kan-haru blog 2008
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大森海苔のふるさと館オープン
丁度1年前の4月にオープンした大森ふるさとの浜辺公園内に、「大森海苔のふるさと館」が今年の4月6日にオープンしましたので、行ってみました。
当日は、10時からオープニングセレモニーが行われるとパンフレットに書いてありましたので、9時半頃に着くように出かけるとふるさと館周辺は沢山の人が来ておりました。
しかし、オープニングセレモニーに出られるのは関係者に限られ、一般の入場は10時半からということで、ふるさと館周辺のふるさとの広場のベンチで時間を過ごしました。

大森海苔のふるさと館
オープニングのイベントとして、長さ6メートルのジャンボのり巻き作りや「のりすき」体験が行われ、参加整理券を貰う長蛇の行列がならびました。

のりすき整理券予約 ジャンボのりまき作り予約 ジャンボのりまき作り会場
また、昨年まで大森町駅近くの大森海苔会館で行われていた「のり祭り」(「大森町界隈あれこれ 大森海苔物語 のり祭り」参照)が、今年は海苔のふるさと館で開催され、恒例の大森海苔問屋による即売会や「海苔産地あて」などが催され、満員の盛況でした。

恒例の海苔問屋によるのり祭り
海苔のふるさと館の前庭では、養殖海苔の着いた海苔網が展示してあり、大勢で海苔をとり容器に入れたり、口に入れたりして海苔採食を味わっておりました。2004年に多摩川河口で海苔の生存が確認され、昨年から44年ぶりで大森の浜辺で海苔養殖を試みております。

ふるさと館前庭の養殖海苔が付いた海苔網(左写真拡大)
玄関前では、都立美原高校の和太鼓演奏や大森甚句研究保存会の大森甚句などの演出が行われました。

海苔のふるさと館オープニングのイベント
・大森甚句
甚句は、江戸時代に生まれたとされ、日本の各地の民謡で使われている曲形式であり、「大森甚句」は東京湾大森で行われていた海苔漁業の労働歌として歌われていたと云います。
大森海苔のふるさと館展示資料
海苔のふるさと館は3階建てで、海苔養殖の歴史や生産技術の伝統文化を伝える、国の重要有形民俗文化財に指定されている、海苔生産に使われていた貴重な用具など800点余りが展示されています。
ふるさと館オープニングの当日は、多数の見学者の来場のため、入場を制限しての入館のため展示物を見る状態では無いので、日を改めて4月11日に展示施設を見にきました。

混雑する海苔のふるさと館オープニング
・1階展示施設
1階展示施設は、展示室と体験学習室があり、展示室には国の重要文化財に指定されている全長13mの海苔船やべか船が中央に展示してあります。地元では、べか船(櫓付きの一人乗りの小船)を伝馬船などとも呼んでいました。
また、右のコーナーには、海苔の養殖場面、海苔つけ場をジオラマで展示してあります。昭和30年代には、近所の家が海苔養殖業であったので、情景復元の場面を見て想い出が再現されました。
さらに、体験学習室では、ひび立て、海苔つけ、海苔焼きの体験実習を実施し、海苔ライブラリーでは海苔に関する情報が提供されます。

重要文化財指定海苔船 櫓付き一人乗りべか船 海苔つけ場ジオラマ
・2階展示施設
2階の展示室には、「海苔の歴史」、「海苔つくりの一年」、「大田海苔劇場」、「海苔下駄体験コーナー」、「企画展示ギャラリー」などのコーナーがあり、海苔の養殖場で使う海苔下駄を履いたりして、海苔の歴史・文化を知ることができます。

2階展示室の海苔の生産道具(左・中・右写真拡大)
また、講座室では、浜辺の生き物などの講座が行われます。
奥の収蔵庫には、貴重な海苔生産用具などの道具が保管されております。

国指定文化財収蔵庫
・3階施設
3階の施設は、展望休憩コーナーで、ふるさとの浜辺公園の浜辺の展望や、沢山集まるかもめやカモなどの野鳥の観察と、羽田空港を発着するジャンボ機の遠望などには都内で有数な場所です。

3月のふるさとの浜辺公園はかもめやカモの野鳥のオアシス(左・中・右写真拡大)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(4月分掲載Indexへ)
カテゴリー別Index 大森町界隈あれこれ 大森海苔総目次 へ
<前回 大森町界隈あれこれ 海苔の歴史を学び体験する 大森海苔のふるさと館オープン その1 へ
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大森海苔のふるさと館オープン
丁度1年前の4月にオープンした大森ふるさとの浜辺公園内に、「大森海苔のふるさと館」が今年の4月6日にオープンしましたので、行ってみました。
当日は、10時からオープニングセレモニーが行われるとパンフレットに書いてありましたので、9時半頃に着くように出かけるとふるさと館周辺は沢山の人が来ておりました。
しかし、オープニングセレモニーに出られるのは関係者に限られ、一般の入場は10時半からということで、ふるさと館周辺のふるさとの広場のベンチで時間を過ごしました。

大森海苔のふるさと館
オープニングのイベントとして、長さ6メートルのジャンボのり巻き作りや「のりすき」体験が行われ、参加整理券を貰う長蛇の行列がならびました。

のりすき整理券予約 ジャンボのりまき作り予約 ジャンボのりまき作り会場
また、昨年まで大森町駅近くの大森海苔会館で行われていた「のり祭り」(「大森町界隈あれこれ 大森海苔物語 のり祭り」参照)が、今年は海苔のふるさと館で開催され、恒例の大森海苔問屋による即売会や「海苔産地あて」などが催され、満員の盛況でした。

恒例の海苔問屋によるのり祭り
海苔のふるさと館の前庭では、養殖海苔の着いた海苔網が展示してあり、大勢で海苔をとり容器に入れたり、口に入れたりして海苔採食を味わっておりました。2004年に多摩川河口で海苔の生存が確認され、昨年から44年ぶりで大森の浜辺で海苔養殖を試みております。

ふるさと館前庭の養殖海苔が付いた海苔網(左写真拡大)
玄関前では、都立美原高校の和太鼓演奏や大森甚句研究保存会の大森甚句などの演出が行われました。

海苔のふるさと館オープニングのイベント
・大森甚句
甚句は、江戸時代に生まれたとされ、日本の各地の民謡で使われている曲形式であり、「大森甚句」は東京湾大森で行われていた海苔漁業の労働歌として歌われていたと云います。
大森海苔のふるさと館展示資料
海苔のふるさと館は3階建てで、海苔養殖の歴史や生産技術の伝統文化を伝える、国の重要有形民俗文化財に指定されている、海苔生産に使われていた貴重な用具など800点余りが展示されています。
ふるさと館オープニングの当日は、多数の見学者の来場のため、入場を制限しての入館のため展示物を見る状態では無いので、日を改めて4月11日に展示施設を見にきました。

混雑する海苔のふるさと館オープニング
・1階展示施設
1階展示施設は、展示室と体験学習室があり、展示室には国の重要文化財に指定されている全長13mの海苔船やべか船が中央に展示してあります。地元では、べか船(櫓付きの一人乗りの小船)を伝馬船などとも呼んでいました。
また、右のコーナーには、海苔の養殖場面、海苔つけ場をジオラマで展示してあります。昭和30年代には、近所の家が海苔養殖業であったので、情景復元の場面を見て想い出が再現されました。
さらに、体験学習室では、ひび立て、海苔つけ、海苔焼きの体験実習を実施し、海苔ライブラリーでは海苔に関する情報が提供されます。

重要文化財指定海苔船 櫓付き一人乗りべか船 海苔つけ場ジオラマ
・2階展示施設
2階の展示室には、「海苔の歴史」、「海苔つくりの一年」、「大田海苔劇場」、「海苔下駄体験コーナー」、「企画展示ギャラリー」などのコーナーがあり、海苔の養殖場で使う海苔下駄を履いたりして、海苔の歴史・文化を知ることができます。

2階展示室の海苔の生産道具(左・中・右写真拡大)
また、講座室では、浜辺の生き物などの講座が行われます。
奥の収蔵庫には、貴重な海苔生産用具などの道具が保管されております。

国指定文化財収蔵庫
・3階施設
3階の施設は、展望休憩コーナーで、ふるさとの浜辺公園の浜辺の展望や、沢山集まるかもめやカモなどの野鳥の観察と、羽田空港を発着するジャンボ機の遠望などには都内で有数な場所です。

3月のふるさとの浜辺公園はかもめやカモの野鳥のオアシス(左・中・右写真拡大)
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