化ストレージの概念図

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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
カテゴリー別Index ITと技術 カテゴリー別総目次2006~2011年版ITと技術 カテゴリー別総目次2012年版
<前回 ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第2回 へ
次回 ITと技術 東芝未来科学館 ブラウン管発祥の元「東芝・堀川町工場」の地に2014年開館の未来科学館を見る

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kan-haru日記 ITと技術総目次(カテゴリー別INDEX)2012年版

2012年02月13日 | INDEX
kan-haru blog 2012  2月10日34版 スイス

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< SubINDEX ITと技術 カテゴリー別総目次2006~2011年版

   ITと技術 カテゴリー別総目次2012年版



1~5項INDEXは、カテゴリー別総目次2006~2011年版 参照 (ここをクリックして下さい)
  がすてなーに 東京ガスの科学館見学 10月18日
  ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その1 12月14日
  ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その2 12月16日



  ITと技術(7) 自宅のパソコンがある日インターネットに突然つながらなくなった 2月23日 
10 ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(1) 2月28日
11 ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(2) 3月3日
12 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その1 6月11日
13 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その2 6月13日
14 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その3 6月15日
15 ITと技術 Web 2.0時代のパソコン活用のヒント 7月19日
16 ITと技術 Web 2.0時代のIT Webデスクトップに触れてみる 7月21日
17 ITと技術 筑波宇宙センターとサイエンス・スクエアつくば見学 その1 10月26日
18 ITと技術 筑波宇宙センターとサイエンス・スクエアつくば見学 その2 10月28日



19 ITと技術 ロボット大国日本 「今年のロボット」2007 その1 1月15日
20 ITと技術 ロボット大国日本 「今年のロボット」2007 その2 1月17日
21 ITと技術 情報通信研究機構(NICT) 国の情報通信研究所で電波時計の設備を見る 5月31日
22 ITと技術 地図情報コンテンツ Googleマップのストリートビューをブログで使用して見る(第1回) 8月25日



23 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第1回) 1月17日
24 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第2回その1) 3月5日 
25 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第2回その2) 3月6日 
26 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第3回その1) 3月13日 
27 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第3回その2) 3月14日 
28 ITと技術 2008「今年のロボット」大賞 2009国際ロボット展で合同展示その1 12月19日 
29 ITと技術 2008「今年のロボット」大賞 2009国際ロボット展で合同展示その2 12月21日



30 ITと技術 プライベ-トクラウド Windows 7とXP PCによるクラウド活用第1回 2月22日
31 ITと技術 宇宙からブログの場所を見る 情報センターJAXAiと「地球観測画像特別展」(その1) 3月21日
32 ITと技術 宇宙からブログの場所を見る 情報センターJAXAiと「地球観測画像特別展」(その2) 3月23日
33 ITと技術 プライベ-トクラウド ブログ機能で簡易なクラウド的活用の個人情報共有の試み第2回 3月23日



34 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその1 2月8日
35 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその2 2月10日
36 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその3 2月12日
37 ITと技術 鉄道模型造り 1年6か月をかけて完成の里山ジオラマを見る 4月21日
38 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その1 11月21日
39 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その2 11月24日
40 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その3 11月26日



41 ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第1回 2月8日
42 ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第2回 2月10日
43 ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第3回 2月13日

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ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第2回

2012年02月10日 | ITと技術
kan-haru blog 2012 クラウドコンピュティング

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データファイルの二重保存
個人クライアントのパソコンのデータファイルを二重保存するには、データファイル用のHDDの他に別のストレージを必要とします。ユーザーがデスクトップとノートの2台のパソコンを有していれば、それぞれのパソコンのHDDに同じデータを持てば二重化となりますが、一般にノートパソコンの内蔵HDDはシステム用で、データ用には外付きのHDDが必要で、実現性としてあまり効果的な構成ではありません。
個人用としてデータファイルの二重保存するには、最近のクラウドサービスにより、オンラインストレージサービスが普及してきましたので、Webストレージを利用してデータファイルの二重保存が出来るようになってきました。

 Webストレージを利用してデータファイルの二重化

・Webストレージ
昨年10月7日にサービスを開始した、Yahoo! JAPAN のYahoo!ボックスは、無料で5GBのサイズのオンラインストレージサービスを開始して、写真、書類、共有、連携ファイルが使用できるようになりました。

 Yahoo!ボックス フォルダ

Yahoo! JAPAN では、Yahoo!ボックスのサービス開始前には、Yahoo!フォト(1GB)とYahoo!ブリーフケース(1GB)のサービスを行っており、現在は、それらのストレージは、データのアップロード機能は提供を終了しており、それらのデータはYahoo!ボックスへ自動的に移行されて、移行完了後にYahoo!ボックスで利用することになります。
Yahoo!フォトでのストレージ構造
Yahoo!フォトでの二重化ファイルのフォルダおよびファイルの構造は、HDDデータのファイルと同様な構成です。

 Yahoo!フォト

写真フォルダ内の写真データ格納の一覧表を示す。

 写真フォルダ内の格納データ一覧

格納写真データの「Gotenba1」をスクリーンサイズで表示する。

 写真 Gotenba1 スクリーンサイズ表示

Yahoo!ブリーフケースのストレージ構造
Yahoo!ブリーフケースでの二重化ファイルのフォルダおよびファイルの構造は、HDDデータのファイルと同様な構成です。

 Yahoo!ブリーフケース

ブリーフケースのフォルダは、HDDと同様に階層構造にとることができます。

 ブリーフケースのフォルダ一覧例

ブリーフケースのフォルダ内のファイルは、HDDと同様な構造になっています。

 ブリーフケースフォルダのファイル一覧表

Yahoo!ボックスのストレージ構造
Yahoo!フォトとYahoo!ブリーフケースが、Yahoo!ボックスのストレージに移行されると、Yahoo!ボックスでの「写真」と「書類」二重化ファイルのフォルダおよびファイルの構造は、図に示す構造となります。

 Yahoo!ブリーフケース ファイルフォルダ

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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
カテゴリー別Index ITと技術 カテゴリー別総目次2006~2011年版ITと技術 カテゴリー別総目次2012年版
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ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第1回

2012年02月08日 | ITと技術
kan-haru blog 2012 クラウド活用

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クラウド活用の記事として、2010年3月25日投稿の「ITと技術 プライベ-トクラウド ブログ機能で簡易なクラウド的活用の個人情報共有の試み第2回」で、雲の中の情報スペースとしてマイクロソフトのSkyDriveとGoogleドキュメントの活用例を記述しました。

 雲の中の情報スペース(再掲) 

ストレージ
前回記述の雲の中の情報スペースも、その後新たなサービスが誕生し、2011年末にYahooがオンラインストレージサービス“Yahoo!ボックス”が公開されました。
・Webストレージ
オンラインストレージサービスとは、インターネット上のファイル保管用のディスクスペースにデータを保存することができるサービスを云います。このオンラインストレージサービスでは、様々な形式のファイルをインターネット経由で雲の中の情報スペースに保存することができ、利用したいときに読み出すことができます。Webのインターネットベースであるので、パソコンの機種などに依存せず、またインターネットに接続可能な環境であればスマートフォンなどの端末でも使用でき、さらに、どこでも、いつでも、誰でも利用することができます。

 オンラインストレージサービス

・補助記憶装置
パソコン固定のハードディスクHDDは、初期のパソコン内でデータやプログラムを記憶する装置であり、以前のパソコンでは、フロッピーディスク、MO、CD-R、磁気テープなど共にHDDをストレージ(補助記憶装置)と称していましたが、最近では、DVD-Rなどへと変わってきています。
近年ではメーカー製PCのHDD の実装は、200GB、300GB標準搭載は当たり前になっており、外付けのHDDには、1TB(1000GB)以上の容量を持つものが一般に販売されています。このように、HDDの容量が増大する傾向は、従来のパソコンでは、テキストや文章・画像を主体にしたビジネス文書などの利用が主体でしたが、最近でははるかに大容量の音楽、映像を扱うことが増加し、通信回線の高速・大容量化の普及などにより大容量のリッチなコンテンツが増えたことなどにより、ストレージの拡張が必要です。

 補助記憶装置(Western_Digitalから)

Yahoo!ボックス
Yahoo!ボックスは、従来のサービスであった写真共有サービス“Yahoo!フォト”と老舗のオンラインストレージサービス“Yahoo!ブリーフケース”を統合した新しいオンラインストレージサービスです。このYahoo!ボックスは、5GBまで無償で利用できるほか、有償サービス“Yahoo!プレミアム”会員(月額346円)に加入していれば50GBまで無償で利用できる他、今後の提供サービスの予定では、300円の月額利用料金で1000 GB(1TB)が使用できると発表しています。

 Yahoo!ボックス

補助記憶装置の二重化
最近の傾向としてパソコンの補助記憶装置は、2台のHDDを準備して、1台は300GBの標準搭載のHDDにはパソコンシステムやプログラム用に使用して、1台はUSB外付きの1TBをデータ用に使い分けして使用しています。
パソコンのハードディスクのHDDは、機械構造の部品ですので使用期間が経過すると故障したり、寿命で損傷が発生します。そこで、大切な重要データの紛失を防ぐために、データファイルを別のストレージに保存してデータの二重保存をしておきます。HDDが損傷した場合には、保存データから復元してシステムを復元します。
個人使用のクライアントパソコンでは、経済性からデータの二重化はDVDなどに保存しておくケースが多いようですが、信頼性の面からはUSB外付きの1TBの予備のHDDを用意して二重化に備えると、短時間にシステムを復元できて万全です。

 HDDの二重化の例(PC onlineから参照)

しかし、今後はHDD と共に、1TBのYahoo!ボックスを二重化のストレージとして使用できるようになると、データ保存の安全性の確保と、オンラインストレージのデータは、インターネットに接続している、どこのパソコンやスマートフォンなどとデータを共有でき、パソコンの使用運用環境が増大します。
次回は、Yahoo! ブリーフケースの使用例を通して、データの二重化運用について見ていきます。

 Yahoo! ブリーフケースの使用例

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<前回 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その3 へ
次回 ITと技術 クラウド活用 ITの個人情報データファイルの多重保存による信頼化とデータの共有化第2回
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kan-haru日記 ITと技術総目次(カテゴリー別INDEX)2006~2011年版

2012年02月08日 | INDEX
kan-haru blog 2012  2月8日34版

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   ITと技術 カテゴリー別総目次2006~2011年版



  パソコンは、いつでもまともに動くとは限らない 4月21日
  パソコンは突然に機嫌が悪くなる 5月23日
  トラブル多頻発で、奮闘に追われる我が家のパソコン その1 6月22日
  トラブル多頻発で、奮闘に追われる我が家のパソコン その2 6月25日
  地球シミュレータ(海洋研究開発機構横浜研究所) 見学 8月3日
  がすてなーに 東京ガスの科学館見学 10月18日
  ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その1 12月14日
  ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その2 12月16日



  ITと技術(7) 自宅のパソコンがある日インターネットに突然つながらなくなった 2月23日 
10 ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(1) 2月28日
11 ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(2) 3月3日
12 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その1 6月11日
13 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その2 6月13日
14 ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その3 6月15日
15 ITと技術 Web 2.0時代のパソコン活用のヒント 7月19日
16 ITと技術 Web 2.0時代のIT Webデスクトップに触れてみる 7月21日
17 ITと技術 筑波宇宙センターとサイエンス・スクエアつくば見学 その1 10月26日
18 ITと技術 筑波宇宙センターとサイエンス・スクエアつくば見学 その2 10月28日



19 ITと技術 ロボット大国日本 「今年のロボット」2007 その1 1月15日
20 ITと技術 ロボット大国日本 「今年のロボット」2007 その2 1月17日
21 ITと技術 情報通信研究機構(NICT) 国の情報通信研究所で電波時計の設備を見る 5月31日
22 ITと技術 地図情報コンテンツ Googleマップのストリートビューをブログで使用して見る(第1回) 8月25日



23 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第1回) 1月17日
24 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第2回その1) 3月5日 
25 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第2回その2) 3月6日 
26 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第3回その1) 3月13日 
27 ITと技術 確定申告 平成20年確定申告をe-Taxで申請してみる(第3回その2) 3月14日 
28 ITと技術 2008「今年のロボット」大賞 2009国際ロボット展で合同展示その1 12月19日 
29 ITと技術 2008「今年のロボット」大賞 2009国際ロボット展で合同展示その2 12月21日



30 ITと技術 プライベ-トクラウド Windows 7とXP PCによるクラウド活用第1回 2月22日
31 ITと技術 宇宙からブログの場所を見る 情報センターJAXAiと「地球観測画像特別展」(その1) 3月21日
32 ITと技術 宇宙からブログの場所を見る 情報センターJAXAiと「地球観測画像特別展」(その2) 3月23日
33 ITと技術 プライベ-トクラウド ブログ機能で簡易なクラウド的活用の個人情報共有の試み第2回 3月23日



34 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその1 2月8日
35 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその2 2月10日
36 ITと技術 日本の宇宙技術 講演と宇宙展を見て小惑星物質を持ち帰ったはやぶさの技術に誇りその3 2月12日
37 ITと技術 鉄道模型造り 1年6か月をかけて完成の里山ジオラマを見る 4月21日
38 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その1 11月21日
39 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その2 11月24日
40 ITと技術 2011国際ロボット展 隔年開催のロボット展で第4回ロボット大賞の受賞ロボットが合同展示その3 11月26日

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大森町界隈あれこれ 第16回大田工業フェア 中小企業を中心に工業技術や新製品を紹介する展示商談会

2012年02月06日 | 大森町界隈あれこれ イベント
kan-haru blog 2012 抽選会で当たった株式会社エステックの黒猫スキャット   

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おおたく産業プラザ(←ここをクリックでアクセス図を表示)(大田区南蒲田1-20-20)では、区内企業への産業振興の一環として開催する自主企画展の大田工業フェアが、2月2~4日まで開催されましたので2日に見てきました。

 大田工業フェア招待券

大田工業フェア
「おおた工業フェア」は、主催が大田区、(公財)大田区産業振興協会、(社)大田工業連合会で、後援が経済産業省関東経済産業局、東京都、(独)中小企業基盤整備機構関東支部、東京商工会議所大田支部、日刊工業新聞社で、協賛が(一般社)日本機械学会、(公社)精密工学会、(社)発明協会、(社)プラスチック成型加工学会、(公社)砥粒加工学会、型技術協会などの多数の学会、団体や自治などが参加しての工業フェアです。

 おおた工業フェア案内(左・中・右写真拡大)

工業フェアの目的は、高度技術の集積地である大田区の中小企業を中心に、様々な工業技術や新製品を紹介する展示商談会です。工業フェアも第16回と回を重ね、各方面からの注目度も高まり、新たな外注先を求める企業の方々が多く来場します。工業フェアに出展する対象企業は、自社の得意技術や技能を武器に新たな取引先や市場開拓を目指す企業や、研究開発した技術や製品の売込みを目指す企業、産学交流による成果の商品化を目指す企業等です。

 大田工業フェアガイドブック

・1階大展示ホール展示
1階大展示ホール会場は、おおたく産業プラザのエントランスを入るとすぐ左に入場記帳のテーブルがあり、入り口を入ると入場登録受付です。

 大展示ホール

入場登録受付の奥の中央広場は商談・休息スペースでその奥は、ステージです。商談・休息スペースの左側の手前の列の展示企業は、大田ブランドゾーンの19企業が出品の大田名品区コーナーです。大展示ホール出展者一覧(←ここをクリックで表示)

 大展示ホール展示会場1(:ステージ前の商談・休息スペース、:大田ブランドゾーン)

商談・休息スペースの左2列目の展示企業は、機械・装置ゾーンで26番から36番のブースが出品しています。

 機械・装置ゾーン(写真拡大)

企業グループゾーンには、東京都中小企業振興公社ブースを中心として複数の大田区異業種交流会のグループの企業が出品しています。また、このゾーンには大田グループネットワークや大田工連青年部ブースなども出品しています。

 異業種交流グループブース(:東京都中小企業振興公社ブース、:大田区異業種交流グループブース)

なお、1階大展示ホールには、この他大田区中小企業新製品・新技術入賞企業ゾーンや、電気電子・ソフト開発ゾーン、精密切削・各種加工技術ゾーン、機械要素・切削工具ゾーン、樹脂加工ゾーン、海外関連機関ゾーンなどが展示ブースを設けています。

・2階小展示ホール展示
1階のエントランスにある階段を2階に上がると、左側の小展示ホールには、がんばろう!日本ゾーンと広域連携ゾーンのブースが展示している外、ガイドブックコーナーと大田区優工場パネル展示コーナーおよび抽選会場があります。小展示ホール出展者一覧(←ここをクリックで表示)

 小展示ホール

抽選会場で引いたら、トップ写真の株式会社エステックの黒猫スキャットが当たり、カレンダーと共に頂いてきました。黒猫スキャットは、株式会社エステックで販売しています。

 2階小展示ホール展示会場(左上:がんばろう日本ゾーンへの入口、中上:大田区優工場パネル展示コーナー、右上:抽選会場、左下中下右下:小展示ホール展示ブース)

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イベント 江戸東京博物館 討入り時期に絵で楽しむ忠臣蔵と辰年に因んで歴史の中の龍展その2

2012年02月04日 | イベント
kan-haru blog 2012 登龍丸と龍角散の看板 

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歴史の中の龍展
十干十二支で2012年は壬辰であり、壬は十干の9番目であり、陰陽五行で「水」性の陽に当たります。海洋や大河の水を象徴するそうです。また、「壬」の字は、「妊」の意味で、草木の内部に新しい種子が生まれた状態を表しているそうです。十二支の5番目の辰は創造上の動物の龍があてられており、方位は東南東に割り当てられ、また時刻は午前8時を中心にした7時~9時です。
その辰年に因み、江戸東京博物館の常設展では、前回記述の「絵で楽しむ忠臣蔵」と併設して「歴史の中の龍」が平成23年12月3日より平成24年1月29日まで開催されましたので、1月4日に見てきました。

 企画展パンフレット

「歴史の中の龍」展の会場は、「絵で楽しむ忠臣蔵」展と隣り合った、常設展示室5階の第2企画展示室に展示されていました。
龍は想像上の動物であり、説明展示の図で見ると他の動物と9つの類似点があるそうであり、頂は蛇、角は鹿、耳は牛、頭は駱駝、眼は兎、腹は蜃、掌は虎、爪は鷹、鱗は鯉であるそうで、その他背中は81枚の鱗があり、口の傍に髭が生え、喉の下に逆鱗があり、声は銅盤を打つ音に似ており、頷の下に珠があり、頭の上に山の形をした博山があり、気を吹いて雲を作りそれを水に変えまた火に変える動物であると称しています。

 「歴史の中の龍」展(:「歴史の中の龍」展会場、:龍とは)

龍展の展示構成は、第1章の「十二支のなかの龍」では6点が展示され、第2章の「龍の力」では19点が展示され、第3章の「粋な龍」では14点が展示された3部構成で、出品資料名は「歴史の中の龍出品リスト」(←ここをクリック)を参照してください。

十二支のなかの龍
中国から伝わった十干十二支の動物により年月日や時刻を表わしており、また方角と地名を結びつけています。第1章の「十二支のなかの龍」の展示作品には、十二支の動物を見立てた職人を描いた「十二支見立て職人づくし 歌川国芳」(9122038)には、十二禽獣の辰に扮した玉みがきの江戸職人「玉師」(上段中央)が描かれています。
また、十二支は方角と地名を結びつけており、辰は江戸から見て辰巳の方角(南東)に位置する深川に因んで、展示品の「見立十二支 辰 深川八幡富士 橋本周延・延房」(86200908)には深川八幡宮の別当永代寺の庭園の富士塚が描かれています。さらに、江戸時代の時刻は、日の出を昼の6時とし、日没を夜の6時とした不定時法を前提として製作されており、季節による変動を錘により時間を調整していました。江戸時代の時の呼び方は、真夜中の午前0時(11~1時)を子の刻とし、明け六つの6時(5~7時)が卯の刻で、辰は午前8時(7~9時)を示しています。

 十二支のなかの龍(:十二支見立て職人崩し 歌川国芳91220038、:見立十二支 辰 深川八幡富士 橋本周延・延房86200908、:和時計90363039)

龍の力
龍は、中国では「鱗虫の長」とされ、日本でも蛇や魚に近い種として考えられていました。西洋では悪魔のイメージとして捉えられていますが、東洋では空を飛び、雨や稲妻を自在に起こす霊力を持った存在として崇拝され、神や高貴な者の象徴と捉えています。
第2章の龍の力の展示品には、緊迫した場面で龍の力にあやかりたいと、願を込められて龍を意匠に用いてきた、武具や火事装束などのさまざまな物品を観ます。トップ図の登龍丸や龍角散の薬の看板は、名前に「龍」を使った薬は配合されていた生薬名に由来しているようですが、特別な力を持っているというイメージを作るために付けられたのではと思われます。
「訓蒙図彙」龍魚・蟲介の中村愓斎編・源三郎画は、1666年(寛文6年)に出された図解百科事典で、社会生活や動植物が全20巻に載せられ、巻14の魚類に龍属が納められています。江戸時代末期に葛飾北斎が描いた「北斎漫画 二・四編」には、「龍」、「応龍」、「だ龍」、「雨龍」と種類が描き分けられています。
タツノオトシゴは、ヨウジウオ科の固骨魚で、日本ではその姿から「リュノコマ」、「タツノコ」などとも呼ばれています。地域によっては干した物を、妊婦に「安産のお守り」として持たせるところもあるそうです。

 龍の力展示品1(:「訓蒙図彙」龍魚・蟲介、:北斎漫画 二・四編、:)

江戸時代後期には、女子も緋色の羅紗地に金糸で龍の刺繍をほどこした、烏帽子形の頭巾、胸当、羽織の武家火事装束を着用して邸内の防化や避難誘導にあたりました。
刺子袢纏は、防火被服として、江戸期から明治時代にかけて使用されました。構造は、木綿製の布地を細かく雑巾刺しに、二重三重に重ね合わせて作られています。絵柄を入れることが当時は「粋」とされていました。
日本の消防ポンプのあゆみは、龍吐水に始まり、放水する様子が龍が水を吐くように見えたことから名付けられたと云われています。展示の龍吐水は、江戸時代中ごろから明治10年代にかけて使用されてきました。

 龍の力展示品2(:武家火事装束女子用烏帽子形火事頭巾、:刺子袢纏 明治時代前期、:龍吐水)

粋な龍
龍の意匠は、特別の物だけでなく、日常用品にも使用されていました。江戸時代には、たばこ入れや印籠、櫛、(こうがい)など、龍の意匠は粋でお洒落な強さを感じさせるところで様々な装飾品に使われています。
赤羅紗登り龍文刺繍箱迫(江戸時代後期)は、龍文刺繍がされた女性が懐に挟み込んで使用する装身具入れです。漆塗龍模様付櫛・笄(昭和時代前期)は、櫛と笄にはセットで龍が描かれ、櫛の龍には珠を持っています。
長板中形型紙 宝づくしに龍文(昭和時代前期)は、浴衣を模様染めするための型紙で、木綿の藍染と糊防染めを組み合わせた江戸時代以来の染め技法で、紺地に白模様か、白地に藍模様で染めます。展示の型紙は、龍の顔、鳳凰、宝珠、打出の小槌などの目出度い模様が染め抜かれます。

 粋な龍展示品(:赤羅紗登り龍文刺繍箱迫 江戸時代後期、:漆塗龍模様付櫛・笄 昭和時代前期、:長板中形型紙 宝づくしに龍文)

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番外編カテゴリー別ブログ記事の検索と見方 2月INDEX

2012年02月01日 | INDEX
kan-haru blog 2012 2月1日41版

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 1 大森町界隈あれこれ 大森町に住んで65年!
 2 大森町界隈あれこれ 空襲編若山武義氏手記 総目次
  2-1 大森町界隈あれこれ 鎮魂! 大森町大空襲 (第1編)
      付 東京大空襲 ~あれから61年~
  2-2 大森町界隈あれこれ 手記第2編 戦災日誌中野編
  2-3 大森町界隈あれこれ 手記第3編 戦前戦後目黒にて
 3 大森町界隈あれこれ 戦後編若山武義氏手記 総目次
  3-1 大森町界隈あれこれ 戦後史編手記 第1~4編総目次
 4 大森町界隈あれこれ 大森町の社寺
 5 大森町界隈あれこれ 大森町商店街
 ■ 大森町界隈あれこれ 大森町商店街 京急高架化関連で変貌が進む大森町駅周辺の商店街 1月15日
 6 大森町界隈あれこれ 大森海苔
 7 大森町界隈あれこれ 京浜急行関連
  ◇ 2006・2007年版2008年前期版2008年中期版2008年後期版2009年前期版2009年中期版2009年中Ⅱ期版2009年後期版2010年前期版2010年前Ⅱ期版2010年中期版2010年後期版2011年前期版2011年後期版2012年前期版
 8 大森町界隈あれこれ 大森町風景
 ■ 大森町界隈あれこれ 新年を準備の大森町周辺の風景・風物 年末・年始の商店と氏神諏訪神社を歩く 1月5日
 ■ 大森町界隈あれこれ 正月恒例 大森町第1京浜国道の第88回箱根駅伝風景その1 1月8日
 ■ 大森町界隈あれこれ 正月恒例 大森町第1京浜国道の第88回箱根駅伝風景その2 1月10日
 ■ 大森町界隈あれこれ 正月恒例 大森町第1京浜国道の第88回箱根駅伝風景その3 1月12日
 9 大森町界隈あれこれ イベント  
10 大森町界隈あれこれ 大森町学びや
 
  大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 サブ・カテゴリー別目次

11 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 Sub INDEX
  ◇ 関連側道高架化全工区下り線工事2012年前期版高架化全工区下り線工事2011年後期版高架化全工区下り線工事2011年前期版高架化全工区下り線工事2010年版全工区統合2009年版全工区統合2010年版、大森町付近工区:2006・2007年版2008年版2009年版梅屋敷付近工区、京急蒲田付近工区:2006~2008年版2009年版雑色付近工区糀谷付近工区
 ■ 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第25回その1) 1月17日
 ■ 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第25回その2) 1月20日
 ■ 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第25回その3) 1月22日
 ■ 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第25回その4) 1月25日
 ■ 大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 全工区統合下り線高架化工事編(第25回その5) 1月27日

  一般 カテゴリー別目次

21 風景・風物詩 総目次
  ◇ 2006・2007年版2007・2008年版2008~2010年版2010~2011年版 
22 小さな旅 総目次
  ◇ 2006~2009年版2009~2011年版
23 旅ものがたり 総目次
24 秋葉原界隈 総目次
25 イベント 総目次
  ◇ 2006・2007年版2008年版2009・2010年版2010・2011年版
 ■ イベント 両国ちゃんこ鍋 吉良邸跡近くで仇討ち入りに異業種交流会H11の忘年会を行うその2 1月3日
 ■ イベント 江戸東京博物館 討入り時期に絵で楽しむ忠臣蔵と辰年に因んで歴史の中の龍展その1 1月30日
26 ITと技術 総目次
27 Weblog 総目次

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